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スポーツをする人のカラダづくりに最も応えられるパーフェクト・プロテインバーへの挑戦 開発ストーリーvol.2

156年の歴史をもつ小田原の老舗かまぼこメーカー「鈴廣かまぼこ」と、サッカー日本代表・長友佑都が代表を務めアスリートの価値から創造したプロダクトを手がける「株式会社Cuore」の2社共同プロジェクト「魚肉たんぱく同盟」。


この活動の第一弾として「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾(ちょう・かまぼこ)」を開発しました。これから“フィッシュプロテインバー”という新しいジャンルをつくっていくにあたり、私たちが大切にしているのは、スポーツをする人のカラダづくりに最高のパフォーマンスを約束するものでありたい、ということです。

そこで、おいしいことは勿論のこと、スポーツをする人にとって必要な成分がしっかり含まれているかどうか、科学的な見地からも研究を重ねながら、改良を重ねています。

そこで今回、食品の品質を科学的に数字で証明する「成分分析ブランディング」(dot science株式会社)が、品質の数値化を実施しました。

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その結果、魚肉たんぱく同盟の「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」は、国内メーカー4社の競合商品と比較して、スポーツや体づくりに有効な成分が多く含まれていることを解明。圧倒的に機能性が高く、アスリートのパフォーマンス向上に効果があるプロティンバーであることが明らかになりました。

今回は、この分析の結果が何を表しているのか、各専門家にコメントをいただきながら紐解いていきたいと思います。
アスリートはもちろん、ボディメイクやダイエットに励む方、スポーツキッズの親御さんにもためになる知識が満載なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

長友選手の体づくりを支える食事法とかまぼこは相性抜群だった!

鈴廣かまぼこと長友選手、そして同選手の専属シェフである加藤超也さんとの出会いは、長友選手が5年前から取り入れている「ファットアダプト食事法」にあります。

糖質を適正量に管理しながら魚中心の食生活にするこの食事法と、良質なたんぱく質のかたまりであるかまぼこの相性は抜群。

プロのアスリートとして腸内環境への取り組みや食事管理の質を考える中で、鈴廣かまぼこの「天然素材にこだわり、化学調味料・保存料不使用、そして1本に約7匹の魚を使った高たんぱくなかまぼこ」がマッチし、このかまぼこに長友選手ならではのアレンジを加えたフィッシュプロテインバーの開発がスタートしました。

目指したのは”飽きずに食べ続けられる毎日のプロテインバー”

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「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」のポイントは大きく4つあります。

・まずは、低脂肪・高たんぱくであること。
「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」は、たんぱく質が豊富で牛肉や乳製品などに比べて脂肪が少ないのが特徴です。かまぼこはつくる際に余分な脂肪分が削ぎ落とされるためとてもヘルシー。言わば、良質なたんぱく質のかたまりなのです。さらに、体をつくる栄養素であるアミノ酸の中で、人の体内では合成できない9種類を必須アミノ酸と呼びますが、「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」はこの必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。

・2つ目は、化学調味料・保存料不使用であること。
「鈴廣かまぼこ」のかまぼこづくりに使われるのは、厳選された魚と、良質な水、そして天然の塩。シンプルだからこそ、上質な天然素材にこだわります。化学調味料や保存料を使わず、子供から大人まで安心して食べられるのも魅力です。

・3つ目は、+αの栄養素。
「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」は、組み合わせる食材を工夫することで、たんぱく質以外の栄養素も摂れるようこだわりました。間食に罪悪感を覚えるどころか栄養素が体をサポートするので、夜食やおやつにも最適です。

・そして何より、おいしいこと。
アスリートやボディメイク、ダイエット中の方は、限られた食生活だからこそ1回の食事が重要。そんな大切な食事を「本当は食べたくないけど仕方なく選んだもの」で満たしてほしくない、そんな思いから「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」はおいしさを追求しました。


長友選手ゆかりのヨーロッパ各地の名物料理からヒントを得た「タコのガリシア風」「金目鯛のアクアパッツァ風」「ほうれん草とホタテ入りグラタン風」の3つのフレーバーを用意し、体だけでなく心も満たされるプロテインバーに仕上げました。

