見出し画像

賢老杯(仮)に至る個人の感想

店舗大会を超えていけるか

こんにちは、罪人です。
夏休みを利用して必死に企画という名の思いつきを書きためています。
noteも書けるときに書いておくぞ。
良い企画には熟成が必要。
寝かせて、寝かせて、寝かせ続けて。良い感じに腐ったころにオープンすると廃人・腐人の皆さんが沢山やってきます。
なんて敵を増やす書き方はやめましょう。こんなことムダなこと書いてるから、今回3,600字超あるらしい、ごめんなさい。

まずですね。
今回の企画の最初の着想点は、ズバリ「店舗大会頼み」からの脱却です。脱却ってイメージ良くないな。超越、ぐらいにしとくか。

「店舗大会からの超越」

うん、大きく出たな。
ただのオフ会なのに。緩くやるんじゃないんかい。
いや、その通りなんですけど、ちょっとそこに至るまでの思考をお伝えしたかったんです。

店舗大会文化のQMA

ちょっと個人の感想を長々書きますね。あくまでも個人の。

突然ですが。昨今のeスポーツシーンを見てみましょう。

ゲーム大会を格好良い名前にすれば、イメージ上がって、集客もできて、めっちゃお金にもなりそうだよね!ほら海外も凄いし。高額賞金で一気に盛り上げましょう!気軽に参加できるから、皆も参加してね!会場でみんなと握手!!!!!

という青写真がコロナ禍で見事にここ3年足踏みしている。
オンライン大会など、知恵を出し合い工夫を凝らしながら現場の皆さんはなんとかその灯火を燃やし続けていて、2022年夏ぐらいからようやく復活しつつある、という状況に見えます。
オンライン大会という新たな文化もできる一方で、大規模集客イベントを活用してのeスポーツの認知の浸透、という点ではむしろバブルの沈静化というか、ある意味全うな状況に戻ったとも言えます。

これをクイズマジックアカデミー(以下QMA)の視点で見ます。長らくの間、QMAはまずゲームそのものがアミューズメント店舗でないと遊べ無いゲームでした。これはよく言えば「そこにしかないゲームだから、設置場所へ足を運ぶ価値・意味がある」ということを示し、その前提にQMAはイベントや大会構築がされてきました。
かつてのQMAジャパンツアー全国魔法学校賢技選手権(以下まとめてJT・全魔賢)などはその結晶であり、いうまでもなく賢竜杯もその世界においての一つのスタンダードの提示、という意味合いがありました。「お祭り」とはよく言い得たものです。

有志が、店舗にある筐体で、店舗と協力して大会を運営する

というスタイルを確立し、それを全国各地の有志が、熱量を持って大小様々な大会をやってきたわけです。
QMAはそういう体制のもとなんとか生き延びてきたタイトルにも思えます。

途中、ゲームモードとしてはリコードアリーナなど根本的な新しい遊び方の提示などもありましたし、全国大会や検定試験など、もちろん大会に依存しない遊び方もあります。
でも、少なくとも僕らが熱狂できたのはJT・全魔賢であり、あるいはKACであるような大会シーンだったように思うのです。
今でも公認大会という仕組みが放置残っていることからも、公式側もその文化を大事にしてくれていたことが伺えます。

とはいえ、今の多くのゲームは遙かに先を行っていて。スマホゲーや家庭用ゲーム機でも持ち運びができるので、まず「専用筐体と店舗」が不要です。PCゲーも同様。
そこにしかないゲーム、という大前提は、今の世代にとっては場所を拘束される面倒なゲームであり、遊ぶまでの敷居がとても高い。
あげく、クイズはその性質上「蓄積」が圧倒的にアドバンテージがあるゲームなので、新規参入の敷居はさらにさらに高い。

かといって賞金大会などでユーザーを釣っていく手法も各法規制の関係上、アミューズメントでの実施、筐体実施は難しく、さらにはクイズは日本語という性質上、世界的なムーブメントは起きようがない。

だから今後の主流となるような、俗にイメージされるようなeスポーツにはなりきれない。
でもそれに類するコミュニティが既にQMAには存在していて。
よく言えば牧歌的な、悪く言えば封鎖的な。
そんな店舗大会文化をQMAは保ってきたように思えます。
だから世の潮流には取り残されてしまった。もしかしたら、今後の方向性としてはRTAみたいな、狭く閉じた空間の方がフィットしているような空気を感じます。

