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当院ではマッサージをいたしません〜その真相〜

先日のお問い合わせの電話
「そちらはマッサージをしてくれるのかい?」
そのお答えとして
「当院では症状に合わせて、こちらで施術を決めさせていただいております」…確かこんなやりとりだったような。当たり前の話ですが、マッサージして治らないだけならまだしも、悪化する症状もあります。当院の立ち位置とすれば、「ハイ」とは言えません。いろいろな問題を抱えているお問い合わせです。「できますよ」と言えば、おかしな話になります。求められているサービスの提供は按摩マッサージ師なわけです。
接骨院業界には「健康保険でマッサージや整体をする」という妙な空気が漂っています。実際、どこまでが手技で、どこからかマッサージかという明確な区切りがないことも事実です。

では何が違うか。当院の解釈では…
組織損傷を「治す」ための施術なのか。
不調部位を「癒す」ための施術なのか。

「治す」と判断して健康保険を適用して施術とは、患部(組織損傷部)には組織回復を促す施術。それと合わせて、患部に負荷をかけている部位への施術。この二つの施術が揃うことが回復につながります。

では「癒す」とはどういう事か。基本、組織損傷と思しき症状がないと判断しています。その上で…
•疲労などで一時的に起きている身体の不調部位を緩和させるための施術
•手術など外科的処置でないと治らないケガに対する患部周囲の不調部位に対する緩和的施術
•基礎疾患などの持病や生まれつきの身体的特徴ため完治ができない不調部位に対する緩和的施術

これらに該当する方のコンディショニングを作る(調子をよくする)ことが「癒す」と当院では解釈しています。ケガと定義できる組織損傷がないので、健康保険は適用しません。実際に上記に当てはまり当院で施術をしている方々もいますが、施術方法は当院で判断させていただいております。そのわけは不調のあるところに、原因がありとは限らないこと、不調の状況によって施術方法が変わることなどがあげられます。

こういう方が来られる事があります。
「肩痛くてさ…肩こりがひどくて…」
で確認させてもらって、何が症状を発症させているか検討。どこも組織損傷らしい症状が見当たらない事を確認。わかりやすい一般通称でいう疲労性の「肩こり」として施術します。
わざとじゃなく、症状以外に原因があるので肩こり部位は直接手技も物理療法も温めるもなにもせず、原因のある部位を施術をするだけで、「嘘みたいに楽」というコメントをいただくことがあるぐらいです…先日もあったかな。
もし損傷部位があった場合は、必ず症状が残存して明確になるので、その時は施術が変わります。治さないといけないので。長く症状患っている方によくあります。余談ですが、肩こりで…という方が実は癌だったという事も耳にしたことあります。施術しても症状が取りきれない、すぐに元の症状に戻る時は内科的疾患を含めて疑うことも、当院の仕事です。
そうそう、もちろんですが「癒す」意味で患部を触ることもあります。あくまでも、ケースバイケースです。

「治す」の当院の施術目標は、ケガする前の生活や動作に安定的に戻ること。「安定的」が大事。当院では自宅療法を指導しているので、最後はそれがセルフケアに移行します。できる限り同じ症状に陥ってもらいたくないので、回復時にも指導させてもらっています。

これが「当院はマッサージをしません」の真相です。ご理解とご了承をいただければ幸いです。
もしかしたら、あなたのその不調、どこかに異常があるせいかもしれませんよ。

※ 当施設の佐野接骨院、陽だまりカフェ、筋トレクラブ、トレーニングガレージは会員制ならび基本予約制となっております。

メインサイト 
https://fitcure.wixsite.com/fitcure

佐野接骨院
https://fitcure.wixsite.com/sano-judotherapy

筋トレクラブ
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陽だまりカフェ
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トレーニングガレージ 
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ネットショップ「トレーニングルーム」
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