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元ショタが選ぶ、迷子になったショタの側にいてほしい283プロ28人

1、はじめに

僕は283プロのアイドルが好きだ。
だが、果たしてその想いはどこまで純粋なものと言えるのだろう?
成人男性が語る(ほぼ)未成年のアイドル評に、どれほど意味があるのだろう?
そう考え、より純粋な目線で283プロのアイドルたちを評する方法を探した。
それが今回の「元ショタによる、迷子になったショタ目線での嬉しいアイドル」評だ。
自慢ではないが僕は元々ショタとして10年以上を生き、世のお姉さんたちと関わっていた身。ショタの目線にはそれなりの自信がある。
それでは早速やっていこう。

2、ショタ紹介

ボク(10)くん。
最も年齢の低い小宮果穂さんよりも年下である必要があるため、10歳
小学4年生で、のびのびと育てられている。ポケモンメザスタが大好き。
今回はショッピングモールで親とはぐれて迷子になってしまったところに偶然283プロのアイドルと出会うシチュエーションから物語が始まる。

3、選考ポイント

 以下5つの判断基準を設定し、各項目ごとに点数化。283プロのアイドルを合計点の高い者から並べた。

①安心感 配点30
 ショタのボクを導いてくれそうかどうか、落ち着いていて信頼できるかどうか等、ショタ目線でのパッと見の信頼度を数値化。
 当然ながら、優しそうだったり明るかったりするほど得点が高い。

②お姉ちゃん度 配点30
 10歳のショタから見て「あっ、お姉ちゃんだ!」と思えるラインかどうかを数値化。基本的には年齢17歳前後をポイントの基準とし、一定ラインを超えると加点が止まる。
 そのため、例外はあれど大人びて見えるアイドルは若干の向かい風。
 なぜなら、ショタは相手が”お姉ちゃん”から”大人”に切り替わると怖くて人見知りしてしまうからだ。

③遊び心 配点20
 一緒にいて楽しいかどうか、ポケモンメザスタを一緒に遊んでくれるかどうかなどのポイントを数値化。
 遊び心の薄いお姉ちゃんと一緒にいるのは、いくらショタでも退屈なのである。

④弱点 配点10
 ショタだからと言って、お姉ちゃんと接するだけで心が開けると思うなかれ。
 ボクくんが「この人も普通の女の子なんだ」と思える弱点が垣間見え、スッと心を開けるようなポイントを数値化。
 本当に素敵なお姉ちゃんというものは欠点すらも魅力的に見えるものである。

⑤手を繋いでくれる 配点10
 迷子の手を繋いでくれるかどうか、それが丁寧であるかどうかというのは地味ながらとても大切で、お世話になった記憶を思い返した時に最初に浮かんでくるのはあの時のお姉ちゃんの手の温もりであるべきなのだ。

以上 満点100として採点。

4、ランキング結果

1位 園田智代子 99点

①安心感        29/30
②お姉ちゃん度     30/30
③遊び心        20/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

ショタ視点だとパッと見の背の小ささで一瞬戸惑うものの、持ち前の明るさ、コミュ力、常に持ち歩いてるチョコをくれるお姉ちゃん力等々で全てをかっさらっていく283プロ最強のお姉ちゃん。
文句なしの堂々1位。


2位 和泉愛依 96点

①安心感        28/30
②お姉ちゃん度     30/30
③遊び心        18/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

ギャルとしての明るさ、お姉ちゃん度、一緒に遊んでくれる度合い、安心を呼ぶ適度なアホさ、手を繋いで面倒を見てくれる距離感の近さ、全てが高水準。
明るいギャルに話しかけられて嬉しくないショタはいないため、もしこの記事を読んでいるギャルがいたら積極的にショタを助けてあげてほしい。


3位 小宮果穂 95点

①安心感        25/30
②お姉ちゃん度     30/30
③遊び心        20/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

リアルでは妹タイプというアイドルの中でトップに輝いたのは小学6年生ながら放クラ譲りのお姉ちゃん力を発揮した小宮果穂。
年齢が近い部分がパッと見ショタ的に気になるポイントではあったものの、逆に距離感の近さを活かして得点を稼いだ形となった。
果穂が年下と交流しているコミュはもっとあっていい。


