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私流ミドルゲーム攻略!(潮の選び方と攻め方編)

始めに


ノートを閲覧して頂きありがとうございます♪
ぜんと申します。長々と書き物をするのは初の試みのため、誤字脱字や稚拙な文章や表現により、あまり良い思いにならない方もいらっしゃるかと考えますが、何卒お許しください。


前置き

恐らくこのノートを見て頂いている方々は、ミドルゲームとはどのような釣りなのかを概ね理解している方が多いと思いますが、もしかするとご存知ない方もいらっしゃると思います。「ミドルゲームってなんなの?」って方は、本文を読む前に下記に添付している記事をお読みになってから、本誌に目を通すことを強くお勧めいたします。酒田さんの記事を穴が開くほど閲覧した後、私の記事をお楽しみ頂けると幸いです。
当たり前ですが、人やフィールドによりスタイルはそれぞれかと思いますので、原点と言える酒田さんのミドルゲームの考え方と違う部分も出てきます。私はリスペクトした上でのアレンジや派生と言う形で、ミドルゲームを楽しんでいる一個人ということを理解した上で、私の記事を見て頂けると幸いです。



本題

今回初めてノートを書くにあたって、お題をX(旧Twitter)で意見を募ったところ、「潮の選び方や攻め方を知りたい」という声を頂きましたので、今回はこちらのお題に沿いつつ、マダイをメインターゲットとするミドルゲームにフォーカスを当てながら綴っていきたいと思います。
全国津々浦々でミドルゲームを行ってみたい気持ちは山々なのですが、恥ずかしながらミドルゲームの実釣経験は瀬戸内海のみとなっています。その中でも私のよく出向く広島県中央部〜東部を基準としてお伝えしていきたいと思います。広島に足を運ばれる可能性がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

狙いやすい日とは?

基本的にソルトの釣りは、“潮が大きい日=釣れる日”という認識が根付きがちです。しかしながらミドルゲームにおいては、正直なところキーポイントになることは少ないと私は考えています。

先に結論を述べると、潮の大きさはあまり関係ないというのが自論です。

「そんなわけあるか」という気持ちもよく分かります。現に大潮が特別良かったという潮周りも経験はあります。ですが、より大きな鍵を握るのが【潮の変化が起こる前後の時間帯】だと私は考えます。潮の変化が起こる時間帯ではなく、起こる前後これがキーポイントです。
マダイを狙う際にまず私が見るのは、潮の大きさではなく干満の時間です。そこから自分のデータなどからポイントの選択をします。どんな潮どんなタイミングでも釣れるというところはないこともありませんが、このタイミングなら釣れるというポイントをチョイスすることが釣果をより伸ばすには重要です。

酒田さんの記事を読まれた方は頭の片隅に残っているかと思われますが、ミドルゲームは「ハマった時の爆発力」が醍醐味の1つです。私の腕が悪くても沢山釣れたり、同行者の方に良い思いをしてもらえるのは、常に“ハマるタイミング”を予想して、いつもは釣れなくてもこのタイミングならという“ポテンシャルの高いポイント”の選定がキーとなります。

改めまして今回は、潮の選び方などについてのプロセスを深掘りしていきます。

マダイを狙いやすい時間とは…

ずばり

【上げ2分(ぶ)と8分、下げ2分と8分】
これを意識すると、釣果は劇的に変わるとは言い切れませんが、少なからず反応は変わるでしょう。瀬戸内海は全国的にみても、潮流が早い海域だと思います。大潮では、半夜やっても常にボトムを取れるというポイントは、そうそう多くはないと思います。早い潮流に合わせて重いジグヘッドを使うと、魚に見せれる時間が減ったり、任意のコースを通しづらいといったデメリットが生まれてきます。ですので、潮が動いたり止まったりする時間帯の前後の、いわゆる潮が若干効いている時が格好の狙い目です。
私の経験上、マダイは特に潮の動き出しなどの変化に敏感な魚だと思います。一般的に釣れると言われる「上げ3分と7分、下げ3分と7分」では、狙い目の時間としては早かったり遅かったりということが多い印象です。潮の動き始めと止まり始めの前が、マダイを狙う上ではもってこいの時間帯なのです。
感覚的な表現になりますが、「なんか潮動きそう」「なんか潮緩くなった?」のような、潮の変化が起こりそうな状況こそが、マダイのホットタイムになります。
そしてミドルゲームで普段使ってるリグよりほんの少し軽いもので攻めることが肝となってきます。本当に少しで問題ないです。ジグヘッドをそのままにワームのサイズや太さの小さいものを選んだり、ワームはそのままにジグヘッドを1g軽くするくらいで、急に反応が良くなったりします。

