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【2018年】今年食べられてよかった、カレー10選

カレーを食べまくった2018年。

僕はもともと関西に住んでいたので、関西には「関西スパイスカレー」と言われる独自のカレー文化があり、一応そういう下積み時代はありました。

ただ、本格的にカレーにハマったのは、ここ1,2年なので関西より東京のお店の方が詳しいし、一番食べ歩いたのはやっぱり今年です。

今年1年そんなカレー行脚を続けてきた中で、食レポサービスのカレーカテゴリオーナーだったり、何百、何千日とカレーを食べ続けているレジェンド級の方々から、仕事はしていないのにカレー好きでつながった人たちまで、たくさんの愛すべきカレー好きたちに出会いました。

yujitive パイセンもそんな中のお1人ですが、そんな yujitive パイセンが カレー好きならこれだけは食っとけ9皿(2018年版)というnoteをあげていたので、僕も真似っ子しておすすめをまとめてご紹介したいなと、今これを書いてます。


ちなみに、味だけじゃなくて、ジャンルの珍しさだったり、これがこの価格で?!とか、よくぞ東京に出店してくれたとか、このカレー不毛の地にできたオアシス…!とか、自分という人間の生活を通した上での総合点なので、そこだけはご理解ください!

その代わり、全部写真付きで、エピソードとともに書きます(笑)

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■ 10位 - ポンガラカレー 赤坂アークヒルズ店

元々大阪にあったお店が、2018年に東京に展開してできた東京一号店。

梅田店には行ったことがあって、関西で大好きだったロッダグループヌラワ カデのような、全部ごちゃ混ぜにして食べるスリランカカレーのお店。複雑味はすなわち旨味なので、ジャパニーズや欧風では混ぜずに、かけて食べる上品な方も郷に従って思いっきりまぜて食べてください。

ただ、ここに関しては、混ぜるのが楽しいっていう話ではなくて、できた場所がポイント。

元々FISHっていう名店があった場所っていうのは置いといたとしても、赤坂アークヒルズっていう超ビジネス街の中。サラリーマンひしめき合う街の、ハイソなビルの中でこのカレーを食べれるカルチャーミックス感。

用事がない人は訪れもしないようなこの場所に、僕は今年たくさん用事があったんです。同建物2階に「TechShop Tokyo」っていうデジタルファブリケーション施設があるんですが、ここでたくさん"nor"の作りものをしました。個展前なんかは朝から晩までずっと籠もってプリントし続けていました。

というわけで大変お世話になりましたランクイン。

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■ 9位 - ニルワナム 有明店

ネパールや北インド系に比べると、まだまだ店舗数の少ない南インドカレーを、なんとランチならビュッフェスタイルで食べられるお店。

カレーにつけて食べる甘くないドーナツ「ワダ」を初めて見て食べて感動したのも、このお店でした。

そして、ここがランクインするのも10位と少しだけ理由が似ていて、実はニルワナムは、神谷町店の方が食べログ百名店に選ばれていたりとかで有名なんですが、皆さまは有明や国際展示場駅に降り立ったことがあるでしょうか?

東京ビッグサイトがある場所なので、これまたある人はよくあるし、逆にない人には全く縁のない土地ですよね。

そんな有明に、今年はお仕事だったり産業展だったり、ゲームマーケットだったり、ほんと何度も行く機会があったんです。

その度に、この飲食店不毛の地で、お腹いっぱいのうまいカレーにありつけるなんて…しかも毎回新しい発見がある!と毎回心で感謝の念を唱えながら通い続けていました。ありがとう!!

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■ 8位 - バンゲラズ キッチン

言うことないくらい旨いです。銀座は名店多すぎて迷う気持ちも分かるけど、一回は言っときなさいと胸を張って言えます。

でも旨さだけではランクインしないのが今回のまとめの趣旨。

写真のドーサ(南インドのクレープのような料理)のターリ(インド料理でいう定食風のもの)を頼んだ時、チキンカレーは辛いけど大丈夫か。いや、いつもクレームが入るからやめとけと何度もしつこく言われて、辛いの好きって言ってるのに、それでも何分も押し問答した末、おばちゃんを押し切って注文を通した。

当然ビビりながら食べたら、拍子抜けするほど普通の辛さで(笑)

おばちゃんよっぽどクレーマーにあたるのか、めっちゃ優しい人なのか、銀座のお客さんの口がそうなのか、いろんな話を一緒に行った友だちとしたのが印象的だったし、いっぱい笑って楽しかったのでランクイン。

ちなみに、マトンキーマはマトン系の中で過去2位の旨さでした。1位は後ほど出てくるのでお楽しみに!

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■ 7位 - ジャスミンタイ 西武池袋店

知る人ぞ知るお店ではないです。結構他店舗展開してたり、フェスなんかにもブースを出してる有名なお店です。でも、ここの具だくさんグリーンカレーに勝るグリーンカレーに、僕はまだ出会ったことがありません。

ここのグリーンカレーに出会うまで、正直グリーンカレーって割とどれも同じ味でしょって思ってました。タイカレーというだけじゃなくエスニックというジャンルをおしなべても知名度の高いグリーンカレー。

現に多分20店舗分くらいは食べたことがあったし、もちろん旨いんですが、旨さの中に感動まで感じたことはありませんでした。そんな僕が、ここでグリーンカレーを食べた時、あまりの旨さに衝撃を受け、汗だくでニヤニヤしながら食べかけの写真を友だちに送りつけたのを鮮明に覚えてます。

写真を送ったことは後悔してますが(笑)それ以来、あれを超えるグリーンカレーに出会いたい…と求道者になったきっかけという意味でランクイン。辛さはマシマシにするのがおすすめ!