4位 西城樹里 94点

①安心感        28/30
②お姉ちゃん度     29/30
③遊び心        20/20
④弱点         8/10
⑤手を繋いでくれる   9/10

取っ付きやすさという点では同じ放クラでも智代子や果穂に軍配が上がるものの、優しさ一等賞の称号は伊達ではなかった。
迷子センターで親に引き取られて別れる間際、ずっと手を振って見送ってくれる樹里の笑顔をボクは生涯忘れないだろう。


5位 月岡恋鐘 93点

①安心感        28/30
②お姉ちゃん度     27/30
③遊び心        18/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

一見するとドジっ子な面が際立っているように見えるものの、その笑顔と明るさで迷子の不安はいつの間にかどこかへ消えていた。
とにかく持ち前の距離感の近さでショタの心は懐柔され、気が付けば仲良くなっている(そしてよく見ると美人な)ところが後から効いて高得点を獲得。


6位 八宮めぐる 92点

①安心感        30/30
②お姉ちゃん度     30/30
③遊び心        16/20
④弱点         6/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

28人の中で唯一「安心感」と「お姉ちゃん度」の両方で満点を記録した最強のムードメーカー。
一緒にポケモンメザスタを遊んだ時はカプ・コケコを貸してあげた。
金髪の可愛いお姉ちゃんに話しかけられて嬉しくないショタはいないため、こちらも余裕の高得点を記録。


7位 郁田はるき 88点

①安心感        30/30
②お姉ちゃん度     27/30
③遊び心        16/20
④弱点         5/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

283プロ期待の新星お姉ちゃん。
持ち前の起点とリアクション力でショタの心をガッチリ掴み、終始明るい雰囲気でコミュニケーションを取り続ける凄いお姉ちゃん。
迷子センターで待っている間に絵の描き方を教えてくれるが、ムゲンダイナをリクエストすると嫌そうな顔をする。
帰宅後にコメティックの存在を知り、さっきのお姉ちゃんが歌っている楽曲とのギャップにショタは崩れ去る。


8位 白瀬咲耶 87点

①安心感        30/30
②お姉ちゃん度     27/30
③遊び心        18/20
④弱点         2/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

ショタは王子様が好き(カッコいいから)。
咲耶のその振る舞いからショタの心と興味は一瞬にして解かれ、子供心を理解した的確なサービスで別れまでの時間を楽しいものに変え、絶対に寂しい思いをさせない。
また、間違いなくショタと手を繋いでくれるであろうポイントも高得点に繋がった。


9位 七草にちか 86点

①安心感        20/30
②お姉ちゃん度     29/30
③遊び心        17/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

最初こそショタにナメられがちな部分があるものの、打ち解けて互いに下の名前で呼び合うようになってからは一変して誰よりも良い同伴者になる。
”お姉ちゃん”でありながら「やーい、にちかー!」とまるで同級生のように接されているのが似合う、極めて珍しいタイプのお姉ちゃん。

また遊ぼうな、にちか!


10位 三峰結華 84点

①安心感        28/30
②お姉ちゃん度     29/30
③遊び心        15/20
④弱点         5/10
⑤手を繋いでくれる   7/10

コミュニケーション能力が高く、リアルお姉ちゃん(弟持ち)タイプのアイドルでもあるため、流石にショタの扱いは平均以上に上手い。
ショタがポケモンメザスタのメダルを自慢してる間、「うんうん」と笑顔で頷いてくれるし、好きなポケモンを聞くとそれとなく「ルンパッパかなぁ」と真面目に答えてくれるため、一緒にゲームをしていて楽しい相手でもある。


11位 有栖川夏葉 82点(同率2人)

①安心感        29/30
②お姉ちゃん度     24/30
③遊び心        20/20
④弱点         0/10
⑤手を繋いでくれる   9/10

ここに来て20歳を超えたお姉さん登場。
流石にどう見ても大人の女性なので、ショタはタジタジ。
また、ショタから見てわかりやすい弱点もなく若干の取っ付きづらさが目立つのはマイナス。
しかし、それを補って余りある立派なお姉ちゃん力は見逃せない。流石は放クラのナンバーワンお姉さんといったところか。
お腹が空いていると言うとやけに高いハンバーガーをご馳走してくれる。


11位 大崎甜花 82点(有栖川夏葉と同率)

①安心感        15/30
②お姉ちゃん度     29/30
③遊び心        20/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   8/10

