リールのギア比の選び方。
こんにちは、こんばんは、カツオです。
今回はリールのギア比についてご紹介いたします。
リールを選ぶとき
絶対と言ってもいいほど目にするギア比。
数字を見ただけでも、一体なんのことやら...と
思う方もいると思います。
このギア比、実はリールを選ぶとき
超重要なポイントとなります。
そこで今回は、リールのギア比とは何か?
ギア比の種類とそれぞれの釣りに最適なギア比について
ご紹介いたします。
🔵 ギア比って何?
そもそもギア比は
リールのハンドルを一回転させたとき
ベイトリールならスプール、スピニングリールならローターが
何回まわったのかを表す数値です。
たとえば、ギア比が「5:1」の場合
ハンドルを一回転させるとスプールかローターが
5回回ったことになります。
🔵 ギア比の種類
ギア比は、今のところ4種類に分けれられます。
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パワーギア(4:1)
ノーマルギア(5:1)
ハイギア(6:1)
エキストラハイギア(6:2)
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と、それぞれ上から順に
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PG
HG
XG
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と略称があり
ノーマルギアに関しては表記がないものが多いです。
⚙️ パワーギア(PG)
パワーギアは、ハンドル一回転あたりの
糸の巻取り量が少ないです。
そのため、自転車で坂道を登るような力強さで
ゆっくりと確実に巻くことができます。
ただ糸の巻取り量が少ない分
ラインスラッグ(糸ふけ)を回収しずらいデメリットがあります。
⚙️ ノーマルギア
最も一般的なギアです。
特筆すべきデメリットはありませんが
強いて言えば
リールの種類や番手によって
ノーマルギアのリールがないことですかね。
シンプルなものほど説明することがなくなる
ノーマルギアです。
⚙️ ハイギア(HG)
ハイギアは、ハンドル一回転あたりの
糸巻き量が多いです。
そのため、ラインスラッグの回収が早く
ルアーの回収も早くすることができます。
ただ自転車と同じく、ギア比が高いため
ドックウォークといった繊細なルアー操作が難しくなります。
⚙️ エキストラハイギア(XG)
エキストラハイギアは、ハイギアよりも
ハンドル一回転あたりの糸の巻取り量が多くなります。
そのため、ハイギアよりも
ラインスラッグの回収が早く、ルアー回収も早くなります。
また、ギア比がさらに高くなるため
繊細なルアー操作がより難しくなります。
ハイギアかエキストラハイギアで迷ったら
ハイギアを選んでおけば間違いないでしょう。
🔵 ギアの選び方
ギアは、釣り方と自分好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
では具体的にどのような釣りに最適なギア比なのか
ご紹介いたします。
⚙️ パワーギア
パワーギアは、力強い巻き上げと
繊細な操作ができるため
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ジギング
ベイトフィネスフィッシング
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に向いています。
ベイトフィネスフィッシングは
1g〜7gの軽いルアーで、繊細に魚を誘う釣り方です。
逆に向いていないのは
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サーフ釣り
オフショアキャスティング
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です。
サーフ(砂浜や砂利浜の釣り)や
オフショアキャスティング(沖のキャスティング釣り)は
ラインスラッグができることが多いです。
そのため、ラインスラッグの回収に時間がかかる
パワーギアは不向きになります。
もちろんできなくはないですが
一生懸命リールのハンドルを巻かなければならないので
だんだんと疲れてきます。
⚙️ ノーマルギア
ノーマルギアは、ハイギアやエクストラハイギアと比べ
巻き上げが強いため
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バス釣り
渓流釣り
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に向いています。
またラインスラッグ回収も
パワーギアよりはできるため
ラインスラッグが少し出る
だけど大型の魚がかかることのある釣りには
ノーマルギアです。
⚙️ ハイギア・エクストラハイギア
ハイギアとエクストラハイギアは
糸巻き量が多いため
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サーフ釣り
タチウオ釣り
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に向いています。
逆に向いていないのは
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渓流釣り
ベイトフィネスの釣り
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です。
ベイトフィネスと渓流釣りは
軽いルアーや狭いポイントで繊細な釣りをするため
ハイギア以上のリールでは、操作性が悪くなり
ルアーを上手く動かせなかったり、魚をバラしてしまうことがあります。
自分好みで選ぶ
人によっては巻取り速度が速い方が好き
ゆっくり巻くのが好きという方がいます。
そのため、自分好みのギア比を選ぶことがあります。
たとえば、サーフ釣り。
サーフは、基本エクストラハイギア(XG)を使いますが
好みでハイギア(HG)を使うことがあります。
これは、筆者とよくサーフ釣行する友達が
ハイギアを使っており、理由を聞いてみたら
「ハイギアの巻取りスピードに慣れちゃっている」と
言っていました。
いくらサーフで、エクストラハイギアがいいと言っていても
ハイギアの巻取りスピードに慣れている人が
エキストラハイギアを使ったとき
巻取りスピードの感覚がわからなくなってしまいます。
なので、たとえ、その釣りがエクストラハイギアが最適でも
自分好みでなければエクストラハイギアを使わなくてもよい
ということです。
🔵 まとめ
リールのギア比は
釣りを楽しむための重要な要素です。
自分がやる釣り、自分の釣りスタイルにあった
ギア比を選んで、釣果アップを目指していきましょう。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
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