ステップアップ

先ほど潮が動く前後の時間帯が大切という話をしましたが、時間帯だけが良くても爆釣に近づくにはワンピースかけていると思います。酒田さんのブログからの引用ですが
『ポイント・潮・ベイト・時合と全て揃った時の爆発力はほんと半端ない』と仰られてます。
この中で、ポイントは行ったことあるかないかや近況の回遊などの状況、ベイトは正直運要素なところもあり、確実性はあまり期待できません。しかし潮と時合はある程度予想を立て、条件を揃えられます。
潮はやはり大きい時の方が、上振れの幅は大きいと感じていますが、下振れる時の幅も大きいのでハイリスクハイリターンといった印象です。また初場所にトライするにも、大潮だとまともに釣りができず、カバーするにも少々難しい面も出てきます。腕に自信がある方は、大潮でも積極的にポイントを探してみると、新たな出会いが生まれるかもしれませんね♪
時合には色んな要因がありますが、その中でもマダイを狙う上で有効な指標になる時合は、主に3つあると考えています。

1つ目 先述の通り潮が動く前後の時間帯
2つ目 光量変化のタイミング
3つ目 狙いの魚かベイトが活発に動くタイミング

上記3つの時合を意識して釣行予定を立てることで、初場所でも集中するタイミングが掴めます。特に2つ目の光量変化のタイミングにおいて、月光がよく射す場合は、曇がかかって暗くなったり、山や建物で隠れたりするタイミングで食いが良くなる時があるので、海だけでなく空を眺めるのも重要です♪
私が実際に釣行予定を立てる際の例を下記に挙げます。

タイドグラフBIというアプリからの引用を織り交ぜ解説しています。


例1

中潮(15:50最干)

上記の潮では、午後の上げ2分(最干から約2時間)と日没の光量変化のタイミングの時合が重なります。このような日の夕まずめはアツイと予想でき、16:30からポイントにエントリーするでしょう。


例2

大潮(18:00最干)

上記の潮だと、午後の最干からの潮の動く前後と、光量変化のタイミングの時合を重ねることが難しいです。
しかし、私の行くポイントの中では、上げから3〜4時間経過すると、イワシ系のベイトの回遊とキャストで届く位置での停滞が多いです。よって、上げ8分とベイトの動く時合を掛け合わせることができるため、釣果は見込めると踏ん切り、20:00頃にエントリーするでしょう。


誘い

ミドルゲームの攻め方は、無限大と言って良いほど多岐に渡ります。その中でも主力と言える、ジグヘッド単体でのアクションを3つと、それらの使い方やメリットなどを紹介していきます。

まずは基本のリフト&フォールです。
このアクションはミドルゲームの基本アクションの1つになるので、実用している方も沢山いらっしゃるかと思います。単にリフト&フォールでも様々な種類がありますが、私のおすすめのアクション方法は、ゆっくり2段を入れてのテンションフォールです。このアクションはどんなポイントやどんな状況でも扱いやすく、実績のあるアクションとなってます。特にしもりなどのストラクチャーが豊富な砂地のフィールドに強いですが、ウィードが沢山あるポイントには少々不向きになります。
メリットは、
・確実にボトムを攻めれること
・地形変化に強いこと
主にこの2つだと考えます。こちらは多様な魚種を狙ったり、サーチルアーならぬサーチアクションとして秀逸です。潮が過剰に走っている時などは、マダイなども浮き切らず、ボトム付近で停滞していることが多いので、このアクションはとても有効となります。

次にリトリーブ&フォールです。
このアクションをしていらっしゃる方を私はあまり知りませんが、とてもおすすめできるアクションなので紹介させて頂きます。アクション方法やコツとしては、潮の流れ方や水深にもよりますが、着底したら1秒1回転より遅いスローリトリーブで、5〜10回転ほど巻いてあげてフリーフォールです。活性高い時は、1秒2回転ほどでも反応します。巻きにバイトが集中しますので、即合わせではなく、スイープフッキングや向こう合わせで、乗ったら追い合わせを入れるか、本当たりのみフッキングを入れてあげることで、カエシまでしっかり刺してあげるのが、キャッチ率を上げるコツです。特に地形変化やブレイクの少ないポイントでの使用に強く、ジグヘッドのアイの位置やロッドのトップポジションを変えてあげることで、水深やポイントによってアジャスト出来ることも良い点です。リフト&フォールと同じく、ウィードに富んでいるフィールドでは不利に感じます。
メリットは
・巻きに反応する活性高い個体を狙えること
・フォールで見せても反応しない個体をリトリーブで反応させられること
主にこの2つだと考えます。こちらはマダイやアコウのフィッシュライクなパターン、前述しているベイトが活発に動く際に特に有効なアクションになります。
また、シャッドテールの中でも良く動くものや、カーリーテールでの使用と組み合わせることによって、リフトでアクションするより過剰にワームが動くことなく、潮の動きのみで最大限アピールできることも評価すべき点かと思います。巻き出しにバイトが集中し、3回転以内に当たりが出ることも多いです。このアクションの最大の利点として、ミスバイトがあってもそのまま巻くことで、セカンドバイトが大いに期待できます。リフト&フォールではリカバリーをするのが難しい場面もあり、そもそもバイトがフォールに集中するので、1度フッキングを入れるとセカンドバイトの率はぐっと落ちる傾向にあります。リフト&フォールで反応はあるけど乗り切らないなどの時にするも良し。リフト&フォールと組み合わせて、フォールでバイトが出て乗らなかったら、リトリーブにチェンジするも良しです。特に難しい操作でもなく、色んなアクションと組み合わせがしやすいのでぜひ実践してみてください。