商品の機能性をアップデートし続けるための成分分析

そんな「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」ですが、現在は第一弾であくまでもプロトタイプ。スポーツをする人のカラダづくりに最高のパフォーマンスを約束するプロテインバーとして、これからもアップデートを続けてまいります。そこで、現段階ではどのような成分が含まれ、どのような機能があるのかということを「成分分析ブランディング」による分析で明らかにしていきます。

今回、成分分析を行った背景について、「Cuore」の共同創業者であり、アスリートやスポーツの知見を軸にした事業開発や長友選手のマネジメントを手がける津村洋太さんはこう語ります。


「長友佑都やトップアスリートのストーリーや経験を起点に、世の中の健康課題の解決に取り組んでいる私たちとしては、多くの人に自分ごとにしてもらう必要があります。そのためには、ストーリーメイキングと数値的な情報による可視化が不可欠です」


こう考える背景には、長友選手と加藤シェフ、そして北里大学北里研究所病院糖尿病センター長である山田悟医師でつくりあげた「ファットアダプト食事法」を打ち出した際の経験があるのだとか。


「この活動では、糖質管理+高脂質+高たんぱくな食事内容を数値化し長友佑都の血糖値と照らし合わせ、エビデンスを取ったことで、多くの人に伝えることに成功しました。数値化することで、アスリートの食事法がより身近に感じられるようになったのだと思います」


「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」に関しても考え方は同じ。「天然素材のかまぼこを軸に開発し”ノンケミカル”というのを重要なポイントのひとつとして設定しました。ただ、そもそも”かまぼこ=たんぱく質源”という認知はまだ低いので、プロテインユーザーへの訴求としても、今回の分析が必要だと感じました」

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津村さんが成分分析に期待したことがもうひとつ。
「今回の3種のフレーバーは、長友佑都と加藤シェフの二人三脚の取り組みから生まれたものですが、開発時に想定していた機能的な価値が、一般のかまぼこや他のプロテインバーとどれくらい差が出ているのかは気になるところでした。想定シーンに運動後のリカバリーや補食などを意識していて、アスリートはもちろん一般の運動する方々にもお伝えしたい機能性を盛り込んだので、数値化することで根拠をもっておすすめできるようになるといいですよね」

体づくりに欠かせないたんぱく質を構成するアミノ酸について

こうして分析にかけられた「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」。今回は機能性にフォーカスして各種アミノ酸を分析します。比較したのは、国内メーカー4社の鶏肉加工品および魚肉プロテインバー、植物性プロテインバー2種です。(以下、プロテインバーはPBと表記)

まずは、体づくりに欠かせないたんぱく質を構成するアミノ酸について、先の「Cuore」津村さんよりスポーツの観点からコメントをいただきました。

■アスパラギン
アスパラギンは運動持久力の向上に効果があるとされている成分です。
フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾のアスパラギン含有量は、4社の類似商品と比較して最大で約192倍でした

アスパラギン

(津村)サッカー含め長時間のスポーツでパフォーマンスを発揮するためには、アスパラギンを意識的に摂取することが重要です。「ファットアダプト食事法」とも直接に関連する栄養素でもあり、低糖質、高脂質、高たんぱくで、いわゆるカーボローディング(血糖代謝)と同様に、脂質をエネルギーに変えるのをサポートする大事な成分です。

■グルタミン
グルタミンは筋肉の分解抑制、傷の修復に効果があるとされている成分です。
フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾のグルタミン含有量は、4社の類似商品と比較して、最大で約6,525倍でした。

グルタミン

(津村)グルタミンは、トップアスリートはもちろん、運動を日頃から行う方にとっても、部活動に取り組む若年層にとっても「リカバリー」の点からとても重要です。例えば、長友や今回の五輪でも1週間複数試合などで筋肉に負荷をかけると、試合で最高なパフォーマンスを出せなかったり、怪我をしたりするなど、多くのリスクを抱えてしまいますので、そのリスクの軽減という意味で必要です。

■アルギニン
アルギニンには免疫力アップ・疲労回復サポート・生活習慣病の予防に効果があるとされています。
フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾のアルギニン含有量は、4社の類似商品と比較して、最大で約5.5倍でした。

