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vol.2 豪商と聖帝がパンツを脱いだ【脅威の出会い系アプリ攻略法】を、日本人大富豪あべしさんが講義する。

日本人大富豪あべし サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(52:45)は購入後に視聴可能。

第二話(全四話)



第2話では大きく2つの話題が展開される。

あべしさんが大富豪になった「貧乏人与信ビジネス」

あべしさんの結婚と離婚

貴重な知見を学べる回となっている。



まず、あべしさんが大富豪になった方法について。

ガラケー最盛期の頃、あべしさんはポイントサイトを運営していた。ポイントサイトとは、そのサイトを経由して商品を買ったり会員登録をするとポイントがもらえるサイトで、そのポイントは現金に交換できる。

ポイントを求めて多くのユーザーがあべしさんのサイトを「ポチポチ」した。その「ポチポチ」でユーザーはポイントをゲットしたのだが、サイト運営者のあべしさんは広告主からさらに大きな報酬を得て、大富豪になったのであった。その規模、最盛期で月商3~4千万円。

この話はアメリカのゴールドラッシュを彷彿とさせる。ゴールドラッシュで最も儲かったのは、金の採掘者ではなく、ジーンズとスコップを売った人だった。同じように、ポイントサイトで最も儲かったのは、あべしさんだった。

さてこのビジネスのポイントは、お金がないけど時間がある人、つまり貧乏人を上手く利用したところだ。貧乏人というのは、当然だがお金がない。なぜお金がないのかといえば、収入に見合わない消費性向をもっているから。お金が常に足りないから、貧乏なのだ。アダルトとか情報商材とか、反射的に、衝動的に買っちゃう。言い方は悪いけど、動物的なんですな。



しかし、この貧乏人に「後払い」で使えるお金、つまり「与信枠」が与えられるタイミングが、たま~に来る。この「後払いの与信枠」が秀逸で、貧乏人の気質がある人は、この枠を自分の財布に入っているお金の如く、衝動的に消費してしまう。



ここに、バブルが発生する。



本来なら存在しないお金が、瞬間的に発生し、購買力が高まるからだ。

あべしさんは、このタイミングを上手く捕まえたのである!

もちろん、使ったお金は後払いで回収が始まるのだが、それはまた別の話。



かくしてあべしさんはウン千万円の月商を叩き出し、半分ほどが利益となったのだが、この頃は毎日が不安で仕方なかったと語る。この状況がいつまで続いてくれるのか、いつ終わってしまうのだろうかと、売上が伸びるほど悲観的になっていったという。この頃は女性と遊ぶ気も起きず、毎日毎日、必死になって集中して働いたそうだ。そういう苦労の礎があって、大富豪になったことを忘れてはならない。



さて、そのように億単位の年商を達成したあべしさんは次に、税金と戦うことになった。ネットには「俺は稼いでる!」と吠える者がはびこっているが...本物かどうか、見分ける方法を教えよう。それは税金について突っ込んでみることだ。税の徴収においては、国家は一切の妥協がない。稼いでいる額が大きければ、必ずマークされる。だから、本当に稼いでいる人は税金に対して勉強するし、対策もする。そういう意味で、あべしさんは税金のエキスパート。本物の中の本物だ。



2つの目のテーマ、結婚と離婚について。

あべしさんは離婚を経験している。子供もいる。なぜ離婚に至ったのだろうか?聖帝、慎重かつ大胆に切り込みました。

恋愛工学界隈では「離婚と言えばアナキンさんに聞け!」と言われるほどのアナキンさんの例から「非モテで選択肢が少ない中で結婚相手を選んではいけない」という鉄則がある。しかしあべしさんは、また違うパターンであった。

あべしさんは決して非モテではなかった。大学時代も文化祭でナンパしまくるなどセックスに不自由していなかったとのこと。ただしひとつだけ、欠けていた要素があった。それはロングタームでの交際だった。

結婚となると当然だが短期的な関係ではいられない。相手の嫌な部分とも付き合っていかなくてはならない。あべしさんは実は「違和感」を感じてはいたのだけれども、それを看過して結婚してしまった。当時を振り返り、あべしさんは「当時はロングタームの経験がなくて、よくわかっていなかった。今はわかるようになりましたけど」と語る。そう、ロングタームを経験すれば、オカシい相手を判別するセンサーが養われるのだ。

そんなあべしさんは、今ではすっかり元気になって家に泊まっていったオンナ達の歯ブラシを「ジャラジャラ」と出してきてくれた。「あべしティンダーメソッド」の成果である。詳細は次回Vol.3で。



あと個人的に見逃せないのは「文化的成熟」の話。

あべしさんは2009年から、シンガポール、タイ、ベトナム、台湾と海外を渡り歩いて生活している。そんな中で、日本が文化的に成熟していることに気が付いたそうだ。日本は、先進国になって、お金を持ってからの時間が長い。約1世代分、アジア諸国よりも成熟しているとあべしさんは語る。

アジア諸国はまさに今、バブル時代を迎えている。お金はあるけど、文化がついてきていないという。文化とは、わかりやすくいうと「民度」である。お金がジャブジャブあっても、文化は一朝一夕に身に付かない。「文化」の対義語は「自然」であり、文化とは人の営みである。あべしさんが途上国から台湾に移住したのも、この文化の成熟度の観点からだそうだ。



「不景気の時こそ、文化は発展する」

本作屈指の名言であろう。



国も、人も、不景気で苦しい時になってはじめて、自分と向き合う。

内省し、アイディアを出そうとする。収支を見直し、支出を改善する。トレーニングして力を付けようとする。不景気の時こそ、人も国も研鑽できて、成長できるのだ。



つづく

著:ヤコバシ

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