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知らないほうがいいときもある

5月頭の忙しさ(オタク業)が嘘のように、今月は気合いを入れるようなイベントがないので、仕事→堕落の日々。
休みの日は寝てるか、夕方からフラフラ出かけるかくらい。
仕事がちょっと繁忙ということもあり、こういう日もあっていいだろ…と自分に甘くなっている。そろそろジムにも行かないと…
そんな中行ったGET UP!GET LIVE!(通称ゲラゲラ)

このイベントチケット、倍率が「750席のキャパに対し、応募総数5000件超」とのことで安定の撃沈だったのだが、昼公演のチケットを譲っていただけることになり、ありがたく参加してきた。
両部参加したいところではあったが、この公演は配信&見逃し配信があるということで執着せずにあっさり諦め。

お笑いと声優(キャラ)の融合という初の試みということもあってか、開場が押しに押し、開演時間共に30分ずれ。会場が企業ビルの会館ということもあって周辺スペースがあまりなく、列形成が遅かったこともあり騒然としていが、大きなトラブルもなく(見る限りは、多分)始まり。

単純にネタを披露するだけの場なのかと思っていたらそうではなく、養成所に所属する3組の芸人のストーリーを描きつつ、ネタを披露するというものだったらしい。ドラマCD化や第2弾イベントの情報も解禁され(大阪公演もあるとかなかなかのチャレンジ)ネタの公募も始まるとかで、今後も展開が楽しみ。本編はアニメではないので、スクリーンにキャラと背景が映しだされ、演者たちは本を持って動き回るという仕組みだった。幕が開くとサンパチマイクが6本立ち(後日画像を見るとサンパチではなく普通のマイクスタンドだった…サンパチのが趣あったな…)シーンによって立ち位置が変わるという流れ。面白い試みだなぁと思っていたが、過去お笑いオタクでもあった私は、本を持ちながらコントや漫才をするのには最後まで違和感が拭えなかった。ネタは作家さんが書いているのだと思うのだが(企画に天津の向が入っているので監修はしてそうだけど)やはり動作が制限されるのはちょっともどかしい。
ただ、やはりそこはプロ声優、ネタの流れはとてもテンポよく、違和感も最低限で満足できるレベルであったことは声を大にしておく。各コンビ2つずつ披露したのだが、どれもベタかつ斬新であり、いい意味で裏切られるイベントだった。シックスの客層を踏まえたようなネタ、とてもウケてた。にちようチャップリン見ている気持ちになった。

私は前述にもあるようにお笑いオタクであった(劇場通いや出待ちもしていた)時期もあるので、本編のキラキラした仲間との関係性や努力、悩みなどを歪んだ目線で見てしまう自分もいた。面白かった。面白かったし、友情や努力も素晴らしく描かれていたのだけど。そんなことばかりではない世界だということを現実で知ってしまっている。超ドライビジネスライクでコンビ間格差が凄い芸人を知っている。解散すらできずに名をもちながら個々の仕事をするコンビや、表では普通に見えても不仲で解散したコンビを知っている。突然相方が蒸発してしまったというのも記憶にある。ハネる成功者はほんの一握りで、多くが挫折を味わっているのだ。
アイドルや芸能界もののアニメがかなり多い昨今、好きだけどそこにどっぷりハマれないのは、フィクションだと素直に受け止められない自分がいるからなのかもしれない。そんなこと知らなけりゃ純粋な気持ちで楽しめるのに。

こんなモヤモヤした気持ちもあったが、それはさておき私の声優界の推し、石川界人がサンパチマイクで漫才をしてる絵面を見る新鮮さ…これは言葉にできないほど感無量。彼は日頃からお笑いが好きでよくテレビも見ていると発言しているので、楽しそうだ…いい仕事できたね…と胸が熱くなった。相方役の豊永さんともいい掛け合いだった。これからもいい仕事をたくさんしてほしい…
と思ったら

からの

新しい仕事決まってた。

ってえええええええトレーナー役⁉まんまじゃん!!
(声優界でカイザップと言われるくらいの筋トレ提言者)

…彼の声優人生まるごと推せる感、これからもささやかながら応援していきます。

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