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あと2日 2024年3月27日の日記

家庭内別居8日目。不穏な書き出しだが先日コロナにかかった際、私と長女はひとつの部屋に隔離されて過ごした。普段は私たち夫婦の寝室である。が、罹患していない旦那さんは隣の自分の部屋に移動して寝ていた。

ちなみに熱に強い体質の我々女性陣とは違い、彼は発熱にすこぶる弱い。
「熱が出たかも」「くらくらするかも」
そんなセリフが出た際、大抵体温計が指し示す体温は37.1度程度で私に「は?寝言は寝てから言ってください。それは平熱です」と言われるまでがワンセットである。
ちなみに彼の平熱は36.4度。
普通だ、普通なのである。
平熱が35度くらいで「変温動物か」と言われていた私の母の37.1度なら高熱の扱いだが、36.4度の筋トレをバリバリこなす代謝の異様に良い成人男性の37.1度なんて屁みたいなもんである。
よくそれで「調子悪いかも」と気づけますね、と逆に感心してしまう。
そして何故、私たちに心配して貰えると思うのか、大いなる謎である。
楽になったからと洗濯機を回すあなたの嫁の体温は38度でしたが。
私と長女が39度越えの発熱だったことが彼にとってとても脅威だったらしい。
「僕なら動けない」
「罹患してから10日間はウイルスを撒き散らして他人にコロナを移す可能性がある」
「念には念を入れないとね」
そう言っていまだ寝室に戻ってこない。
朝の行ってきますのハグもキスもなしである。
不満である、かなりつまらない。

そして我が家でハグとキスがいかに日常であったかを再認識した。まあ、私の背後を通り抜ける時は必ず頭を撫でてくれる程度には、日常的に甘やかしてくれてるからなのだけれど。
どうしてくれる。寂しいじゃないか。
早めに責任を取ってもらいたいものだ。

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