大崎の”じゃない方”こと甜花だが、ショタとの打ち解けやすさに関しては他の追随を許さないものがある。
一見ヘッポコそうに見えて実際ヘッポコなお姉ちゃんだが、その弱点がショタにとっては良い親近感となり、すぐに信頼を勝ち取れるだろう。
ポケモンメザスタも滅茶苦茶ノリノリで一緒に遊んでくれるところがショタ的グッドポイント。


13位 杜野凛世 80点

①安心感        24/30
②お姉ちゃん度     22/30
③遊び心        20/20
④弱点         6/10
⑤手を繋いでくれる   8/10

最初は落ち着いた大和撫子の雰囲気に気圧されそうになるものの、割とノリノリで一緒に遊んでくれる可愛いお姉ちゃん。
途中で下駄の鼻緒が切れてもショタには何もできないが、そうなったとしても恐らく彼女には助けに来てくれる誰かがいるのだろう。
ショタはそう考え、クールに去った。


14位 斑鳩ルカ 78点

①安心感        19/30
②お姉ちゃん度     30/30
③遊び心        13/20
④弱点         7/10
⑤手を繋いでくれる   9/10

ここでまさかのビジュアル系お姉ちゃん登場。
見た目は少し怖いものの、話してみると笑顔が可愛く、ポケモンメザスタは全然上手くない。
パッと見の怖さはショタにとってはむしろアングラ感が増して魅力的に映るものである。
こんなお姉ちゃんに手を引かれてショッピングモールを歩いたこと、ボクは一生忘れないだろう。


15位 櫻木真乃 76点(同率2人)

①安心感        24/30
②お姉ちゃん度     28/30
③遊び心        11/20
④弱点         4/10
⑤手を繋いでくれる   9/10

異様にふんわりした柔軟剤の擬人化みたいなお姉ちゃんが現れて、ボクは困惑した。
「ほわっ」が口癖な辺りに人として若干不安を抱かないこともなかったが、一緒に迷子センターに向かう途中の野外テラスでいきなり野生の鳩に話しかけ始めたのでやはり変な人なのかもしれない。
……が、それ以外は本当に優しくて温かなお姉ちゃんだったので、ボクは今でも思い返す度にあの人は一体なんだったのだろう、と首をかしげている。


15位 市川雛菜 76点(櫻木真乃と同率)

①安心感        22/30
②お姉ちゃん度     26/30
③遊び心        20/20
④弱点         4/10
⑤手を繋いでくれる   4/10

無茶苦茶に可愛くて自由なお姉ちゃん。
ショタというものはいつだってワガママだが、それに全く負けることなくワガママを貫き通す力の強さがあるため、時にはショタが振り回されることもある。
それでも、お別れした後で「なんだか今日はすっごく楽しかったな……」とショタに思わせるパワーの持ち主。
その後、ユアクマを見る度にあの時のお姉ちゃんを思い出すようになった。


17位 田中摩美々 75点

①安心感        18/30
②お姉ちゃん度     26/30
③遊び心        17/20
④弱点         4/10
⑤手を繋いでくれる   7/10

なんか濃いビジュアルのお姉ちゃんだな……と思うものの、怖い人が周囲にいる雰囲気もなく、なんとなく一緒にいる内になんとなく楽しくなっている。
一緒にポケモンメザスタをやった帰り、いらないハガネールのメダルをプレゼントしたら笑ってくれたことを、ショタはずっと覚えている。
そしてショタはこの日初めて、人間はオシャレで髪を紫にしてもいいんだということを学んだ。


18位 黛冬優子 74点

①安心感        30/30
②お姉ちゃん度     25/30
③遊び心        9/20
④弱点         0/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

なんだか妙に猫なで声で話しかけてくるお姉ちゃん。
話していても弱点らしい弱点を一切見せないが、故に少し怪しい。
ショタは訝しみながらも、ポケモンメザスタやりたい!と言うと冬優子お姉ちゃんからは「ダメだよ~。ボクくんのパパとママが心配してるかもしれないんだから」と微妙に強い圧を感じ、黙って言うことに従うしかできなかった。


19位 桑山千雪 73点

①安心感        27/30
②お姉ちゃん度     17/30
③遊び心        14/20
④弱点         5/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

