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Webサービスを運営して1ヶ月が経った

Twitter連携型の依頼リクエストサービス「irai.me」をリリースしてから、いつの間にか1ヶ月も経っていました。

わざわざ面と向かって頼みごとをするのが気が引けるときに、あらかじめ匿名で簡潔な用件を伝えてみるとか、あるいはおもしろいツイッタラー・YouTuber・そのほか多彩な分野で活動しているネットユーザーにお題を募ったりするのに使ってもらえるのではないか、と考えておよそ10日かけて作ったサービスです。

・1ヶ月「irai.me」を運営してみて

プレスリリースを打った後の数日間は順調にユーザー様も増え、メディア掲載も頂くなど好調な滑り出しを見せていて、「これはウケるんじゃないか」と淡い期待を抱きつつ、サイトの微調整などを進めていました。

しかし、1ヶ月経過して出てきた数字は非情でした。

まっっっったく数字が伸びない。
数字が伸びないということは当然、ユーザーの方にも使っていただけていないということです。

しかもマネタイズのために広告を設置したのは5月も終わりに近づいてから。初期に閲覧・登録いただいた方のアクセスが収益に還元されていないという、ネットサービスとしては最悪の状況に至っています。

課題を洗い流す

・思いついた直後から突っ走りすぎた

サービスの内容面や課題以前に、「irai.me」は、「peing」や「bosyu.me」などの流行を見て、「なんとなくこういう雰囲気のサービスは流行るんじゃないか」と思いついたところから、企画書や事業計画も一切なしに勢いで作り上げたサイトでした。
したがって、作っている間からも自分の中でコンセプトや狙いがブレまくり、リリース直前期には、これがどういうサービスなのか自分でもよくわからなくなっていました。

・周囲のニーズと自分の欲求がズレていた

「irai.me」は、私自身とても欲しかったサービスです。周囲の友人や、友人とまでは言えない知人、疎遠気味の旧友が登録していたなら、もっと気軽にコンタクトを取れていただろうと今でも思っています。

リリース後、周囲からこのサービスについて言及されることがあったのですが、皆口を揃えて「なんの意味があるのか」「どう使えというのか」と聞いてきました。
「irai.me」は、言ってしまえば「俺だけが欲しいサービス」だったのだと思います。
あるいはこれを求めている層にうまく訴求できなかったのかもしれませんが、資金力のない弊社ではこれ以上の広告宣伝は望むべくもありません。

・説明があまりにも不足していた

リリースから数日後、「irai.me」のわかりやすさについて簡単なアンケートを実施しました。

第一位の「興味がない・見ていない」に次ぎ、「理解しにくい」が第二位の31%にまで達する結果となっています。

さすがにこれは問題だと感じ、5月下旬になってサイト上に三通りのご利用例を掲載しました。

その後も登録ユーザー数の伸びは鈍いままで、現在に至るまで効果は上がっていません。当然、ユーザー参加型のサービスはユーザーが集まってくれなければ話にならないわけです。

この「わかりにくさ」の原因は、前述の通り自分自身がサービスのコンセプトを明確にできないままリリースまで行き着いたため、何を訴求すべきかが曖昧になっていたからだろうと感じています。

・使いづらい

ウェブサービス開発の知識がほとんどない中での開発でしたので、いくつか見逃していただきたい点はありますが、どうしても類似・関連サービスには及ぶところではありません。せめて新規依頼のメール・プッシュ通知機能は搭載したいところですが……。

これからどうするのか

今のところ「失敗」としか言いようのない「irai.me」ですが、当面の間はランニングコストを抑えつつ運営を続けていき、この開発で培った技術を活用して、次こそは綿密な計画に基づいた新サービスの開発に注力していきます。

もちろん私自身も、最後まで使い続けますので、依頼・文句・リクエストなどありましたら、下👇のiraiよりお願い致します。


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