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必殺 鬼の隠し拳

肌寒い季節になってきた。
それはそうだ、気づけばもう12月。
2019年が終わるまであと30日と無い。

確かこれを始めたのが去年の11月だった気がする。
そこから週1ペースで文章を書き続ける…はずだった。

社会人は忙しいから。社会人は大変だから。
そうやって行き交う社会にあぐらをかいていたら、全く書かなくなってしまった。

正直どうしても書きたいというものもなかった。
というか最近、物事に対しての熱が薄れている。

あれをやろう、これを頑張りたい。去年までの自分なら必ず形にしようと試行錯誤した。
今はその気力がない。

毎日朝早起きして会社に行って決められた時間を過ぎても仕事をして家に帰ってご飯を作って明日の準備をして早く寝てまた朝早く起きて…

これが立派な社会人というならばそんなものちっとも面白くない。
クソ真面目な社会人が評価される世界に足を踏み入れてしまった。

それでも本当に凄い人っていうのは、この時間の合間を縫って何かを作っている。
時間は自分で作り出すものだ。

なんて偉そうにツイートしてるコンサルティングみたいな人間にはうるせえって言いたいところだけど、それも間違ったことではない。

悩んでいるわけではないけど、なにかと無気力になってしまう。熱を持って何かに取り組むということを久しくやっていない。そんなモヤモヤが心に広がっている。

ここ最近で1つだけ熱くなった瞬間がある。
でもそれは残念ながらネガティブな方向である。

NICO Touches the Wallsの活動終了だ。

NICOは人生で初めてライブを観て好きになったバンドだった。

もともとホログラムくらいから名前は知っていたけど、そこまで聴いていなかった。
本格的にNICOを好きになったのがROCK IN JAPAN FES 2015のステージだ。

これが人生初めてのロックフェスだったこともあり、とても鮮明に覚えている。
そしてこの後に続くOKAMOTO’SにUVERworld、忘れらんねえよにフォーリミなどライブでアーティストのことが好きになる現象の先駆けでもあった。

当時は夏の大三角形が出たばかり。あの灼熱の中、研ぎ澄まされた声を聴かされ3秒間見惚れて全力で恋してしまった。

NICOはワンマンは行ったことがない分、フェスでの思い出が強い。
翌年のロッキンでは天地ガエシで踊り狂い、昨年のCDJでは大好きなのに今まで一度も聴くことができなかったバイシクルを聴くことができて少し泣きそうになった。

まさか今年のロッキンで見たNICOが最後になるとは。
また次どこかで観ればいいや、この気持ちがいつか後悔に変わっていく。

そう思っていたら、いてもたってもいられなくなってクリープとかミセスとかとにかくライブのチケット抽選に応募しまくった。
そしてすべて外した。

この熱は人生のヒントになりそうだ。

また次どこかでやれればいいや、そういう気持ちが結局やれば良かったに繋がっていく。

コンサルティングの人間みたいに無理くり時間を作り出そうとまではしたくないけど、
余力でもいいから何か熱が入ることをしよう。
余力でもいいから何か熱が入るとこへ行こう。

そして会いたい人には積極的に会いに誘おう。いつか会えるからいいやって思える人ほど誘いたい。すぐ会えなくなるかもしれないから。

まだまだ前述したモヤモヤは全く覚めていない。むしろ現在でも進行している。
社会人になって仕事もプライベートもばりばりにうまくこなせる人間になるって考えていたけど、なかなかうまくいかない。

きっと前半を読んだ人の中には社会人甘えんなとかぐだぐだ言うなとか中途半端だとか色々思った人もいると思う。

そんなもん、そっくりそのまま返してやる。

2019年もあと3週間。
社会人1年目もあと4ヶ月弱。
今からでも良い。これからが

僕らのリベンジ。

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