見出し画像

4月28日(日):「シャレンAWARDS」エントリー、サガン鳥栖の「Sagan World Cup」

今週はサッカーJリーグの「2024シャレンAWARDS」に関連したことを記してきましたが、本日で一区切りの予定です。

シャレンについて簡単に説明をすると社会課題や共通のテーマ ( 教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など ) に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動です。

企業や何らかの団体が単体で活動しても認知や支持を広げるのは大変ですが、Jクラブが旗振り役を担ってくれることで、サポーターを通じて活動が地域内へ一気に広がっていく意義は大きいですね。

そうしたなかで現在は私がファン・サポーター投票の候補にしていたJクラブの取り組みから幾つかをピックアップして紹介しています。

最後に取り上げるのはサガン鳥栖の「Sagan World Cup」です。

こちらはJICA九州と佐賀県国際交流協会と共催し、ホームスタジアムである駅前不動産スタジアムで、31か国約180名の佐賀県在住の企業に勤務する外国人技能実習生や留学生、日本人学生等によるフットサル大会「Sagan World Cup」が開催されました。

インドネシア、ミャンマー他の技能実習生チーム、セネガル、アンゴラ人等含む留学生チーム、中古車会社のアフガニスタン人社員チーム、ウクライナ避難民を含む混合国チームなどが参加したといいます。

開催にいたった経緯は佐賀県国際交流協会及びJICA佐賀デスクとの情報交換の場で、佐賀の企業で活躍する技能実習生など佐賀県に住む外国人に、佐賀で働いてよかった、学んでよかった、住んでよかったと感じてもらう機会を作っていきたいという声が上がったことがきっかけだったようです。

そのうえで国籍を超えて誰もが住みやすい地域づくりを目指していくには、世界中多くの人に愛されているサッカーこそ、交流の場に最適だということになり、それが具現化されたのが「Sagan World Cup」になります。

一緒にひとつのボールを追いかければ、それだけで自然と互いの距離が縮まったり、コミュニケーションができるのがサッカーの良さで、それは私もおおいに理解ができます。

私が高校生の頃ににブラジルや韓国から遠征にきた選手たちが我が家にホームステイをしたり、反対に自分がブラジルへ行ったこともありましたが、一緒にボールを蹴ったあとは言葉を交わす以上に親しみが持てるようになったのをよく覚えています。

先のプロジェクトでは行政、 NPO、 スタジアム、 飲食店、 公益財団法人など多岐にわたる方々が協働しながら、素晴らしい場が持たれているなと思いました。

シャレンの活動は「Jリーグを使おう!社会のために」がコンセプトに掲げられていますが、まさに良い形でサッカーやJリーグ、Jクラブが媒介になりながら、地域社会にとっての貢献がなされているのがわかります。

「シャレンAWARDS」はJ1からJ3まで全60クラブの取り組みが公表されており、Jクラブがある各地域で様々な事例やストーリーを知ることができるので、私はこうした場が非常に好きですね。

シャレンAWARDSの各賞は5月中旬に決定するので、そこでの結果を楽しみにしつつ、これらの活動がさらに広がっていくことを期待しています。

宜しければサポートお願い致します!