6月9日。今から約1ヶ月前のことです。
宮城スタジアムで日本代表vsエルサルバトル戦が行われました。

東京から宮城までは、さほど遠くはありません。でも、宮城と言っても、交通の便がよいユアテックスタジアムではなく、不便な宮城スタジアムでの開催。

宮城スタジアムへは、2013年に日本代表vsウルグアイ戦を観に行って以来行っていません。足が遠のいていたのは、前述の通り、交通の不便さのため。

試合終了後のスタジアム周辺は、車と人の渋滞でカオス。

スタジアムからなかなか脱出できない、というのはサッカーサポーターの間では、有名な話です。

試合当日の朝、私は羽田空港へ向かいました。

2時間半ほど、空を飛んで、目的地へ。さて、ここはどこでしょう？

「めんそーれ」

沖縄の那覇空港です。
日本代表戦が行われる宮城とは、全く逆方向。南に来ました。

なぜ、こんな寄り道をしているのか？

答えは、数ヶ月前まで遡ります。

キリンチャレンジカップが、6月に豊田スタジアムと宮城スタジアムで開催される、と発表されました。

豊田スタジアムは平日、宮城スタジアムは日曜開催です。

両方半休以下の休みで行けるのですが、行くかどうか少し悩みます。お金もそれなりにかかるし、仕事が立て込んでいる可能性もあるからです。

あとは、対戦相手(トリニダード・トバゴとエルサルバドル)が、あまり魅力的ではない、というのも理由としてあります。強豪国ならば、迷うことなく行くでしょう。

そして、私は今フライト修行中の身。
↓前のNote記事もよかったら読んでみてください。

どうせ旅に出るなら、飛行機に乗りたいです。
愛知も宮城も、残念ながら、飛行機に乗るほど遠くありません。ファーストチョイスは、新幹線でしょう。

諦めかけたところに、よいことを思い出しました。

前述したフライト修行に、OKAタッチという手法があります。
旅行目的ではなく、ポイントを貯めるために、那覇空港（空港コードはOKA）へ行ってすぐに戻ってくるという手法です。

国内線はポイントが2倍もらえるので、沖縄や北海道路線はとても人気がある路線。ともに、運行本数が多いので、日帰りも余裕でできます。

愛知か宮城に行くのに、これが使えないでしょうか？

調べたところちょうどいいフライトがありました。

6時40分 羽田空港出発
9時15分 那覇空港到着
14時10分 那覇空港出発
16時45分 仙台空港到着

試合は19時キックオフ。
仙台空港から宮城スタジアムまでは2時間もあれば、到着します。ギリギリ間に合いそうです。

マイルールとして、修行だけの搭乗はご法度としていました。味気ないし、せっかくなら、修行を楽しみたいからです。

沖縄滞在約4時間で、何かやりたいと思いました。

①買い物好きなので、日本最大級のアウトレットモールあしびなーに行く。
②パイナップルパークに行く。
③ジャッキーステーキハウスに行く。
④瀬長島ウミカジテラスに行く。

4案ほど考えたのですが、徒歩プラス公共機関で行ける②と③にしました。午前中からの約4時間というタイムリミットがあるので、早くから営業を開始しているというのも、決め手の一つでした。

【弾丸沖縄：残り4時間】
空港から徒歩で、パイナップルハウスへ移動を開始。
5月16日から梅雨に入りしていた沖縄。この日もどんより曇り空。
雨が降っていないだけマシです。

Googleマップの言う通りに進んだところ、早速通行止め区間がありました。

シーサーのフェンスはかわいいけど、通行止めはいただけません。

なんとか突破できないか、探りましたが、無理のようです。本当は水色の道を行きたかったのに、灰色のルートへ。
早速、遠回り。

むんとくる、南国特有の蒸し暑さが身体に堪えます。気づかないうちにじんわりと汗をかいていました。

これは、絶対にパイナップルが美味しいはず。
疲れかけた身体に言い聞かせて、足を早めました。

徒歩40分ほどで、パイナップルハウスに到着。

パイナップルが試食し放題！と聞いていたのですが、売店の店員さんの目が気になってそんなに食べられません。2つほど食べて断念。私甘ちゃんでした……。

２階だったら、もっと気軽に食べれたのかな、ちょっとだけ負け惜しみ。

パイナップルジュースが目に留まったので買ってみました。

濃厚さはないものの、さっぱりとした飲み口です。歩いて水分を奪われた身体に、しみ渡ります。1回だけですが、好きな量注げるので、なみなみと注ぎました。コスパよかったです。

クーポンがあったので、パイナップルを1カップもらいました。

こちらは、試食よりも気兼ねなく食べられます。10ピース弱入っていました。

酸味と甘味のバランスがとてもよく、果肉の歯ごたえもよし！パイナップルを目当てに、頑張って歩いてきたかいがありました。

でも、車社会の沖縄。那覇空港から徒歩で来る酔狂な客は、私くらいだったかもしれません。

徒歩ではあまりお勧めしませんが、空港が近いので、レンタカーを返しがてら寄っていくのに、ぴったりなお店だと思います。この日も、午前中にも関わらず、たくさんの観光客が来ていました。パイナップルだけでなく、他の沖縄土産もたくさん置いてあります。

