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【人は宝】目に見える日本の停滞を「若い世代」と共に再建する

✅ 日本の治安が悪化している?

最近ですが、
日本で物騒な事件が増えた気はしませんか。

一昔前の日本といえば、
世界的にも「治安の良い国」
代表格だったかと思います。

もちろんに
「移民」と表される外国人の
影響も無視はできません。

しかしながらに、
全体数として物騒な事件が増えている
ように感じる昨今です。

それでは、
『治安』に関する実態を、
まずは”客観性”のある数字で見てみましょう。

刑法犯認知件数は、
ピーク時の2002年(約285万件)
から減少を続け、
21年は戦後最少の56万8104件を
記録していたようです。

一方で、2022年に60万1389件となり、
減少の一途を辿っていた
刑法犯認知件数が
20年ぶりに増加したことが
警察庁の犯罪情勢統計から明らかになりました。

そして、2022年のアンケートによると
「治安が悪くなった」と回答した人は
上昇が見られた前年の
64.1%から67.1%に上り、
”体感治安”の悪化が進んでいるとのことです。

まとめると、

  • 刑法犯認知件数(犯罪)は、2002年をピークに約5分の1に減少している

  • 2022年に20年ぶりに前年比から増加しているものの、刑法犯認知件数(犯罪)は戦後非常に低い値

  • しかしながら、「治安が悪くなった」と感じる人が増加傾向にあり、”体感治安”の悪化が見られる

原因を深掘りすると、
「メディア」の影響が大きいかと思います。

SNS時代の現代において、
注目を集めたいがために誇張し、
”バズる””煽る”
を狙った投稿が目立ちます。

否が応でも
スマホが手放せない状態にあるがために、
そういった投稿を目にせざるを得ません。

情報多寡にもあり、
取捨選択する労力も困難を極め、
インパクトの強い情報が
自然と頭に残ってしまいます。

犯罪というキーワードの強さも
”体感治安”の悪化に起因している
状況かもしれません。

✅ 経済と治安の相関関係

加えて私は、
「治安 ≒ 貧困度合い」
と表現できるのではないか
と考えています。

今回の例であれば、
特に心の側面での
「貧困化」が露呈している
のではないでしょうか。

実際に
経済的な話をすれば、
1968年から2010年の42年間にわたり
日本は「世界第2の経済大国」でした。

日本のGDP 世界4位に転落か

2011年中国に、
そして2023年のGDPがドイツに抜かれ、
世界3位から4位に転落するとの見通しを、
国際通貨基金(IMF)が示しています。

さらに2026年にはインドに抜かれ
世界第5位に下がる見込みとなっています。

日本の経済停滞に関して、
要因にされている点として特に、
『人口』の減少が挙げられています。

例えば、経済成長著しい
インドの人口ピラミッドを見てみましょう。

インドの人口ピラミッド2020

「若い世代」のボリュームが
非常に多いことが一目でわかります。

昨年私は10年ぶりにフィリピンへ行きました。

10年前のフィリピンは、
とにかく「治安が悪い」イメージがありました。

しかしながら、
状況は一変しており、
「治安が良くなっている」
実感を得たほどです。

その背景には、
「賃金上昇(経済的に豊か)」があり、
土台となっているのは、
間違いなく『人口』(若い世代)
の増加にあると私は考えます。

フィリピンの人口ピラミッド2020

インドよりも
フィリピンの人口ピラミッドでは
極端に「若い世代」のボリュームが
多いことを確認できます。

最後に日本の人口ピラミッドを見てみましょう。

日本の人口ピラミッド2020

凹凸が少なく、
全体的に平坦(差が少ない)で、
45-49歳、70-74歳のボリュームが
目立つバランスにあります。

そして、インドやフィリピンとの大きな差は、
「若い世代」に進むにつれて、
日本の人口ピラミッドは、
尻すぼみ(減少)している点です。

Made in China.

経済的に勢いがあった日本は、
労働力が安価な中国へ
製造業を中心に拠点を移し、
「使う側」にありました。

しかし、どうでしょう。

今では中国が
「世界第2の経済大国」に君臨しています。

胡座をかいていると
一瞬で追い抜かれてしまいます。

✅ 若者と共に再建へ

人口ピラミッドを見ても明らかなように、
日本の「若い世代」は、
年々減少することが既に決定しています。

従って、
より一層に、
「若い世代」に位置づく皆さんは、
日本にとって重要な存在であり、
間違いなく『宝』です。

『教育』に関連して、
「若い世代」

「きっかけ」を得たり、
「想いや考えを表現できる場」
重要性が高まると思います。

一人ひとりが危機感を持ち、
「若い世代に対して何ができるか?」
を思考し取り組むことが、
私たち自身の将来を考えることに繋がる、
そう私は考えます。

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