その２（全７話）。

紹介とエッセイ。

中核となるクエスチョンは、

「自分の人生を変えるものは出会いである。加藤さんの人生を変えた出会いとは、なんですか？」

と、

「最初の物件のコーポKiを購入するまでに600万円を貯めたとのことですが、32歳アルバイトの加藤さんは、どうやって貯金したんですか？」

である。

加藤さんの回答に注目だ。人生を変える出会いは、ファンならご存知のあのお方。お金の貯め方は「夢と希望と性欲を捨てる」とのことで、詳しくはオーディオで。

ま、要するに、vol.2でもまだ不動産を買う前の話が続くってことですな。既に不動産を持っていて、具体的に賃貸経営のここで行き詰まっているとか、克服すべき目の前の課題を抱えている、とかって人には物足りない内容であろう。

それは認めねばならぬが、そう言う風にオーディオを作っておるので仕方がない。

とにかく最初の物件を買うこと、買った物件に入居者を付けること、つつがなく家賃を頂ける生活を作ること。

ここが8割だと思うのだ。商売はどれもそうだけど、最初に最大の難所がある。

極論かもしれぬが、勤め人＋家賃、の状態になれば世界が変わる。そこから先は言葉の通り、別世界だ。離陸したのと同じ事で、あとはどうとでもなる。

再び勤め人の給料から貯金して、家賃も貯めて取っておいて、そうしてれば次の物件が買える。

どんどん物件を買える流れに乗ること。さすれば未来は明るい。と言うか、勤め人やってたら「どんどん物件を買える流れ」なんてものは一生訪れない。自分の運命を自ら切り拓いた者のみが得られる特権なのである。

何にしても、最初の家賃だ。労働対価以外のお金を得る事はほとんど神秘的な体験となりうるのである。第二の童貞を脱ぎ捨てる瞬間と言っても決して過言ではあるまい。

以上のような考えのもと、本オーディオを作っておりますので、入門者の人とか、一つ目の物件買ってリフォームに死にそうになっている初心者の人の励みになれば良いと思う。

そうだな。

少しばかり紙数がある。何か書きたい事でも書いておこうかな。

我輩にとっての「人生を変える出会い」とは。

オーディオの中ではある書籍との出会いを挙げた。その本の中に加藤さんが登場するのであるが、まあその話をここでしても詮方あるまい。

それが自分の人生を変えることになったのか？には疑問符がつくが、衝撃的な人間を観た、と言う、強烈な体験を挙げるとすれば、タレントの若槻千夏さま（35※2019年7月時点）であろう。

今は昔、我輩かつて豊頰の美少年たりし頃のこと。欲しい本を欲しいだけ買うカネを稼ぐべく、ある家電製品を販売すると言うつまらないアルバイトをしていたのである。

将来、弁舌の徒として身を立てる運命にある僕は、「物を売る」と言う仕事には最初からかなりの適性があった。

学生アルバイトながら少しばかり良好な成績を収めていたため、とある欠員に対する補充の役目にお声がかかったのである。何の欠員かと言うと、その「とある家電」の新製品発表イベント参加の欠員補充である。

そこに、くだんの人が居た。

にこにこと、新製品の発表のマスコット役をしていた。

あまりの顔の小ささに度肝を抜かれたことだけが、その日の印象の全てであった。

おそらく年齢的にも美貌の全盛期の頃（売れ始めるちょっと前）の若槻千夏さま御本人である。

女性的な色香が小さくなるぐらい、圧倒的なカリスマ性が、当時から既に感じられたように思った。

だから何だと言うこともない。

別に僕の人生の何が変わった、と言う事もない。まるでない。

「人生を変える出会い」と言うテーマだったけれど、別に自分の人生変わってないし、そもそも出会ってもいない。ただの事件を述べたい過ぎない。

生まれつき、圧倒的に『持ってる』人が居るんだなあ、と、思った。

その点から、加藤ひろゆきさんも、ただそこに居るだけで周囲を華やかにするスター性を持った稀有の人物である。根暗とワリカン多き不動産業界には、すごく珍しい人。

オーディオリスナーの方は、この先もしも加藤さんと会える機会があったら是非会っておいた方が良いと思う。いやほんと。

つづく。

【オーディオブックの正しい使い方を伝授する】
1.集中して聴かない。オーディオを聴くための時間をわざわざ取らない。スキマ時間や作業時間に『ながら』で聴くのが正しい使い方である。
2.ぼけーっと繰り返し聴く。聴き返すたびに毎回聴こえ方が違うぞ、とか、刺さる言葉が違うぞ、と思ったならそれは良い聴き方。一回で全部吸収してやろう、と言うのは悪い聴き方。
3.PCのnote.muサイトからMP3ファイルをダウンロードする。itunesその他で、スマホに同期する。電車や車での移動中、家事の最中に聴くのが良いと思う。ストリーミング再生で聴くのはあんまりおすすめしないかな。