TFJ_キックオフ

Teach For Japan と出逢い、そして恋に落ちた②~学生インターンで学んだこと~

Moi!

ご無沙汰しておりますmagaranです!

フィンランドの大学の教育学部に留学に来てからもうすぐ1か月が経とうとしています。9月に入ってから授業が本格的に始まり、予想以上に忙しい毎日を過ごしていますが、その割には心も身体も元気です。

むしろ、知れば知るほど面白いことばかりで、どんどんどんどん探求していきたくなっちゃう。

”世界ってこんなに面白い場所だったんだ!”

と言ったら大げさかもしれませんが、本当に今まで自分がいかに狭い世界で生きてきたか、まさに「無知の知」を思い知らされています。毎日毎日湧き出る好奇心が止まらない。好奇心で胸が痛くなるのは21年生きてきて初めての経験です。

さて!フィンランドの話はいくらでも語れるのですが、また前置きが長くなりそうなので(笑)、さっそく本題へ移りましょう!

私はフィンランドに来る前(来た後も少し)の3か月間、Teach For Japanでインターンシップをしていました。Teach For Japanとは、「教室から世界を変える」をビジョンに掲げ、社会のあらゆるセクターから教育課題を解決していこうというNPOです。Teach For Japanについては前回の記事で紹介しているので、興味のある方はぜひぜひそちらもご覧ください。(と言って前回の記事読み返したら文章ひどすぎてワラエナイ、、、。noteで文章力も上げていけたらいいな。読み苦しくて申し訳ありませんが、少しずつimproveしていきますので温かく見守っていただけたら幸いです(´;ω;`))

今回は、Teach For Japanが採用している「キャンパスアンバサダー(CA)」という学生インターンがどんな活動をしているのか、そして私自身が3か月のインターンを終えてみて感じたこと、考えたことについて書いていこうと思います。

後半は私自身のリフレクション部分が大きくなるので、シンプルにキャンパスアンバサダーについて知りたい方は前半部分だけ読むことをお勧めします✨

それではlet's go!!😊

目次:
・TFJのインターン!キャンパスアンバサダー(CA)とは?
・CA4期の全体像
・あっきーチームのプロジェクト~TFJのインターンを作ろう!~
・インターン作りを通して学んだこと「チームビルディングの重要性」
・CA全体を通して学んだこと。「勢いで行動」はもう終わり

TFJのインターン!キャンパスアンバサダー(CA)とは??

キャンパスアンバサダー(以下CA)とは、Teach For Japanが採用している学生インターンシップです。

2年ほど前に第1期がスタートし、つい先月4期の活動が終了しました。終了したというのは「オフィシャルには」ということで、実際には多くの学生がインターン終了後も自分なりにTFJとの関わり方を見つけ、活動しています。

そもそも現在CAプログラムを作り、運営しているのは、CA1期に参加していた野口貴裕さん。TFJコミュニティを盛り上げていきたいという思いから、今も絶賛次期のCA作りに奔走しています。

CAには、教育に興味がある様々なバックグラウンドの人が集まります。将来教員を目指す人もいれば、全く違う職に就く人もいる。個々人が持っている教育に対する考えも想いも課題意識も多様です。

私が参加した4期では、北は秋田、南は九州まで全国各地から集まった教育モンスターたちが、それぞれのプロジェクトに熱く取り組んでいました。

CA4期の全体像

Teach For Japanのフェローとして2年間現場で教員をしたアラムナイたちは、その後教育のあらゆるフィールドで活躍しているという話を前回しました。

例えば、フェロー2期として小学校教員を2年経験した木村彰宏さん。現在は、株式会社LITALICO、一般社団法人答えのない学校、プロジェクトファシリテーター、津和野町の幼児教育アドバイザー、企業研修、キャリア教育、そしてTFJの採用担当と幅広い分野で活躍されています。

CA4期は、「フェローの右腕プログラム」と題して、そんなアラムナイたちの下でプロジェクトに取り組む、というもの。学生は自分で取り組みたいことをベースにどのアラムナイの下につきたいか決め、だいたい1人のアラムナイにつき5,6人の学生がチームとなって活動していきます。

私は、自分自身で何か1からプロジェクトを作り上げてみたかったので、「学生がやりたいことを全力でサポートするよ!」と謳っていた木村彰宏(あっきー)さんのチームに入りました。

