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エピソード6 アナキンさんの結婚と離婚に関する『我が闘争』および、ストリートナンパで地蔵せずに声掛けする方法

アナキン・アウトレイジ サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(59:45)は購入後に視聴可能。

エピソード6(最終話)「メスブタの出監」

Vol.4,5では「地蔵」と「オープン」についてをアナキンさんに講義していただいた。ここまでも十分に高いハードルではあったが、ではいざ、オープンができてからどうやってセックスに持ち込むのか?ナンパ実践者が最も疑問のある部分であろう。Vol.6ではここを集中講義する。

「雑なオープン」によりオープンした女子は、少なからずあなたに好意…とまではいかぬまでも、居心地の悪さは感じていない状態にある。つまり「苦しゅうない」という状態だ。そこから会話が始まっていくわけであるが、ここからはMPを大量消費しながら女子を観察し、適切な受け答えをし、切り結んでいく。

表面上は楽しく女子とおしゃべりしているのであるが、その内情は、わずかな隙も許されぬ、研ぎ澄まされた刃での切り合いのような緊張感で張り詰めている。言葉にとらわれず、相手の表情、仕草、声色、態度、目線…それらから自分への「ヒキ」のサインを見極めていく。その中で、脈が無いなと見切ったならば即座に損切りへ移行する。ここに勿体無さを感じて躊躇することは、効率を鈍らせる。そのような吝嗇(りんしょく)を乗り越えて、見込みが強まったのなら、自分のフィールドに誘い込む。

まずはバーに連れて行く。このとき、事前に複数軒の候補を用意しておくこと。事前の下見は必須である。仮に満席でも、第2、第3の矢が撃てるという安心感が重要だ。事前の準備で不安要素を減らそう。そうして誘い込んだバーにおいては、さらに距離を詰めていく。再確認するが、目的は女子と楽しくおしゃべりしてお酒を飲むことではない。あくまでも目的は、セックスだ。となれば、その先の自宅ないしホテルへの搬送から逆算し、攻め筋を組み立てていかねばなるまい。

そのために、このバーにおいて、アナキンさんは「アナタッチ」を行う。これは聖帝流においては奥義「サウザーシフト」のことを指す。これらの奥義は、女性の内に潜む、二つの人格つまり「タテマエさん」と「メスブタさん」を攻略するための極意なのだ。

女性はすべからく二重人格だと思ってよい。それは先述のタテマエさんとメスブタさんの二つの人格である。タテマエさんはこう言う。「今日会ったばかりの人なのに、肉体関係なんて持っちゃいけないわ。私は身持ちの堅い、マジメな女よ。だから何回かデートして、順を追って絆を深めてね」このように、通常時には理性のタテマエさんが優位であり、本能のメスブタさんは心の奥深くに、鉄格子にの牢に封じこめられて、静かに眠っている。

さてそこで、アナタッチ(単)が行われる。単とは、一瞬の接触を指す。グラスを渡すときに一瞬触れ合う指先。足を組みかえるときに一瞬触れるつま先。その接触の刹那、それまでおとなしく眠っていたメスブタさんは覚醒し飛び起きる。「いま触られた!この男、私にもっと触りたいのよ!」と興奮し鉄格子をガシャガシャし始める。しかし同時にタテマエさんが押さえ込む。「これは不意の接触よ!他意はないわ!もしいやらしい手つきでもっと触ってきたら、跳ねのけてやるわ!」

しかしアナキンさんは見逃さない。メスブタが反応し、嫌がっていないことに。断続的な軽度な接触から入り、徐々に接触時間を延ばし、確かめながら、ついには手を握る。アナタッチ(長)である。

こうなると本能の下僕たるメスブタさんは止まらない。

「触って!もっと触って!いいよいいよ!その先もいいよ!」その傍らには、タテマエさんが無言で牢に入っている…この一連の、理性のタテマエさんから本能のメスブタさんへの主導権の遷移を奥義【サウザーシフト】と呼ぶ。

そうしてバーで「前戯」まで至ったのなら、もう十分に仕上がっている。そこからはホテルや自宅に搬送するのだが、場合によってはタテマエさんが最後の抵抗を見せてくることがある。「私は尻軽女じゃないのよ!今日初めて会った男となんて、ダメ…なんだから…!」といじらしく抵抗しつつも、メスブタさんに完全包囲され制圧されている。もはやこの段に至って、このタテマエさんを解放してやることは男にとっての責務であろう。

ーーー聖帝十字撃。

背後から女子の左手首を左手で掴み、自らの胴体で女子の右腕の動きを封じるこの組み技は聖帝サウザー氏が編み出した不敗の技。女子の動きを封じた上で、自らの右手は完全フリーとなりどこでもタッチできる伝説の奥義。そうして「急所」をタッチされたタテマエさんはいよいよ観念する。

こうしてナンパの目的は完遂される。解き放たれたメスブタさんと、拳と拳で存分に語り合おう。

そうして懇ろな関係となった女子と、長期的な関係を築くための技術ももちろんある。

STコンボ。STとはセックス・トリガーのことだ。これは短期間に集中してセックスを重ねることにより、女子の本能にあるトリガーを強く深く引き、離れられなくするという技術だ。ナンパで出会った女子との関係を短期間(ショート・ターム)から長期間(ロング・ターム)に移行するために有効な技術である。すなわち、その後のキープがしやすくなるのだ。

以上が、恋愛工学と流星道場流の融合による、アナキン流ナンパテクニックの講義であった。聖帝サウザー流も組み合わせた本作は、白熱教室シリーズにおいて「恋愛工学生サウザー 」としての集大成と言えるだろう。

をはり。

著・ヤコバシ


【使い方】
1.ながらで聴く。iphoneに仕込んで、通勤の電車や車の中など、スキマ時間で聴いてください。
2.繰り返し聴く。最低でも5回、出来れば10回目安で繰り返し聴いて貰えると効果が高いと思います。
3.久しぶりに聴く。1か月、2か月のインターバルを置き、忘れた頃に聴くと閃きます。

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わざわざ音声を聴く時間を割いて、集中して聴き、1回聴いたら終わりにするやり方です。オーディオブックは、試験勉強や読書とは全く違います。集中せずに何度も繰り返し聴くのが良い使い方です。

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