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Zenagi 1日1組限定、豪華な古民家宿泊、貸し切りフレンチシェフの絶品料理で、夢のような一夜!

「Zenagiは、ただのホテルではありません。家族や大切な人と、最高の休日を過ごして、一生の思い出を作るためのホテルです」

Zenagi ゼナギ・・・・聞き慣れない名前かと思います。長野県の南木曽(なぎそ)に古くからある古民家を改装した知る人ぞ知るラグジュアリーな宿。そして1日1組のゲストだけを受けているゆとりの宿なのです。

村で最も大きく立派な江戸時代からの古い建物を改装。丘の上に建ち眺めも良くて、最高のロケーションです。

でもこの宿のすごいところは本格的なフレンチのシェフが1組のゲストだけのために貸し切りでディナーを作ってくれること。そして朝食と翌日のランチまで作ってくれるのです。

そしてここでの宿泊にはアクティビティの料金も含まれているのです。峠越えハイキングやシャワークライミング、各種カルチャー体験などが用意されています。

ここの良さのひとつは1日1組ということ。インテリアなどが異なる3部屋もある大きな宿を1組で好きな部屋を選んで好きなように使えるのが魅力です。1組が6人いても3部屋に分かれて泊まれるのです。

別棟にある立派なレストラン「□△〇 MARU SANKAKU SHIKAKU」ではゲストは貸し切りで本格的なフレンチのシェフが作ってくれるとびきりのディナーが堪能できるのです。

シェフとアシスタントさん、バトラーさんやアクティビティのドライバーガイドさんなど合計6名のスタッフが私たちだけのためにスタンバイしてお世話してくれるのです。

建物に入ると広々としたリビングスペースが。その奥に3部屋、どれもがメゾネット式で、1階が水回り、2階がベッドルームとリビングになっています。

1階は広いシャワースペースと木曽檜で作られた見事なバスタブがあります。バスタブは3つの部屋でそれぞれ形が異なります。左の端の部屋はすっきりしたデザイン。真ん中の部屋は飾りがついたユニークなつくり。

隣の別棟にあるレストラン「□△〇MARU SANKAKU SHIKAKU」はゲストが泊まっている夜は貸し切りで、ゲストがいない日は外からのお客さんが食べに来れるそうです。

シェフは東京のフレンチの店で何年も務めていた経歴がある方。料理はすべて工夫があってオリジナリティたっぷりで驚かされるものばかりです。

全14皿のディナーは18:30スタートで3時間半ほどかかりました。和紙の表紙が付けられた立派なメニューには細かく生産者農家の名前と食材が記されていました。

コンセプトはウェルネスレストラン。世界一の長寿・健康の地である長野から「もっと健康に、もっと優しく、もっと豊かな」暮らしを目指し、アルプスの天然食材を使って地方再生やSDG’Sを進めていくとのこと。

朝食も同じレストランにて、シェフによる本格的な洋食のメニューです。朝からトリュフやアイスクリームのデザートまで出るとは!!

珍しいメニューがOEUF MOULLET ウッフムレ。ブルゴーニュ風ポーチドエッグです。春菊のソースを包み込んでいるようで鮮やかな緑の球体で登場!

無農薬のユニークな土地の野菜たちのサラダも出ます。オクラの大きいのは噛むと思い切りねばねばで身体に良さそう。

焼き茄子のスープはほっこり温まるような優しい味わいです。えごま豆腐は生麩を柔らかくしたようなお餅風のもので、和風なのにトリュフがかかっています。これはまた面白い!猪のベーコンやシカの心臓のパテ、豚の肩ロースベーコンなどたくさんのシュルキュトリーの盛り合わせも。もはや満腹です。

アクティビティについては、体力と度胸のある人向きのパラグライダーコースや“アルプスの天然水”が流れる秘境で大冒険(滝行)コースの他、人気が高い大峡谷の川をくだる & 竹林ビーチでランチのプランも魅力的です。「天空の絶景」をトレッキングするというのもいいけれどやはりハードそうです。

そこで私たちは適度に歩いて歴史も探訪できる「古道ハイキング & 宿場町ツアー」を選びました。峠越えですが、登りはすべて車で連れて行ってくれて、下りだけ歩くという楽ちんコースです。

私たちがオプショナルで申し込んでいたのが、川沿いの白砂ビーチに並ぶ竹林での“グランピング・ランチ”です。世にも不思議な白砂に生える竹林。

川岸には古代の花崗岩の壁が聳え、岩が砕けてできた不思議な白砂ビーチにニョキニョキと伸びる竹の木。これはユニークです!

川からのそよ風が吹き抜ける心地よい場所。上を見上げると青空が竹林で美しく切り取られた1枚の絵のようです。天気がいいので川面もキラキラ輝いています。

シェフとアシスタントさんが作ってくれた日本料理のお弁当がランチです。シェフは日本料理も作れるんだと驚きました。最初宿を改装する際に蔵でたくさんの食器などが見つかったのだそうですが、そのひとつアンティックな木のお弁当入れに塗りの重箱を入れて登場です。

豪華な塗りの重箱は一人2箱ずつ。1箱目には出汁巻きや大きな車海老、蓮根やごぼうの煮物、鱧の南蛮漬け、鴨のロース、茄子と大根としし唐の煮物など。2箱目はちらし寿司です。穴子などたくさんの具が入った寿司に岩魚の黄色い卵が散らしてある美しいものです。こうした環境で食べるからますます美味しいのです。

向こうの竹林で1匹の鹿が走り去っていきました。

「その思い出は、消えない」
人生最高の休日を・・・


Zenagi ゼナギのコンセプトが正しかったことを、その時私は確信していました。



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