ちなみに他には、TFJについての記事を書きながらウェブマーケティングについて徹底的に学ぶチーム、10月の「教師の日」のプロモーションを考えるチームなど、「経験したい」「学びたい」「教育という分野で自分が何がしたいのか考えたい」学生にとってとても魅力的なチームが様々ありました。

6月始めのキックオフイベント、7月半ばの全体研修だけ4期全体で集まる機会がありましたが、それ以外は基本チームでプロジェクトを進めていきました。

ここからは、私があっきーさんチームで取り組んだプロジェクトについて書いていきます。

あっきーチームのプロジェクト~TFJのインターンを作ろう!~

あっきーさんチームに集まったのは、私を含めて5人。愛知と、群馬と、東京(大学はアメリカ)と、兵庫と、秋田(私)の大学生。

ちょっと待って、皆地域ばらばらすぎやしないかい??(笑)

ばらばらなのは地域だけではありません。インターンに参加した目的もばらばらであれば、教育に興味を持った理由もばらばら。そんなばらばらな5人だけれど、たった一つ共通しているものがありました。それは、

教育に対する底知れない熱意。

インターン中はとにかく時間がなく、プロジェクトを進めることに精一杯で一人ひとりの話を深く聞くことはできなかったけれど、一緒に作っていてそれぞれの想いは田沢湖にも負けず劣らずの深さがあるなとひしひし感じました。(ちなみに田沢湖は日本一深い、秋田の湖です。知ってましたか??)

6月半ばの最初のオンライン顔合わせで①個人プロジェクト②チームプロジェクトの2つを進めていくことで合意し、本格的にあっきーチームのインターンが始まりました。

個人的に、個人で進めた個人プロジェクトよりもチーム全体で進めたチームプロジェクトの方がめちゃくちゃ学びが深かったので、チームプロジェクトの話を詳しくしていこうと思います。

私たちのチーム企画は、

「次期のTFJインターンを作る」こと。

一人ひとりがこの右腕プログラムに期待すること、この3か月を終えた後どんな自分になっていたいかをクリアにし、目的を擦り合わせた結果、この5人がチームとしてできる最高のアウトプットが「インターンを作る」ことだ、ということで一致しました。

チームプロジェクトの方向性が決まってから8月末のまとめ会まで約1か月半。すでに3か月のインターン期間のうちの半分が経過していました。そこから1か月半、私たちは次期のインターンを作るべく、全力で駆け抜けていきました。

と言いたいところですが、、、(笑)

このインターン作り、そう甘くはなかったのです。

インターン作りを通して学んだこと

「チームビルディングの重要性」

私たちは、教育への熱意がめちゃくちゃある。

何か用意されたものをやるのではなく、「自主企画をやりたい」という想いであっきーチームに入ってきた。

自分についても教育課題についてもかなり言語化できていて、自ら主体的に企画を進めていくことへのハードルも少ない。

そんな5人だったから、始めのミーティングであっきーさんに「自分たちで進めていきたい?それとも俺(あっきーさん)が主導したほうがいい?」って聞かれたときも、迷わず「自分たちで」と答えました。自分たちで作っていけると思ったし、その方が自分たちの学びも大きいと考えたからです。

しかし。

始めの方こそなんとか時間を合わせて進めていたものの、だんだんとミーティングとミーティングの間の期間が長くなり、ついに2週間一歩も動かない、という事態に陥ってしまいました。

なぜか?

8月末の反省会であっきーチームの2人と話した時に、主にこの2つが原因だったのではないかという結論に至りました。

お互いをよく知らないままのスタートだったこと

役割分担をはっきりしていなかったこと

①については、一番始めの顔合わせミーティングで少し自己紹介をしたものの、一人ひとりの深ーい部分まで語り合うことがなかったのが、結果として「どうするべきかわからない」状態になってしまったのだと思います。お互いをよく知らないから、このチームにおいて自分をどの立ち位置に置けばよいのかわからない。完全にチームとして成り立っていなかったなぁと思います。

②についても、誰がリーダーシップをとるか、誰がミーティング日程を管理するか等決めないままなんとなく途中まで来てしまいました。途中まではそれでもよかったけれど、だんだんとプロジェクトが進むにつれてそれだと回らなくなっていってしまった。その結果、やる気はあるけどどうそれを発揮すればわからない、空回り状態に陥ってしまいました。細かいところだけれど、どんなに小さな組織でもチームとして回っていくために大事なことであるんだなぁと学びました。

結局、8月の半ばに一度あっきーさんにミーティングに入ってもらって、私たちの現状整理をしていただきました。その1回があってから、その前と比べものにならないほどチームがチームとして回り出し、8月末までになんとか「次期インターン」の構想をアウトプットできるレベルにまで持って行くことができました。

あの時、あっきーさんに助けを求めていなかったらあっきーチームの企画は完全に終わっていたかもしれません。

何がいけなかったんだろう?次に同じような状況に直面した時に、今回の反省をどう生かせるだろう?

