見出し画像

7月13日(水):スポーツコンテンツとPPV

先週の日経MJにはサイバーエージェントのアベマに関する記事がありました。

6月に行われた格闘技の注目の一戦、那須川天心対武尊の試合は同社での独占配信でしたが、アベマを訪れた視聴者数は開局以来最多だったようです。

視聴に対して課金されるPPV(ペイ・パー・ビュー)では5,500円の一般チケットの発売数が50万枚を超えたといいます。

それ以外にももう少し価格の高い応援チケットもありましたが、先の一般チケットだけでも売上にすれば単純計算で27億5,000万円ですから、これはスゴイ収益ですね。

以前から期待をされていたマッチメイクで耳目を集めていただけに相当数の視聴者がいただろうと思っていましたが、これは予想以上でした。

記事によればアベマの格闘技コンテンツはPPVの売上の25%を占めており、重要な柱になっているのが分かります。

格闘技コンテンツは言語に頼らないから国境を越えやすいと同社もコメントしていて、これから視聴者数を国内から海外へ広げていくうえでも大きな役割を果たすとの期待があるのでしょう。

この点はスポーツコンテンツ全般に言えることで、アベマでは秋に2022年のサッカーW杯の全試合生放送も控えており、スポーツコンテンツを軸にしていく方向性は見て取れます。

またアベマでは格闘技でのプロモーションも徐々に確立しつつあるように思えますね。

ユーチューブでの格闘技専用の公式チャンネルを設け、そこで種々の動画をアップして視聴回数を増やし、PPVへ誘導するような流れです。

また格闘技の選手自身がプロモーションすることで、売上の一部が選手にも還元される仕組みもつくるなど、集客と収益面で選手や団体、そしてアベマがWIN×WINになるような枠組みを作りつつあると感じます。

動画配信のプラットフォーマーは海外勢が多いだけに、国内のプレイヤーであるアベマには頑張ってほしいとの思いもあるので、スポーツコンテンツを軸に更なる飛躍に期待をしています。


宜しければサポートお願い致します!