あまりに大人の風格を漂わせているため、「お姉ちゃん」というよりは「おとなのお姉さん」であり、当然ながらその差にボクくんは怖気づいてしまう。
結局その日は最後まで千雪お姉さんと上手く話せないまま迷子センターでお別れしてしまい、もっとお話ししてみればよかったな、とショタは思った。
その日の帰り、千雪お姉さんと繋いだ後の手はなんだか物凄くいい匂いがした。


20位 幽谷霧子 72点

①安心感        20/30
②お姉ちゃん度     26/30
③遊び心        12/20
④弱点         5/10
⑤手を繋いでくれる   9/10

最初に出会った時、怪我をしたお姉ちゃんが来たのかとショタは身構えた。
霧子お姉ちゃんは、普段ほんわかしているだけに見えて、時々こちらを見ているのか不安になる時がある。
結局その日は無事に家に着くことができたけれど、寝る前になって布団の中でショタは思い出す。
ボクは霧子お姉ちゃんと、一体どんな話をしたんだっけ…………?


21位 風野灯織 70点

①安心感        22/30
②お姉ちゃん度     29/30
③遊び心        7/20
④弱点         3/10
⑤手を繋いでくれる   9/10

「大丈夫、お姉ちゃんに任せて」
そう灯織お姉ちゃんは言うと、ショッピングモールのマップと真剣な顔でにらめっこを始めた。
そんなに必死にならなくても、どうせいつかは迷子センターに着けるのに。
行き過ぎた真面目お姉ちゃんは、時折近くにいるのに寂しさを感じさせる。
でも、迷子センターに着いた時の灯織お姉ちゃんのホッとした横顔は、今でもボクの瞼の裏に焼き付いている。


22位 樋口円香 66点

①安心感        16/30
②お姉ちゃん度     24/30
③遊び心        15/20
④弱点         9/10
⑤手を繋いでくれる   2/10

クールなお姉ちゃんだな、と思った。
ボクと話していても、なんだか別のことを考えていそうなお姉ちゃん。
でも、一緒に歩いていくうちに虫が苦手で、見かけるとすっごくビビっているのが面白いなと思った。
だから、ついふざけてその辺で拾ったカナブンを見せてあげた時、円香お姉ちゃんがビックリして涙目で睨んできたのを見て、ボクはお姉ちゃんに悪いことをしてしまったんだとわかった。
今謝っても遅いかもしれないけど、ごめんなさい。円香お姉ちゃん。


23位 大崎甘奈 63点

①安心感        22/30
②お姉ちゃん度     27/30
③遊び心        5/20
④弱点         2/10
⑤手を繋いでくれる   7/10

すっごく明るくて可愛いお姉ちゃん……なんだけど、姉の甜花お姉ちゃんとは違ってポケモンメザスタを一緒にやってくれないし、そもそもやらせてくれない。
甘奈お姉ちゃんの手を振り切って一人でポケモンメザスタを遊びに行きたいし、困らせたい。
甘奈お姉ちゃんが同級生だったら、もっと楽しかったのかなぁ。


24位 浅倉透 62点

①安心感        10/30
②お姉ちゃん度     20/30
③遊び心        20/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   2/10

「ね、手ぇ出して」
えっ?
「そーそー、はい、これ」
ジャラン。
動物のストラップ。さっきお店の出入り口で配ってたやつだった。
「お姉ちゃん、よく貰うからさ、猫のストラップ」
透お姉ちゃんはその綺麗な顔で得意げに、ボクに笑いかけた。どういう自信なのか、よくわからなかった。
……でも今、自分の部屋に飾ってあるストラップを見返すと、結構いいセンスをしているなと思う。
透お姉ちゃんがくれた動物のストラップは、よく見ると兎だった。


25位 福丸小糸 60点

①安心感        8/30
②お姉ちゃん度     28/30
③遊び心        6/20
④弱点         8/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

小糸お姉ちゃんは、ボクとほとんど背丈の変わらない小さなお姉ちゃんだった。
だというのに、口だけは本物のお姉ちゃんみたいにうるさかった。
勝手にどっか行くなとか、ポケモンメザスタやってる場合じゃないとか。
ボクはこの1か月で背が2cmも伸びた。次に会う時が来たら絶対小糸お姉ちゃんよりも背が高くなってるはずなのに。
……焦っているのか、小糸お姉ちゃんはボクの言うことなんか聞かずにズンズンと手を引っ張って歩いていく。
それは────なんだかクラスの女子に手を引かれているみたいで、お姉ちゃんなのに頑張っていて……………………お姉ちゃんでも、頑張らないといけないことがあるんだろうか?
それは最後まで、小糸お姉ちゃんには聞けなかった。


