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コンサータ18mg日記             2日目6月23日②

目が覚めても視覚はしゃっきりしている。いったいどれだけ効いているんだろう。わたしの脳。

朝起きて子どもを学校に行かせるまでの体の動かなさ、重たさ。
今日はかんたんにご飯を済ませて7時半にはコンサータ錠18mgを
飲む。そして子どもは学校に行く。行きたくない行きたくないと毎日のように訴えてくるけれど、なんだかんだいって毎日学校に行くからそれはそれで
すごいことだと思う。
今日はコンサータ錠18mg以前に約束していた友だちと会うことにしていた。コンサータ錠18mg以前はほんとうにもうどうしようもなくて、この友だちが おかずもっていったろうか。と言うてくれたことがうれしかった。
だから、この友だちと会うこと、約束の場所に行けることを目標にして、まあ何とかと約束をしたのが今日だったが コンサータ錠18mg以降のわたしは 今はただ文章を打ちこみたい。それしかない塊になっているので家を出る時間の少しまえにタイマーをかけて、それまでは文章を打ちこめるだけ打ち込むのだった。そうして時間までに食洗器をセットしてスタートボタンまでたどりついた、というより、今まではたどりついた、と表現してしまうよ
うなそんな工程だったけれど、今日は昨日から続いているしゃかしゃか感で
食洗器スタートボタンまでの道のりはそう辛くなかった。
それまでにもいろんなものを仕舞う、そのひとつひとつ、あるいは服を決める、決定までの時間。何にも迷うことがなかった。部屋干ししていた洗たくものだって ちゃっ、という間にピンチから外れて、外したものをその辺に置いておいて 帰ってからちゃんとたたもうと思うくらいには冷静で 電車に乗っているときも わたしの根本は変わってはいないが、死にかけていたクリエイティビティーだけが生きかえって、今日さげてきたちょっと何々編み。アジア雑貨で売られているようなメルカドバック風のかばんの取っ手のところをちょっと曲げたらうさぎの耳やんか。みたいなほんとうに子どもっぽいことを思ってひとり。という感じで電車にのって。結局約束の時間よりもはやくについた。
そうしてお茶の店に入って食べて飲んで、話して話つづけていくのだけれど、友だちは元気そうで ひとがいくら働きかけてもそのことでひとが元気になるのはたかが知れていて やっぱり本人が元気になりたいと思う。そうして元気になっていくのは根本的に元気の根が深いなあと思った。
家族とかでないと、なかなか人に元気をあげるなんて大それたことはできひんのやなあ。
まあひとが前を向いているのを見るのはうれしい。

家のほうに帰ってきたら友だちから
今日は薬を止めているとラインに書いてある。


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