【弾丸沖縄：残り2時間半】
パイナップルを堪能し、次の目的地へ。
またしても約30分歩きます。

セルラースタジアムが途中で見えました。

米軍の施設らしき場所もありました、さすが沖縄。

目的地のジャッキーステーキハウスに到着。
海外遠征仲間の、甲府サポーターべーやーさんに教えてもらいました。

こちらのお店、11時オープンなのですが、予約ができません。

当初予定では、開店より少し前に着く予定だったのに、お店に到着すると11時を３分ほど回っていました。

1ターン目がちょうど埋まって私は2ターン目。20分くらい待てば入れると案内されました。数分で１ターン目が埋まってしまうとは、さすが人気店です。

待っている間にも、お客さんがひっきりなしに訪れます。
有名人のサインが周りにぎっしりあるので、暇つぶしに見学。多すぎて飾り切れないので、下のファイルに格納されています。

11時30分少し前に席に着くことができました。
オーダーしたのはテンダーロインステーキのM。SでなくてM。200グラム！
せっかく来たのでお肉を堪能したいです。
そのかわり、ライスは減らしてもらいました。
残すより先に減らしておく方が、環境にも優しいです。

このつぶやきが全て！
美味しいものを目の前にして、多くは語らなくていいです！！

ちなみに、最初の予定で食べたパイナップル。

パイナップルは消化酵素を含んでいるので、お肉の消化を促します。たくさん食べても消化されやすい＝カロリーほとんどないはず！サンドイッチマン的な発想です。

私のプランニング完璧！！

【残り1時間半】
ステーキを食べ終えて、空港に戻ります。

ゆいレールという沖縄を走るモノレールに乗りました。

改札で少ししどろもどろ。紙製の切符を買ったのですが、改札に紙の切符を投入する箇所がありません。QRコードをかざす方式でした。難解。

余裕を持って空港に帰ったのは、お土産を買うためです。

先に行って席を取ってくれる友人のためにブルーシールのアイスクリームを買いました。

アイスクリーム自体は、1つから買えるのですが、専用のクーラーバッグも購入する必要があります。あまりに数が少ないとコスパが悪いです。

ちなみに、自前のクーラーバッグを持って行っていたので、それに入れてもらおうと思ったのですが、断られました。要注意。

アイスクリーム以外にも、ちんすこうなど定番のお土産を購入して、ラウンジでくつろぎました。

前日、J２リーグ戦が開催されていたので、琉球FCと試合をしていたツェーゲン金沢サポーターの姿を発見。思ってもみないところで、サッカークラスタを見つけると嬉しくなるものです。

↓ジャッキーステーキハウスで見つけたFC琉球のポスター。

【弾丸沖縄：残り0分】

お土産も買い、無事に搭乗できました。乗り遅れなどしたら、そもそもの目的=代表戦観戦が、果たせなくなってしまいます。

そういえば、この日、朝から那覇空港が停電していました。

羽田空港から那覇空港に出発するときに、こういう最悪のシナリオが頭をよぎっていました。

「FJまりこ、宮城に向ったはずなのに、なぜか那覇空港で足止めされて、代表戦観れなかったってよ！」

ネタとしては最高に面白いです。しかし、サッカークラスタとしては不幸以外の何者でもありません！！

嫌な予感が、杞憂に終わってよかったです。

無事に離陸し、仙台空港に到着。小走りしたかいがあって、1本早い電車に乗れました。

仙台空港―仙台駅間の電車は、30分に1本くらいしかないので、要注意です。

宮城スタジアムにも、キックオフ30分ほど前に到着。試合を無事に観れました。宮城スタジアムで食べるブルーシールアイスクリームは格別でした！

久保建英選手が、この日A代表デビュー戦を飾りました。

ボールタッチひとつで、ドリブルの突破で、スタジアムがドッと沸く、スター誕生の予感です。

ちなみに、帰りはどうやって帰ってきたのでしょう？仕事がある＆節約のため、夜行バスで帰ってきました。

エクストリーム出社、バンザイ！

ちなみに、今回の寄り道の交通費は以下の通り。

飛行機 羽田ー沖縄 12,110円
飛行機 沖縄ー仙台 19,050円
夜行バス 仙台ー池袋 3,760円
合計34,920円

新幹線代だと、東北新幹線東京ー仙台はやぶさの正規料金 11,200円。往復なら、22,400円。

12,000円ほどを追加したものの、沖縄も楽しんだ(修行も捗った)と思うと、かなりコスパよかったです。

総移動距離は以下の通り。

羽田ー沖縄 約1600km
沖縄ー仙台約1800km
仙台ー池袋 約360km
合計3760km

壮大な寄り道をして、向かった宮城スタジアム。久保建英選手のA代表デビュー戦目撃のおまけつきで、行って本当によかったです。

この経験は、プライスレス！

本編は以上になります。

おまけでは、私の今年のフライト修行の進捗状況を書きます！

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