26点 鈴木羽那 56点

①安心感        15/30
②お姉ちゃん度     26/30
③遊び心        5/20
④弱点         3/10
⑤手を繋いでくれる   7/10

すごく美人なお姉ちゃんのはずなのに、どこか変な人だった。
一緒に話していても、誰と話しているのかよくわからなくなった。
このお姉ちゃんは、本当にボクを心配して話しかけてくれたんだろうか。
それとも…………いや、これ以上はやめておこう。
とにかく羽那お姉ちゃんは──────変なお姉ちゃんだった。


27位 芹沢あさひ 45点

①安心感        10/30
②お姉ちゃん度     5/30
③遊び心        20/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   0/10

あさひお姉ちゃんは迷子のボクに声をかけたはずなのに、気が付くとボクの方があさひお姉ちゃんを追ってショッピングモールを走っていた。
……どうやら、あさひお姉ちゃんがボクに声をかけたのは、ポケモンメザスタのメダルが足りなかったかららしい。
あさひお姉ちゃんは、一通りゲームで遊ぶとどこかへフラっと消えてしまった。
ポケモンメザスタを一緒に遊んだのは楽しかったけど、帰った後になってあさひお姉ちゃんに貸したメガボーマンダを返してもらってないことに気付いた。
なんだったんだろう、あのお姉ちゃんは。


28位 緋田美琴 25点

①安心感        7/30
②お姉ちゃん度     10/30
③遊び心        0/20
④弱点         5/10
⑤手を繋いでくれる   3/10

み、美琴お姉ちゃん…………?
「……ここ、だと思う」
ボクの腕を取って静かに人混みの中を歩いてきた大人のお姉さんは、外に繋がるドアを開いた。
「………………………………」
そこはショッピングモールと併設された小さな公園で、酔い潰れたおじさんとおじさんが溢したお菓子をついばむ鳩しかいない。
どう見ても迷子センターでないことは10歳のボクの目にも明らかだった。
「………………違ったみたい」
Vi+20(ティン!)Me+10(ティン!)SP+10(ティン!)


番外編 七草はづき 73点

①安心感        30/30
②お姉ちゃん度     29/30
③遊び心        4/20
④弱点         0/10
⑤手を繋いでくれる   0/10

もしもショタがこの人に出会っていたのなら、1分でショタの警戒を解き、3分で迷子センターに辿り着き、そのまま何の遊びも挟むことなくお別れをしていたことだろう。
安心感・お姉ちゃん度共に最高水準。
しかし遊び心はないに等しく、このお姉ちゃんの手を離して愚かにもポケモンメザスタを遊びに行ってしまった後のことはあまり考えたくはない。


番外編 シャニP 100点

①安心感        30/30
②お兄ちゃん度     30/30
③遊び心        20/20
④弱点         10/10
⑤手を繋いでくれる   10/10

物語の王子様のように突然現れ、ショタの心を掴んでいく謎のお兄さん。
全ての言動に安心感と頼れるお兄さん感が全開でありながら、適度に一緒に遊びつつゲームはちょっと下手なのでショタが教えてあげることで更に距離感が縮まるという、全く隙の無い存在。
やはり一緒に遊ぶなら同性の面白いお兄さんが一番いいなと、ショタは認識を改めた。
「よし、楽しく話せたな」


5、おわりに

ショタというものは、迷子の時にお姉さんと出会えればそれだけで幸せという生き物ではない。

ショタにはショタの不安があり、遊びたい相手がおり、楽しいと思う時間が存在する。

筆者である僕はもう既にショタではないが、これから先の未来を生きるショタがもしも迷子になっていたのなら、お姉さんたち(勿論お兄さんも、だ)は大事にしてあげてほしい。

また末筆ながら、今回の記事で自分の担当アイドルの順位が気に食わないという方がいたら申し訳ないが、あまり気にしないでおいてほしい。

結局のところ、10歳の子供にアイドルの本当の姿などわかるはずもないのだから。


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