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育つぶ~『爪を噛むクセ、むくクセ』


昨晩、パパがお風呂から出ると、居間が静かなことに気づいた。

あれ? ご機嫌でお風呂入った後はいつも大声で歌ってるのに?

「いつもやらないって約束してるのに、また爪むいてたから叱ったの」
洗面所に入ってきた妻が言った。


あぁ、それかぁ。

爪を噛む。
爪をむく。

息子くんの悪いクセ。

止めてほしいけど、何度言ってもなかなか直らない。

息子くん本人が困ることになると、あの手この手で言ってみるものの、
具体的なイメージがつかないんだろうな。
だから何がいけないのか、分からない。


息子くんに止めるよう話しながらも、そんなことを思っています。


妻は、爪のこと関してはかなり厳しい。
けっこう、言い方きつい。

でも、これまで何度も言ってきて直らないんだから、
きつく言うのは解決策にならないよぉぉ…

そう思いながら、息子くんと一緒に謝ります。

「ほんっとに甘いんだから…」

と今にも言いだしそうな妻ですが、
一旦許してもらいます。


実は、パパが息子くんを擁護(?)する理由がもう一つあるんです。
それは、昔パパも爪を噛むクセがあったということです。

親から叱られてたっけ?
もう覚えてません。
聞いてなかったのかもしれない。

今から思うと、大人になっても直らなかったなぁ。
何がきっかけか覚えてないけど、今は止められてる。

息子くんのこのクセが遺伝かもしれないと思うと
申し訳ない気持ちだ。

だから、このクセは何とかパパが直してあげたいと思ってます。


爪を噛んだり、いじったりするのは、ストレスや寂しさのあらわれである可能性が高い。

ググると、同じようなことが書かれてる記事ばかり。


だから止めさせるには、ストレスを軽減する、寂しさを緩和する、
という根本的な解決が必要だということだろうか。


家では、妻もパパも結構積極的に息子くんと楽しく遊んでると思っている。
息子くんも楽しんでるように見える。

あまりそこに改善策を講じる必要性は感じない。
でも、見えていない何かがあるのかも。


保育園ではどうなんだろう?
多少なりともストレスはあるのだろうけど、
強いストレスを感じているんだろうか?

積極的に園でのことを話してくれる息子くんではないのですが、
嫌なことがあったら言ってくれる。

あ、でも最近嫌なことがあったって聞かないな。

もしかしたら、息子くんにしか分からないストレスがあるのかもしれないな。
今度、先生と話してみよう。

息子くんにも今週末、さりげなく聞いてみよう。
あまり問い詰めると、逆に話してくれなくなるから、やんわりいかないとね。

最近ごはんを食べる量がちょっと少ないって、妻が言ってたな。
もしかしたら、それもストレスのせいなのかな?

一昨日は真夜中に、大声でイヤイヤ寝言をいいながら、
足バタバタさせて暴れてたもんな。


心配し始めるとキリがない。

ほんのちょっとでも想定外のことが起こると心配してばかり。
溺愛、過保護、と言われても仕方ありません。


でもね、DNAのせいかと思うとそうなってしまうのですよ。
息子くんは何も悪くないんだから。


もしストレスなら、他のことでストレス発散できる術を見つけてあげないと。

ごめんね。
でも、パパ何とかするからね。

それまでは、爪むかないように、パパと連帯責任でがんばろう。




ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。