アルギニン

(津村)アルギニンには、日々のコンディション調整に必要な要素だと考えます。アスリートにとって勝負となる日の前には徹底した体調管理やリカバリーがあり、怪我や体調不良があるだけでコンディションが悪くなってしまい、試合でも結果がついてこなくなります。『勝負の結果は勝負の前で決まっている』とは、アスリートの間でよく言われる言葉です。
一般の方でも、日々の体調管理のためには免疫力が必要ですし、コロナや感染症対策としても重要だと考えます。

たんぱく質の構成に関わらないアミノ酸について

続いて、たんぱく質の構成に関わらないアミノ酸についての分析結果です。
ここでコメントをくださるのは、「鈴廣かまぼこ」で職人技を科学的に解析する『魚肉たんぱく研究所』所長であり博士(農学)の植木暢彦さん。各成分の効果と味わいの観点から語っていただきます。

■タウリン
タウリンはコレステロール減少・心臓や肝臓の機能の向上・視力の回復に効果があるとされている成分です。
フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾のタウリンの含有量は、4社の類似商品と比較すると、最大で約15,000倍でした。

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(植木)タウリンは長友選手が大好物だというタコのほか、牡蠣やあさり、しじみ、ホタテなどに多く含まれている成分です。「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」は味のバランスを整え、それぞれのおいしさの特徴を出すために魚介エキスなどの天然調味料を使っており、それが数値の差に表れているのだと思います。「ほうれん草とホタテ入りグラタン風」には当然ホタテも入っているので、より顕著に差が出たのではないでしょうか。

■シトルリン
シトルリンは、血管を拡張して血行を良くする効果を有し、運動パフォーマンスの向上につながる成分です。
フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾のシトルリンの含有量は、4社の類似商品と比較すると、最大で約11倍でした。

シトルリン

(植木)本来スイカやメロンなどのウリ科の植物に多く含まれていると言われる成分ですが、「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」のどの原材料由来かは正直私もよく分かりません。調べてみると全く予想していなかったことが分かっておもしろいですね。

■オルニチン
オルニチンは、疲労の軽減、睡眠や目覚めの改善、成長ホルモンの分泌促進に効果があるとされている成分です。
フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾のオルニチンの含有量は、4社の類似商品と比較すると、最大で約3.6倍でした。

オルニチン

(植木)オルニチンはしじみやシメジなどに多く含まれている成分で、こちらも水溶性のさまざまな成分を含む天然の調味料に由来すると考えられます。

今回の結果について、植木さんはこんな感想を語ってくださいました。
「いずれも鈴廣としては、機能性を追求すると同時に、何度も食べたくなるおいしさが大切だという考えで商品開発にあたったのですが、それが結果として遊離アミノ酸量の増大につながったというのは興味深い結果でした。
たんぱく質とひと言で言っても内容はさまざまで、量が多ければいいという訳ではありません。
今回の分析では、効果に即効性のある遊離アミノ酸で顕著な数値の差が出ていますが、そもそも魚肉たんぱく質は消化性が高いので、スポーツ選手の体づくりにより負担なく効果を発揮すると考えられます。
また、1本のかまぼこのたんぱく質量を増やすためには、水分量を減らすと簡単なのですが、それでは食感が固くなってしまい魅力的なおいしさから遠ざかってしまいます。”柔らかすぎも固すぎもしないしなやかな食感”は、鈴廣としても絶対に譲れないポイントだったので、水分量を0.5%単位で調整しギリギリのラインを攻めました。
その結果、たんぱく質量はキープしながらもジューシーなおいしさを残すことができ、長友選手にも「試合や練習の後でも喉ごしがいいので食べやすい」とお褒めの言葉をいただき嬉しかったですね」

機能性の高さが証明されたフィッシュプロテインバー

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たんぱく質はもちろん、さまざまなアミノ酸をバランスよく含み、より栄養価が高いことが証明された「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」。この数値を後ろ盾に、「魚肉たんぱく同盟」は今後もさまざまな角度から魚肉たんぱくの魅力を発信し、”かまぼこ=フィッシュプロテインバー”という概念をより多くの人に広めていきたいと意気込みます。


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