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まばゆい光と真っ暗な影。そして、影の中で見つけた何か。

2023年も、いろんなことがあった。
表彰していただいて大きなステージでプレゼンしたり、憧れの雑誌やメディアで取り上げていただいたり、イベントに登壇してみたり。

私のSNSをフォローしてくださっている方の中には、そんなハイライトを記憶してくださってる方がいるかもしれない。

でも。
私が2023年を振り返って印象に残っているのは、そんな煌びやかに輝く実績よりも、何度も挫折して失望して自暴自棄になりかけた暗い時間だ。

今回は "キャリアとライフイベントのネクストアクションを追い求めるコミュニティ"【MEASURE】のアドベントカレンダー企画に参加して、テーマ「2023年のハードシングスと乗り越え」に基づいて書いてみます。

頑張ったからうまくいく、なんて甘い世界じゃない。


今年4月。
SHE AWARDS アントレプレナー部門の受賞者として表彰いただき、たくさんのライトと視線を浴びながら立たせていただいたステージで、私は高らかに宣言した。

年末までに月商1000万円を達成する、と。

そして年末を迎える今。
その目標は達成できそうもない。

***
順調なスタートだった。けれど、スタートはよかったものの、思ったようには注文数が伸びていかない。

焦った私は、無計画に広告の配信量を増やした。
ご注文の数は増えたけれど、ある一定のラインを超えると、広告配信量を増やしても売上が伴わなくなった。

怖くて広告配信量を増やす。
売上が伴わない。
赤字がふくらむ。
怖くて広告配信量を増やす…

悪循環に陥った。

みんなの前で宣言したのだから、何がなんでも目標を達成しなければ、とムキになってた。

そんなとき、事業の相談にのってくれていたコンサルの友人が「広告、やめたら?」と言ってくれた。

そこで、目が覚めた。
売上目標を達成することより、宣言したことを達成したいという自分のプライドより、大切なことを思い出せた。

なんのために起業したんだっけ?

届けるべき方へ届けたい。そして、手にしてくださった方に喜んでいただきたい。その原点に立ち返って、身の丈に合ったスピードで丁寧に事業を育てていこうと方向転換した。

体調を崩して、身体が痛くて、何もできない。

夏前には広告をやめ、また仲間になってくれたチームのみんなと積極的な攻めの活動をすることも一旦ストップした。

ゆるやかに、無理のない範囲で活動するようになった。売上が伸びなくても焦らずにいられるのは、副業起業のいいところ。(よくないところでもあるかもしれないけれど。)

周りの起業家たちが成長していく姿を見て悔しく感じてしまうこともあったけど、私は私らしくやっていこうと思えた。本当にいい商品だから、ゆっくりとでも成長していける自信があるからだ。

そんなふうに、自分のペースをつかめたかと思っていたが、プライベートが充実して予定が埋まり、本業も担当範囲が広がって負担が増えてきた夏の終わり頃。

春に1歳児クラスに進級してからはめったに体調を崩さなくなっていた娘が体調を崩した。私も一緒に体調を崩した。

いつもは数日もすれば二人とも完全復活していたのに、1週間たっても2週間たっても、体調が戻らない日が続いた。

自分の事業どころか、本業も日常生活さえもままならない日が続いた。何もできず、周りに迷惑をかけている状態が苦しくて、すべて投げ出してしまいたくなった。

乗り越えるために必要だった5つのこと

いまは体調も回復し、10月末に引っ越して始まった新居での生活も満喫できている。心身ともに心地よい状態で、気持ちよく年末年始を迎えられそうだ。

2023年を振り返ってみると、まずは悔しいことやうまくできなかったことが思い浮かんだけど、それらがあったからこそ乗り越えさせてくれる存在の有り難さに気付くことができた。

乗り越えるために必要だったこと5つを、感謝の気持ちと共に振り返りたい。

①手放すこと。

広告配信を、ほぼやめた。無理に売上を伸ばそうとして陥っていた悪循環から抜け出した。

大幅な伸びはないけど、広告配信しなくてもご注文をいただけることに感謝し、一人ひとりのお客様やご縁と丁寧に向き合っていくことにした。

事業に投資するお金をつくろうと始めた業務委託のお仕事も、双方合意のもと終了した。
タスクが増えてしまい、どうやっても時間配分がうまくできず、すべてが中途半端になってしまってた。

②自炊。

体調が悪かった時期は、私は家事を一切できてなかった。
すべてやってくれた夫と手伝いにきてくれた実母には感謝しかないのだけど、体調が少し回復して久しぶりに自炊をして気付いた。

自分でお料理をつくり、それを家族が「おいしい!」って言いながら食べてくれることが、私にとって何よりの元気の源だった。

去年まで「私は絶対に料理しない!」って宣言してた私に、そんな喜びを教えてくれた「自炊スクールHIMARI」と出逢えて入会したことも、2023年のよかったことだな。

③仲間たちとの対話。

大きな目標に向かって邁進することをやめてから、なんだか情けなくて申し訳なくて、最強のファーストベビ服事業を応援してくれる仲間たちとのミーティングを開催できないでいた。

でも、このまま年を越すのは何だか嫌で、12月に入ってから久しぶりにzoomで集まってもらい、私の近況をお話しさせてもらった。

こんな状態の私の話を聞いても失望するだけなんじゃないか?と思ってたけれど、あたたかい反応や共感があり、たくさんの元気をもらった。沈んでいた心も軽くなった。あぁ、こんな素敵な仲間たちがいるからこそ私は頑張れるんだって自信になった。

何か特別なニュースやカッコいい話がなくても、コミュニケーションって必要だし、いいものだな。

④目の前のことを大切にする。それを、積み重ねる。

広告をやめたけれど、今年の夏以降は色んなご縁からメディア掲載やイベント登壇などのお話をいただくことができた。

また、最強のファーストベビ服をご愛用くださったユーザーさんが、自主的にSNSやnoteで紹介してくださって、それがまた新たなご注文につながったりしてる。

なかには大切にできなかったご縁もあったかもしれないけれど、でも自分なりにできる範囲でひとつひとつの出逢いやご縁を大切にしてきたら、思いがけない形で新たなチャンスに恵まれることがたくさんあった。

いま取り組んでることが、次にどうつながるかはまだ分からない。でも、誠実にまっすぐに思いを込めて、目の前のことに向き合っていきたい。

⑤甘える。

いつもは3秒で熟睡できるくらい快眠な私も、うまくいかないときは眠れない日もあった。考えれば考えるほど不安が大きくなってどうしようもなくなる。

不安と向き合うことも大事だけど、ただ悩んでいても何も変わらないので、「良い面に目を向けさせてくれる人と話す」のがよかった。

私の場合は、夫だったり、「ママだいじょうぶだよ」って頭をなでなでしてくれる2歳の娘だったり、同じ時期に起業した大切な起業家仲間だったり、いつも励まして応援してくださる会社の先輩だったり。

甘えられる人に甘えちゃうのも大事。

ありがとう、ハードシングス!

きっとこれからも、ハードシングスはいっぱいあると思う。それがなきゃ、たぶん人生つまらない。たくさんの人に支えていただきつつ、ハードシングスを乗り越えて、これからももっともっと毎日を楽しんでいきたい。

2023年に関わってくださった皆様、ありがとうございました!2024年もよろしくお願いします!

良いお年を!!

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