使われないBIダッシュボードの3つの共通点

この記事は、データ活用 Advent Calendar 2018 - 15日目の記事です。

ちなみにRetty Advent Calendar 2018 - 9日目の方にも参加していまして、BigQueryとColaboratoryではじめる決定木・ランダムフォレスト入門という記事を書いていますのでよろしくお願いします。

結論

使われなくなるダッシュボードには少なからず以下の3つの共通点があると考えています。

・毎日確認する必要のない指標を追っている
・MTGで取り扱われない指標を追っている
・数値やダッシュボードの質が低い

tableauやData Studio(データポータル)などBIダッシュボードを作成する環境はどんどん簡易になっていますが、簡易になった今だから上の3点には気をつける必要があります。

前提

普段はグルメサービスの会社でデータアナリストとして働いています。データアナリストの主な仕事は意思決定に際するデータの価値を最大化するというものです。

簡単にいうとデータを使ってKPIとか施策とかやっていきたいよねという感じです。その中で本年いくつかダッシュボードなるものを作ったのですが、ほとんどが序盤に盛り上がって使われなくなったのでその学びをシェアしたいと思います。

UI視点のダッシュボードのまとめは以下の記事がよくまとまっています。今回はアナリスト視点で書きたいと思います。

ダッシュボードの定義

記事内でのダッシュボードは、主に数値を可視化し、デザインされたものとします。

KPIを日々追っていくスプレッドシートもダッシュボードなのですが、本記事では誰でも分かりやすく数値が確認できるものを指すこととします。

使われないダッシュボードとは

「あの指標を可視化したい」「この辺の数値がどのように変化しているか見れるようにしたら便利かも」

データ分析者やSQLの書ける人は上記のようなお願いをされることがあるかもしれません。

ただし基本的に上記のような粒度でダッシュボードを作ると使われなくなります。以下の要素を詰めてから作成しなければなりません。

毎日必要な指標か

「それ本当に毎日確認する必要ありますか?」

1日単位で変化しない指標を可視化し、毎日ウォッチできるようにしてもいずれ使われなくなります。

毎日ウォッチしなくても良い指標はわざわざダッシュボード化せずにスプレッドシートなどでグラフ化すれば良いです。

MTGで使われる指標があるか

主にデータダッシュボードはKPIをウォッチしたり、数値変化を可視化したものになります。

特にMTGで毎回出てくる指標を可視化すると非常に便利です。定例MTGなどで毎回見ることができますし、デザインやデータの出し方も改善できます。

一方でMTGにも登場しないようなニッチな指標はわざわざダッシュボードで可視化しても使われなくなる可能性が高いです。

便利だからといってなんでもデイリーで管理する指標に入れると管理コストが嵩むことになります。

指標は正確か

ダッシュボードを作っても、出したデータ自体が感覚と乖離していたり、頻繁に数値欠損していると使われなくなる可能性が高いです。

ダッシュボードを見ている人のダッシュボードに対する期待値は高いものになっています(Google Analyticsなどが普段使うダッシュボードなので)。この期待値に対して大きく下回るクオリティのものは提供したくありません。

対策としてはミニマムで作ってみて、ミニマムで運営を始めるのが良いでしょう。ある程度のクオリティと数値の正確性担保ができたタイミングでチームや全社など見てもらう人を増やすと良いと思います。

使われないBIダッシュボードまとめ

前述したようにBIダッシュボードは非常に作りやすい環境になりつつあります。BigQueryやスプレッドシートで指標管理をしていればデータポータルで無料でダッシュボードを作成できます。

またtableauなどではSQLがかければ簡単に可視化できます。組織でデータ活用を行いやすくなっていると言えます。

一方でデータ活用しやすい環境だからこそ信頼を損ないやすい面もあると思っています。

使われないダッシュボードを量産してデータ活用されなくなるというは絶対に避けなければならないシチュエーションです(自戒)


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daiki_futami

IT企業のデータ分析チームに所属しています。以前はエンジニアやSEOなどをやっていました。データ分析やエンジニアリング、グロースハック関連の学びを貯めていきます
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