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プロスピを振り返る野球シーズン2022⑨ーオフシーズン②

 今回は市場の動向からキャンプまでの流れを記す。


市場全体の動き

オリジナル選手を起用している以上、架空選手は代替する予定

FA補強

 FA補強と言ってもFA宣言選手に声を掛ける事はせず、構想外となっている選手にアプローチを掛けた。年齢や守備位置など考慮する材料は多いが、元々チームでプレーしていた2選手と交渉をした。

ベース3000万+出来高3000万の想定

 巨人移籍初年度から既に移籍先に居場所はなく、四年間で33安打に終わる。東京ドームを本拠地にしながら長打力にも欠け、史上最悪レベルのFA戦士に。
 好打のベテランと契約した目的は、流出の多い球団戦略の中に少しばかりの人情が入ったか。獲得と言えども一軍での出番は勿論保証されていない。背番号も63になる見込みで2023シーズンの序列は下位から始まる。若手主体のロースターに生まれ変わったチームにおいて、必要な選手となれるかが試されている。

ベース1000万+出来高5000万の契約

 要求が高すぎるプロ野球スピリッツ。脇本直人とは1000万で契約合意。

実績は皆無と言って良い。ファームスタート。

 2020シーズンTDLでトレード移籍した元プロスペクト。強大な戦力で出場機会を掴めずリリースとなっていた。ロッテ編成としてはショートからセンターのコンバートを予定しており、走力と肩の強さを生かす道を考えている。ソフトバンクでの二年半で、長打力に改善が見られた上にまだ27歳と成長過程である事も加味しての獲得となっている。

FAでの流出

 ノンテンダーFAとなっていた梶谷隆幸は広島カープへ。wRC+130の打撃を新天地でも見せてくれるだろう。

 FA宣言をしていた田村と中崎の新天地が決定。編成として心苦しい所はあるが、彼らとの再契約には消極的だった。新しい戦力の発掘に力を注いでいく。

FA流出に伴う人的補償

 FAで選手が出ていった場合、人的補償がある。この制度に賛否はありつつそういう制度になっている以上、ロッテ編成は最大限利用した。

 

 プロ3年目だった中継ぎ投手、堀口を指名。若手中継ぎ陣の補強に成功。

ソフトバンクフロントから泣きの電話が入ったとか入らなかったとか

 中崎翔太の流出に際しては、今宮健太を獲得できた。リストを見て直ちに判断できたと言って良い。金銭での補償も選択肢だっただけに、堀口、今宮とチームに良い影響がありそうな選手の獲得に動けたのはとても大きい。

日本人エース和田毅さんはしっかりプロテクト
松永の名前も。
ゲームの世界では40歳をプロテクトしていた
そらまた三木を獲ろうとはしないけどね

トレード補強

大野を起用するかはまた難しい話だが。

 消極的だったトレードは二件成立させた。若い捕手陣の指南役となれる捕手の獲得を目指したフロントは、プレータイムが無くなっていた、チームの元コアメンバー岡田幸文に、公文を付けたパッケージでトレードを申し込んだ。防御率2.25に対してFIP4.04と不安定だった投球内容、4.05と落ち込んだ奪三振率などを加味し、公文の放出へと至った。
 プロ三年目の内山を後ろに回す構想を固めたシーズン、博打をする中で同じ左腕の放出となった。

 二件目は金銭トレード。田村が流出するも大野を補強したオフ。選手枠を開けるためのトレードを行った。捕手専業の選手は多くはないが、一塁手登録の高木は捕手も出来ると考えれば人材は揃っている。

QOを提示
広島に行くんやで
ちょっかいを掛けてみた

 そして、実は野村祐輔は残留となった。人的補償もなく故郷広島に帰る事を願っていたが、広島は一度交渉の席についたのみでその後は音沙汰無く。何故かロッテ残留と言う結果に。これはトレードなどをした方が良いのだろうか。上手くいかない事があるものだ、野村祐輔が最初に移籍すると思っていたのに。

キャンプ情報

寺嶋寛大をレフトにコンバート。長打力を少しでも活かせるか
守備職人今宮健太
衰えない守備力。
脇本直人は構想通りセンターへ
より守備力を高めて出場機会を伺う
高卒ドラ一巽の制ショートへの道が始まった
両打で選択肢を増やしつつ守備で貢献できるか
まあ最近はずっとセンターだったからね

 大きなコンバートもなく、無難なキャンプ。投手陣の成長は大きかったらしいが。

この投手力が上がる事が優勝へ繋がるだろう

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