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全部やって確かめりゃいいだろう


今週1つの決断をした。
これからの将来についての決断だ。かまいたちみたいに分かりにくく説明すると、元から歩む予定だった道から別の道を示されて迷って、元から歩む方向へ進む決断をした。正直そのもう1つの道は自分が本当に行きたかった道だ。なのに個人的な理由で行けなくなった。もう1つの道に行きたかったし、行く予定だったのに、だめになってしまった。絶対にこの決断は後悔する。それは分かっている。でも致し方ない。その理由については言及しないけど、悔しさが込み上げてくるばかりだ。

最近いよいよ後輩の就職活動の話を聞くようになって、自分に社会人への足音が聞こえてくる。はっきり言って日本の就職スタイルは大嫌いだ。全員が同じような髪型で同じような服を着て同じような質問に同じような回答をして同じような事が同じようにできる人間が選ばれる。そんな社会の入り方なのに最近の若者は個性がないとか、オリジナリティが足りないとか言われる。「みんなと同じようにしなさい」と教育され続けた結果「なんでみんなと違うことができないんだ」と怒られるってコントみたいだよなあ、といつも思う。就職支援的なサービスは個性の墓場だと思ってるし、自分の個性を殺しに行ってまで会社に入りたいとは思わない。だから元から続けてきた会社にそのまま入るとか自分はわりと理想だったし、個性を認められて入社するっていうのが納得できる社会の入り方だなと思っていた。あ、一応書いておくけど※個人の感想です。

ただポジティブな面もある。というかギャンブル的なところかもしれないけど。もう1つの道へ進んだ場合、きっと自分はそれを突き詰めてそれを極めるために努める予定だった。だから、10年後の自分が予想できてしまう。明確にこんな人間とかではないけど、こういうことをしているんだろうなというのがある程度分かってしまう。でも決めた道は違う。10年後の自分が何やってるか分からない。まだその会社にいるのか、全く別なことをやっているのか。はたまた仕事を辞めたいと嘆いているのか、今進まなかったもう1つの道へ進もうとしているのか。全く予想がつかない。そんな不透明な将来にワクワクしてる自分がいる。 確実に成功しているとは限らないし、やりたいことを諦めて安定した幸せな家庭を手にするのかもしれない…それはないな。でも、全くわからないから面白い。遠回りしてでもやりたいことを突き詰めて、いつかは同じ道へ。いや行き急がなかったからこそ、もっと深くその道を歩んでいけるように。今の道を進んでいきたい。

あなたの将来の夢はなにか?

学生時代にこの質問を問われたら、すぐに答えることができた。でも今は迷ってしまう。あれにもなりたいし、これにもなりたい。それは就職活動して真剣に将来と向き合って、夢とどうリンクさせて企業に入るか。そんな考え方をしてたらたくさんの選択肢が生まれてしまった。文章でご飯を食べれるようになりたいっていうのは1つあって、そんな抽象的な夢の中にも沢山の職業がある。そのどれにもなりたい。すべてやりたい。身体が複数あればいいと本気で思っている。全部やってやるんだって気持ちは、来年の4月から入る会社が決まってからもまだ消えない。新卒なんて所詮その一歩に過ぎないと思う。あの会社を続けながら何かまた別のことを始めるかもしれない。そこに心中するつもりは毛頭ないし、そのために入る訳ではないから。

10年後の将来、自分は何をしているだろう。就活中ずっと考えていた。どんな自分をイメージできるだろうか。熟考した結果、何も出てこなかった。原因はやりたいことが多すぎたからだ。全て器用にこなす人間ではないからこそ、どんな自分になれるか分からない。でもそんな真っ暗闇の道を手探りで進んでいこうと思う。できるかできないかじゃなくてやるかやらないか。それだったら、全部やって確かめりゃいいだろう。起こるべき奇跡を起こすために。そして、その先にこの決断が正解だったと思える将来を信じて。

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