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育つぶ~『夏、こどもは早起き』

行ってきまーす

の声に手を振って見送ってくれる息子くん。

今日は木曜日。
息子くんが見送ってくれるのは今週4回目。

つまり、今週は毎日だ。


今日の日の出は4時33分。
パパが仕事に出かけるころまでには、
世の中はすっかり明るくなってます。

何故、息子くんがそんなに早起きかといえば、
日の出の早さに理由があります。

朝方になると、ふと目が覚めるときが何度かあるのだと思います。
そのとき、息子くんは必ず周囲を見渡しています。
一緒に寝ているはずのママとパパの姿を確認するために。

明るいと見えるんですよね。
だから二人とも、もういないのがすぐ分かっちゃう。

そうすると、息子くんは起きてくるんです。

冬は朝でも暗いから、いるのかいないのか分からないうちにもう一度寝てしまうみたいです。


妻は朝ごはんの準備、パパは出かける支度をしていると、
ふとドアが開いて、

トトトト…

と歩いてきて、
居間にある息子くん用の小さい敷布団にコロンと横になります。

さみしいんですね。


そのまま起きるときもあれば、二度寝することもあります。
寝るのが遅くなった翌朝は、眠気には敵わないようです。

二度寝するなら、寝てればいいのにと思ってしまいますが、
ママ、パパが見えるところじゃないとイヤということなんでしょうね。

こういうところは、息子くんのことを愛しく感じてしまうところです。


話は逸れますが、つい半年くらい前までは、
目を覚ましたときにママとパパがいないと、

「マーーマーーーーっ‼」

(※注 「パーーパーーーーっ‼」の場合もあります。使い分けは、息子くんにしか分かりません)

と大声で叫んでました。

寝室のドアと、居間のドアが閉められていても
聞こえるくらいのボリュームだから、
相当大きな声でしょう。

そばで聞いていたら
耳をふさぐくらいかもしれません。

その声が聞こえたら、どちらか手の空いてる方が、
走って寝室に行ってました。

もし妻もパパも手が空いてなければ、
お互い目で相手の様子を伺いながら、
行ける方が手を止めて急ぎました。

そのまま二度寝してしまったときは寝かしておきますが、
起きてるようなら、少しお話ししたり、遊んだりして、出かけます。

パパ、行ってくるよー

の掛け声をきっかけに、
ゴロゴロ横になっていた息子くんが
玄関まで走ってきます。

走ってくる音が、またかわいいんです。


ハグをしながら、一言二言声をかけて、出かけるパパ。

いつも妻に見送ってもらってますが、息子くんにも見送ってもらえると嬉しいものですよ。
外に出て、自転車で走り出したころに、嬉しさが込みあげてきて身震いしています。

本当は、もっとたくさん睡眠時間をとってほしいんだけど、
見送りの魅力も捨てがたい…


夏はこれから。
息子くんは、やっぱり早起きするだろうな。

朝早起きなら、夜早く寝ればいいよね。

だから、早く帰れるようにパパも頑張ろう。


世の中のお父さんたちも、朝こどもからパワーをもらって頑張りましょう!






ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。