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上場企業の社長に散々バカにされて得した

先日、ファッション業界屈指のマーケターでありクリエイターのナカヤマン。さん、上場会社の社長さん、某有名企業の子会社の元社長さんと会食させていただく機会があった。いま所属しているオンラインサロンの「公開会食」という企画に参加したからこその豪華な方々。

豪華すぎて期待と不安と緊張が入り交じった気持ちで参加した。想像とは裏腹に、冷水を浴びせられるようになって悔しかったが、同時に気づきもあった。この気づきを忘れないために、記事としてまとめておこうと思う。

かっこいいってなんですか?

会食中、有名なピッチイベントの裏話やVCの特徴などの会話が飛び交っていました。私は経験したことがなったり、普段耳にしないような内容だったので、へーという情報が盛りだくさんでちょっとテンションがあがった。

そんな自分の知らない世界の会話だったので私があまり話せずにいたところ、ナカヤマン。さんが話を振ってくださいました。

ナカヤマン。さん「お前、ずっと喋ってないけど、みんなにに聞きたいこととかないの?」

急な振りにギクっとしたが、かねてから聞いてみたかったことを聞いてみた。

中原「ちょっと話は変わるんですがいいですか?Aさん(上場会社社長)にとって、かっこいいってなんですか?

Aさん「そんなのないよ。 そんな価値観で生きてない。なんでそんな質問なの(失笑)」

バッサリ切られて「かっこいいとは何か?」への回答はもらえないまま、話題は変えられてしまった。それに気づいてか、会も終わりかけたタイミングでナカヤマン。さんが再度、私に話を振ってくださった。

ナカヤマン。さん「そろそろ良い時間だけど、聞きそびれたこととかないか??」

そこで再度聞いてみてることにした。

中原「Aさんが、かっこいいと思う人はいますか?

Aさん「君かっこいい好きだねえ。そんな人いないよ(笑) 中原さんは、誰がかっこいいと思うの?」

中原「イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズはかっこいいと思います。」

Aさん「小学生みたいだな(大爆笑)」

会食中なので、さすがに愛想笑いした。が、内心ではなぜ笑われないとならないのかと流石にムカついた。そもそもバカにされるばかりで一度も質問に答えてもらっていない。

価値観の違いだなとも思った。

そうはいっても、人の理想を馬鹿にする行為はかっこ悪い。たとえ経済的に成功していたとしても、例外ではない。いつか見返したい。と思った。

経済的な成功とかっこいい人間の違い

帰宅後、ナカヤマン。さんから「今日言われたことは気にしなくていい。『かっこいい』がお前の価値観でいい。あってる。世の中にはいろんな人間がいる。今日の経験を自分の学びにはしろよ。」とメッセージをいただいた。

オンラインサロンの企画として公開会食を提供されているナカヤマン。さんは当然、常々からご自分と同じランクの方と会食されている。要は社会的に成功しているクリエイターやアーティスト、学者や経営者と毎日のように食事されている中から今回のような機会を提供されている。別の機会に聞いたが日本の経営者で「かっこいい」と思える人はやはり少ないそうだ。そういえば入会前に見たオンラインサロンの紹介ページにも「日本の経営者はかっこわるい。かっこよくしたい」とも書かれていた。

ナカヤマン。さんも今回の上場会社社長もどちらも経済的に成功していらっしゃる点や年齢も同じ。ただ、価値観では異なる。私を気遣ってくださったり、かっこよさを追求する価値観のナカヤマン。さんと、自分より若手の理想を馬鹿にする上場会社社長。

自分が目指す未来はどちらだろうか。どちらが幸せになれるのだろうか。

かっこよさは必要不可欠

私はかっこいい人間でありたいと想った。いくら経済的に成功していたとしても、自分より下の人間をわざわざめっちゃ馬鹿にしているかっこ悪い人にはなりたくない。

理想は、経済的にも成功したうえでかっこいい人間であること。そういう意味で、現状、経済的に成功していると言えるほど稼げていない私は、さほどかっこよくない。

必ず稼げるようになりつつ、常に経済的な成功以外の”かっこよさ”も追求しつづけ、かっこいい人間になりたいと強く想った。

かっこよさを追求する『FACiliTY』というサロン

今回の件で改めてナカヤマン。さんが主催するオンラインサロン FACiliTYの価値を思い知った。FACiliTYは、かっこよく生きるために様々な文化を学ぶオンラインサロン。ただナカヤマン。さんは「やることやってから言え」が口癖の人。「チャラチャラした奴を否定したければモテてから言え」、「金持ちを否定したければ自分が金を稼いでから言え」と常々おっしゃる行動者に敬意を払う方。

私は今ナカヤマン。さんからもらった課題に取り組んでいる。ある日突然17世紀のフランスにはサロン文化について調べてみなと言われたのだ。サロンで歴史に名を残すような作家や画家が交流し、感性を磨き合い、思想をぶつけ合うことで、今日美術館で人々が息を呑むような多様なアート作品が生み出された。課題を進めてみて、FACiliTYは、そんな「サロン文化」を現代に再構築することを目指しているサロンだとしっくりきた。

FACiliTYでは分科会がいくつも立ち上げられ、その分野を得意領域とするメンバーが引っ張る構図になっている。分科会のテーマにはアート、ファッション、音楽、仏教、落語、子育て、心身のパフォーマンスなど、ビジネスや経済性だけを追求していては、目を向けない領域ばかり。

多角的に物事の本質を追求して見識を深めることや本質を追求する姿勢そのものが、かっこよさにつながるのではないだろうかと私は思っている。

ナカヤマン。オンラインサロン "FACiliTY"
「自分の学ぶべきこと」に気づける、アート思考のオンラインサロンが経営者にも人気

今回の経験を、自分の糧にしつつ誰かの糧に

先に書いたように、今回の経験は「公開会食」というFACiliTYの企画で得られたものだ。

公開会食という企画の特性上、どんな方が会食に参加されるかはわからない。かっこよさを持ち合わせた方の場合もあれば、そうでない場合もある。公開会食の意義は、自分より先に進んでいる方々を相対的に比較できることにある。

公開会食では毎回、少なくとも自分以外の参加者は全員、成功者。だからこそ、ナカヤマン。さんは「会食にいる相手を10年後の自分だと思ってシミュレートしてみろ」とおっしゃっていた。10年後に自分が成功したとしても様々な形がある。その幾つかの選択肢だと思って未来の自分をシミュレーションしろという意味だ。

今回は反面教師として、自分の価値観を問い直す機会として大いに得るものがあった。私自身、経済的な成功ばかりに目がいっていたが、自然に出た自分の質問からかっこよさの追求が自分にとって重要であることを認識した。バカにされてその重要性の再確認もした

この学びを記事にすることで、少しでも他の人の学びとなり、さらなる本質に迫るキッカケになれば嬉しい。

最後に、公開会食のルールでは自分の飲食代は自己負担であるところを、今回はナカヤマン。さんがご馳走してくださった。おそらく会食で私が感じた悔しさを汲み取って、何も言わずにそんな対応してくださったのだろう。ありがとうございます。この恩を返す意味でも、私もそんなことができるかっこいい人間になりたいと思う。

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