これからの時代社会人として仕事をしていく時、一回も会ったことがない人たちと、限られた時間の中で、オンラインで仕事をしていかなければならない時があるかもしれない。近くにいれば一緒に時間を共有したり飲みに行ったり、相手を深く知ることはいくらでもできるけれど、遠隔で共に何かを作り上げていかなければならないとなるとそうはいかない。時間も空間も限られた中で、いかに相手を知り、それぞれの強みを生かせるチームを作るか。それには、比較的時間も空間も共有しやすい学生団体での経験とはまた全然違った工夫やスキルが求められることは明らかです。

・チームを作る上で重要なポイントは何か?

・それを、どう現在のチーム作りに落とし込むか?

この2点は、これから経験を積み重ねつつ常に探求していきたいテーマです。

CA全体を通して学んだこと。「勢いで行動」はもう終わり

8月末。TFJでのCA活動もひと段落し、CA担当の野口さんや他のCAメンバーとまとめ会をしました。

そこで他のメンバーの振り返りも聞きながら、自らの振り返りもしていく中で、今の自分に欠けている重要な課題に気が付きました。

あ、私、「TFJでインターンしてる」っていう事実だけに満足してた。

これは自分にとってとてもショックで大きな気づきでした。

そもそも、私がTFJに関わりたい!と強く思ったのは、TFJ創設者である松田悠介さん著の「グーグル、ディズニーよりも働きたい教室」という本に感銘を受けたから。あの時の衝撃、ワクワクが「私もこのムーブメントを広めたい!」という想いに変わるのにそんなに時間はかかりませんでした。TFJの東京オフィスに弾丸で「インターンしたいです!できますか?」って聞きに行って。あの時は勢いだけで行動していました。

「勢い」

これは自分の中の迷いや周りからの同調圧力を断ち切り、行動を起こすのに大切な要素です。かつて私が今自分がいる環境にもやもやを感じながらも何も行動を起こせなかったとき、私に最も必要だったのはまさに「勢い」でした。

けれど、最初にこわごわ「勢い」で行動し始め、その後も「勢い」で行動し続けた結果、いつしか「行動すること」は自分の中で当たり前になり、ハードルを感じることもなくなっていった。そして今。

もう「勢い」で行動する時代は、自分の中で終わったのかもしれない。

そう感じます。

自分がピン!ときたものに敏感に反応し、勢いで行ってみる。関わってみる。それを約8か月続けた結果、私は私自身が心から求めているものに何となく気付き始めました。勢いで行動したことで、私は自分の中の地図に、森や花や鳥や家々を少しずつ描き足し、見る世界をより豊かにしていくことができたのです。

でもね、まだ私の地図には「道」が描かれていない。私がこれから進んでいくための「道」が。

その道は、きっと勢いだけで飛びつくだけでは得られない。自分ととことん向き合って、自分自身の力で切り拓いていくしかない。

「チャンスは何となく掴むこともできる。けれど、なんとなく掴むのか全力で掴みに行くのかでは得られるものが全く違う」

本当にそう思います。

魅力的なチャンスにたくさん飛びついてチャンスを消費するだけではなく、私は一つ一つのチャンスを最大限に生かして、5年後、10年後も自分の血肉となるような成長を得られる、そして与えられる人間になりたい。

そのために、これからは「勢い」で行動する前に、一度立ち止まって「このチャンスをどう最大化できるか?」「そのために自分は何ができるか?」を考える習慣をつけたいと思います。

留学はそれらを練習するいい機会だなあと。だって、チャンスなんて道端にたくさん転がっているんだもの(笑)すぐ飛びついていきたくなっちゃうけれど、そこはぐっと我慢して、より良いチャンスの掴み方、成長の仕方を鍛えていきます。

なんか目の前においしそうな肉があるけど飼い主に「まて」って言われて必死で我慢してるワンちゃんみたいだなぁ(笑)

今日は一段と長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました!

Teach For Japanに興味がある方は、ぜひぜひTeach For Japanのサイトを訪れてみてくださいね😊

それではmoi moi!!

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