イエロー

2019.6.13

ご存知の方もいるかと思いますが、元FINLANDSのメンバー、香代ちゃんの結婚式でした。

メンバースタッフ皆で参列させていただきました。

もう15歳から知っているので香代ちゃんのご家族も勿論よくしていただいていて、久々にお会いしてきちんとおめでとうございます。とお伝えすることができました。きょうだいたち可愛いんだ。

余興で歌ってくれ。と言われて最初は断ろうと思っていました。だってねぇ、、結婚詐欺の歌です、恋の前。とか、不倫の歌です、オーバーナイト。とか。縁起のかけらもないでしょ?

私が歌えるものってないだろ。と思って。

だけど考えに考えてわたし生きてきた中で香代に向けて作った歌が2曲だけあったなぁ。と思い、そのうたを歌わせてもらいました。
香代からのリクエストもあって。

わたしがソロで作ったイエローという歌です。
出会った時から朗らかでちょっと気分屋で、それでも根っから優しくて、ポジティブで。
そんなイメージを混合させたらわたしの中で香代はずっと黄色く見えていました。
だから高校時代に二人で帰った帰り道の事を作ったこの歌のタイトルはイエローで最初から決まっていた。

それで、お色直しで出てきたら黄色ドレス着てるから少しジーンとしてしまった。

その後に
めちゃくちゃ寄せてくれた!?笑
と思ってすごい笑ってしまった。
絶対寄せたよね??
と思って。笑

ちなみに和装の白い着物の時は我々FINLANDSチームからシャリみてぇだな。といわれていました。愛を込めてな。

イエローという歌を作った時に思っていた事は今でも変わらずで、香代がこれからわたしと離れ離れにいつかなって悲しいことが起きて、泣くことすらままならなくなったとしたら、一番一緒に悲しんでいたいな。と。
大人になって変わることが沢山あったけど、大人になったからこそ弱くなってしまったものもあるけれど、我々話す内容なんてかわりもしなくて適当に笑って適当にふざけてたまにまじめに話して。
だけどそんな日々の最後には我々は一緒にいないかもしれないから。そんな時を思って。

一緒に喜ぶことよりも一緒に悲しむことの方が格段人は難しい。
だから、誰よりも一緒に悲しむ事が出来るくらいの時間を過ごしてきたわたしがその役目は持つべきだなぁ。と思いました。今も思う。

逆も然りなんか、望んでたかもしれないし。

なので、この歌の通りこれから香代が深く悲しむような事があったら相手が誰であろうと呪いますし、再起不能にするからな。
と今でも思ってます。

香代の晴れ舞台の日にこの歌を歌えた事本当によかった。ありがとうね。

結婚式では色々な知らない方にあ、香代ちゃんの相方さんね。と言われて、バンドやめても相方なんだなぁ。と思いました。

恋愛でもないのにこんなに深い尊い繋がりを誰かと持てたこと感謝しているし、新しい生活へ花を手向ける事が出来たな。と思います。

これでわたしも心から新しいステージに進めますし、香代もそうでしょう。

香代の新章へも、わたしの新章へもあの日はずっと水々しくあるだろうし、興奮と武者震いのような未来への蓄えを信じ切ったそんな日になったのだと。勝手に思います。

当たり前にもう今現在進んでいるので、FINLANDSがこの四人に戻る事はありませんが、それでも記録と記憶は当たり前に携えております。


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