2022.12.30【第1613話】小型クラブ運営④

こんにちは、若月です。
引き続き小型クラブ運営について持論を書いてみます。
今日で私が書く本ブログも最後です。

働くトレーナー次第で小型クラブは数字が確定します。
誤魔化しも勢いも通じない、自力や底力がそのまま数字になります。
ではどうやって人材を人財にしていくかということです。

大企業であれば人事部や育成機関を設けることもできるでしょうが、
小企業にそんな余裕はありません。
誰もプレーヤーとして現場最前線で働きながら、
クラブ運営に必要な戦力を練ることが条件です。

一歩引いて俯瞰して視えることと育成に密接な繋がりがないのは、
現場の中でしか視えないことがお客様に求められているからです。
エリアマネージャーのような役職が無意味なのは証明済みですが、
その背景にはお客様を近距離で凝視する精神力があります。
とにかく疲れる。
日々お客様と最高のコンディションで接点を持ち続けるには、
並の精神ではいられません。
並の接客で構わないのであればアルバイトでも出来るでしょうが、
求める水準次第では精神力も引き上げる必要があるのです。

その最中に現場を俯瞰している人間の意見を素直に聞き入れるには、
俯瞰する側にも相応の覚悟が必要ということ。
そこに齟齬が生まれ、軋轢が生まれ、いつしか纏まりがない育成になります。

育成はあくまできっかけであり、社員は自分で育つ時代。
育ててもらうことを期待している社員の居場所がない。
実力次第で全てが決まる小型クラブの特性です。

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