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時間が経つと自分を信じれなくなる話

ある美術館の休憩スペースでの私の心の声であります。
※一部会話あり

ふう~
いろいろ作品見れて楽しかったけど、疲れたな~
あっ、自販機あるじゃん
なんか飲もっ!

どれにするかな~
んーーーーーーーーーーーーーーー(結構悩んだ)
よしっ!『クラフトボスのダブルカフェラテ』にしーよっぺっ

(お財布から現金120円取り出して自販機にいれた)
(金額のライトが点灯し商品のボタンを押した)
(ガタガタッ←商品が落ちてきたであろう音)
(受取口を手で探る)

んっ?

(もう一度、受取口を手で探る)

んっ?

(受取口を凝視しながら奥の方を探る)

………んっ?

ないーーーーーーーーーーーーーー!!
(ダブルカフェラテ確認できず)

うわー
………
めんどくさいけど、施設の人にいうかー

(受付の人にかくかくしかじか)
受付の人:
「さっき業者の方が来てたので、そこでおかしくなったんですかね。
連絡致しますので、お時間大丈夫ですか?」
私:
「大丈夫です。まだ回れてない場所あるんで、見ながら待ちます。」

~15分後~ (作品鑑賞しつつも…)

私って本当に120円いれたのかな?
 小銭みても100円玉1枚、10円玉2枚あるしなー

商品のボタンって確かに光ってたかな?
 お金入れてない状態でも金額部分は光ってるしなー

ガタッて聞こえたのは商品が落ちた音っていいきれるのかな?
 待機系の機械って何もしてないのに音したりするよなー

………

やべぇ
疑心暗鬼がとまらねぇ

しかも120円だしなー
一応作品は見終わったし、帰りの時間とか考えると120円の為にここで待ち続けるのもなんだかなー

たかが120円されど120円…
うまい棒だったら税込でも9本買える…

~5分後~
受付の人:
「業者様と今日中には連絡がつかなくて、こちらから120円お渡しします」
私:
「えっ、なんかすいません。」
「いやぁ、確かに入れたと思うんですけど…。ちょっとわからなくなってきました」
受付の人:
「一応お金のことなので住所とお名前と電話番号をお願いできますか?」
私:
「わかりました」

(個人情報と引き換えに失わた120円を取り戻した)

とまぁ、こんな出来事がありました。

自分の性格によるものかもしれませんが
その時には事実と確信できたのに時間が経つと自分の言動に懐疑心が生まれる。

こういう出来事って多かれ少なかれ日常にありますな。
誰かに伝えたつもりが相手に伝わってないような。
言った言わない論争とかね。

自分を信じすぎても自己中な考えになりそうだし…。
信じなさ過ぎても自分を守れなかったり…。

そんな時はふわっとさせておくのが一番いいのかもしれません。
だいぶモヤっとしますが。

~帰り道~
(自販機を見つけ『クラフトボスのダブルカフェラテ』を買った)
(うめぇな…)




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