店舗の撤退・縮小

でもメーカーは慈善事業ではないので、このままいけば規模の縮小=利益の低下を招くのでなんとか手を打たねばならない。
そこでQMAはコナステを開発し「家からでも遊べるよ!」ということにして、タイトルの存続による既存ユーザーの囲い込みを図る。一方でゲームセンターへはQuizKnockSTADIUMなどの新規ゲームの投入で、違うユーザーをなんとか取り込もうとしている。そんなふうに見てます。

そうなると、QMAにおいて昔ながらの「店舗大会」に拘っても、参加するのは昔からのユーザーだけで、基本的に拡大はしない。
そしてコロナ禍でeスポ的な「お祭り」が強烈に規制される。それでなくてもゲームセンターは元々、感染症やら、節電やら、あげく風営法制限やら、世間の風当たりは厳しい世界。脆弱な基盤の上に、なんとか体裁を保ってやってきていたところにこれである。

だから、体力のない店舗がまず脱落してしまう。
QMAの店舗大会に協力的だったのは、そういうマイナーゲームの太客に理解を示してくれた店舗が多かった。

逆に言えば、今も残っている大手は収益性の高いゲーム機を残してきたから生き残っているとも言える。そこにQMAは貢献できてない。
だって、これからのユーザー拡大は期待しにくく、しかも家で遊べてしまうのだから。(これはQMAに限らずビデオゲーム全体に言えることですが)

店舗筐体の縮小は、不可避の事象に思えます。
店舗からそう遠くない日に筐体が無くなる。稼働縮小する。
それは「QMA店舗大会」の終焉を意味することになる。やがて…である。

座してサ終を待つか


長々個人の感想を書きました。で、その感想というか考えに対して、よこしまなりに「それはちと寂しいんで、もう少し遊び方をユーザーから提示してもいいんじゃないかな」と思ってまして。
ほんとは今遊んでる人からもっと提示があってもいいかなとも思ってるんですけど、まぁ面倒くさいだろうから、みんなで遊ぶついでに考えてみるか、と。

その一つの実験案として、店舗に頼らない大会をデザインして、結果としてオンラインと店舗、さらにはそもそものコンテンツ自身の存続を図れるような仕組みを作る、という何とも青臭い案がこの大会です。

今更か、と言う感じもしますが、その取り組みが失敗してもそれこそ今更なので、まあやらないよりチャレンジしてみても良いかと。
考えてみればPASELIも一番最初に導入されたゲームはQMA7でしたし。つまり、実験場としてはQMAの立ち位置は非常に面白いと思ってます。

今のQMAでできる大会、オフ会を構築してみよう、というところからスタートです。
既に格闘ゲームや音楽ゲームで同様の取り組みはあると思いますが、さてクイズではどうなの?というところです。

なお、誤解の無いように言えば、これは今までの大会や遊び方や、今まさに遊んでいる皆様のスタンスを否定する物では全くありません。
ゲームの楽しみ方なんて人それぞれで良いんです。
だからこの大会はそういう意味では、よこしまなりのQMAの楽しみ方の一つの形、として提示する物です。

ということで、この大会ではコナステによるサークル対戦をメインに使う予定です。
筐体は自分の思うメイン会場では使いません。使えたら凄いけど、100名ほどのオフ会的なものに筐体貸してくれるスポンサーは流石にないと思うし、むしろ筐体使わないことによる効果を狙っていきたい。

とはいえ、店舗などを巻き込んでいく動きを否定しません。
ほら、サークル対戦なら店舗からでも参加出来るし。
むしろこのイベントをきっかけにQMAを稼働してくださっている店舗の新しい活用方法を何とか提示したいとも思っているのですが、それはまだ願望の域で、それこそもう少し腐るぐらいの熟成が必要かと思っています。真面目に。

長々書いたのでまとめ

たぶんコナステメインでのサークル対戦を使います。
店舗使いません。
でも店舗からの参加も、なんか検討したいです。

これを今一生懸命、具体化しているというところ。
皆さんもアイディアあったら、一緒に共有させてください!
1年あれば、何かできると思うのよね。

次回更新で、もう少し具体的な運営案に触れていきたく思いますが、まだ考えをぐちゃぐちゃかき混ぜて寝かしてるところなので、本当にご意見やご協力案をお待ちしています。コメントとかtwitterとかで気楽にどうぞ。
ただ、レスは余力がある時になります。タイムリーには難しいかも。
そこだけは、ごめん。


なお、大会日前に本当にサ終した場合はただの飲み会になります(台無し)
ではまた次回(*‘∀‘)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?