最後にリフト+ストップ&ゴーです。
このアクションは、よく使うアクションには成りきれていませんが、他の釣りでも使える釣法なので覚えておくと、後々役に立つかもしれませんので実践してみては如何でしょうか?
メリットは
・ボトムから上を意識している個体にアピールできること
・一定の速度で長くルアーを見せれること
主にこの2つだと考えます。こちらはマダイだけでなく、フラットフィッシュなメバルなどボトムから上のベイトを捕食する魚に有効なアクションとなってます。リールシートを僅かに振ってあげながら、ミドストっぽくシェイクを入れてあげながら巻くと、浮いてる個体は特に良い反応を示してくれることがあります。
アクション方法とコツですが、ボトムを滑らせるイメージです。任意の回数リフトをしてあげて、そのままなるべく地形に沿わせてリトリーブを行い、浮きすぎたなと感じたらストップをいれてあげて、大体でいいので元々引いていたレンジに戻してください。逆に巻く速度が遅過ぎたり、かけ上がりでボトムを擦っていたらリフトをしてあげて下さい。かけ上がりが長く緩やかなポイントは、リグを任意のレンジに入れてあげる動作を、リフトではなくリトリーブで対応するのもアリです。特にしもりが多い岩礁帯のポイントやウィードが多いポイントでも、ボトムスレスレではなくウィードの上を滑らせることで、アピールができるのも有利な点です。しかし、しもりやブレイクの位置が把握しきれていないポイントや潮が走り過ぎている場面では扱いが難しく、おすすめはできません。またリグの操作感も悪いので、サーチで使うには有用性は低いと感じます。

裏技というかインチキ?

マダイが居る場所を探すのは、思っているより労力を使います。ここマダイいるのかなと気になるポイントはあっても、「ここはマダイの釣れるポイント」と決定付けるには少々期間がかかったり苦労がつきものです。そんな時はVJやロデムといった、ルアーを使うのがおすすめです。根掛かりでのロストが気になる場合は、フックなしで使うこともでき、確認作業にはもってこいなので、私もタックルボックスによく忍ばせています。これをミドルゲームと呼んで良いのかはグレーゾーンかと思いますが、私は釣って楽しみたい人なので、ミドルゲームをできるポイント探しとしては大アリだと思っています。困った時には使うのも手だと思います。実際VJなどで反応があるポイントでミドルゲームをすると、しっかりと結果が伴う事が多いです。

閑話

最近マダイのみを狙う時にダウンショットを使用し始めたのですが、これがあまりに効くので今後しっかりと公開しようか迷ってます。リグの作り方やコツにおすすめのワーム、メリットデメリットなどの説明をして欲しいなど要望があれば、今後発信もしようかと思うので、良ければ記事などにいいねを頂けると励みになります笑
気になる方は自分で改良して使ってみて頂きたいです!


まとめ

長々書いた上に説明が苦手なので、上手く伝わったか分かりませんが、まず最後まで目を通して頂きありがとうございます。
要点を絞ってのまとめになりますが、
・潮は動く時間帯の前後がアツい
・攻め方は基本のリフト&フォールを軸に独自にアレンジ
上記2つを意識すると、マダイにより近づけると思います。ぜひこの春のミドルゲームに活用してみてください。


おまけというか感想というか…

本文が閑話以外だと堅苦しい文章になったので、最後は緩くお話しします笑
人に見られるというのを想像しながら書いたので、緊張したり言葉も丁寧に選び、時にはネットで言葉の意味を確認しながら文字を綴ったりもしました💦
今後書く機会があっても、苦戦しながら頑張って書いていこうと思うので、誤字脱字や不思議な表現があっても、どうか温かい目で見ていただけたら幸いです笑

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