池袋PARCOの展示見に行った時にいってみてください!

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■ 6位 - フォレスター

6位は、おしゃれタウン中目黒にあるフォレスター。

細長い器の真ん中にライスがあって、左右にカレー。分かる人はすぐ分かるGHEE系譜のカレーで、さらに独自性があって濃厚で旨い!

でもランクインのポイントはそこじゃない。

僕が2018年にハマったものの1つにクラフトジンがあります。数あるスピリッツの中でジンってほんとフリースタイルで、あの複雑な香りと味を生み出すボタニカルの混ぜ方に明確なルールはないんです。

最近は大手メーカーもたくさんクラフトジンを出していますが、どれも別のお酒かと思うほど味わいが違ってほんとに面白い!スパイスカレー好きとも通ずるところがあるので、まだ開けていない人は慎重に開けたほうがいいパンドラの箱です。

そしてずばり、フォレスターはうまいカレー、うまいクラフトジン、極めつけはグッドミュージックの揃った隙のない名店なんです。一度足を運んだら通っちゃうことを覚悟して行ってみてください。

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■ 5位 - ハイ,ハウ アー ユー

慶應義塾大学のキャンパスがあることでも有名な日吉にあるカレー屋さん。僕は東横線沿線に住んでるんですが、カレーを食べるために最寄り駅を通り越したという経験、実は初めてかもしれないです。

最寄り駅へ向かう電車に乗る時って大概は仕事終わりなので、あー何駅先にいい店あるんだよなって知っていても、疲れた足はふらふらと最寄りで降りてしまう。

でもここは、食べログで見たんじゃなくて、カレー好きな友だちからわたしはここが好きだからぜひ行ってみてと、直接おすすめされたのが何より大きなポイントでした。数字なんかより友だちの言葉は何倍も効力がある。

結果、仕事終わりの元気を振り絞っていったはずなのに、復路でそのまま出勤できるくらい回復して、友だちに感謝を伝えながら帰宅しました(笑)

創作系の面白いカレーが多く、トリッパ。ホルモンでいうところのハチノスを使った無水のパキスタンカレーがはちゃめちゃに旨くておすすめです。

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■ 4位 - アーンドラ・キッチン

2018年の上半期頃、お仕事で上野あたりに朝から晩まで通い詰めることが多かったんですが、上野あたりは美味しいカレー屋さんも多く、当然美味しいランチを取れば仕事の効率もあがるので、大変でしたが楽しい期間でした。

その間、10箇所ほどのカレー屋にいけたんですが、中でもここで食べたマトンカレーがもう忘れられなくて忘れられなくて…

味だけでランクインはしないと言いましたが、味だけでもランクインさせてください。速やかに足を運んでマトンカレーを食べてほしい異次元だから…

ちなみに、御徒町以外にもアーンドラ系列店はあるのでぜひ。

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■ 3位 - イドコロネ

2017年もですが、2018年もなんだかんだ一番足を運んだ文化施設は間違いなく、ICCことNTTインターコミュニケーションセンターです。

2017年5月〜2018年4月頃まで、自分の展示をさせていただいたというのもあるし、客としても、そしてお仕事でも幾度となく伺った、日本のメディアアートの歴史に寄り添い育て上げてきた総本山です。

そんなICCがある初台ですが、電車のアクセスがまあ悪い場所で、正直ICCがなかったら行くことはなかったと思います。

そんなICCで自分の仕事が展示されていて、そこに親を連れて行った時、当然親は知らない土地なのでランチディレクションまで任されるわけですが、そこで調べてたどり着いたカレー屋がここでした。

商店街の雰囲気、お店の佇まい、マスターの気さくさ、いつの時代のものかわからないプロジェクターで黄色く変色した謎の映像を写しているところ、漫画の切り抜きが貼られたランプ、全てのアンバランスなのに、不思議と居心地がよくて。

そこで、マスターにいろいろ聞かれながら頼み、提供される抜群のワンディッシュカレーにハートを射抜かれないはずがなく、ICCがなくなっても初台に来ようと思える理由ができました。

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■ 2位 - ハブモアカレー

インドカレーは食べ方に特徴があったり、スパイスのくせが人によっては苦手だったり、そもそも辛いのが無理だったり。

でもそんな人でも、絶対幸せになれるからと、まずはここからカレーにハマってくれとたくさんの人を連れて行くお店がここです。

もはや僕はカレー屋とは呼んでいなくて、スパイス料理屋とよく形容していますが、本当にスパイスの使い方が丁寧で、まるで料亭で食べているような繊細な味が特徴的。

でもそれだけじゃない。それで物足りない人はこれを入れなさいと用意された辛味オイルがこれまたべらぼうに旨くて、これを足すと阿修羅の顔が入れ替わったかの如く、スパイシーで刺激的な味に変化します。

そして、辛くしてもしなくても秘孔を突かれたように汗が出る。バキバキに主張するだけがスパイスじゃないんだと、ここで一から学びました。

ちなみに、ここで辛味オイルという存在を知ってから、オフィスのデスク上に辛味オイルを常備していろんなお弁当にちょい足しして食べるようになりました(笑)

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■ 1位 - エリックサウスマサラダイナー

もし僕がここを1位にあげていなかったら、各方面から全力のツッコミが入るくらい、まあ通いつめたお店。

インスタのストーリーズに登場しまくってたし、昼夜問わずたくさん人も連れて行ったし、3日も4日も連続で行ってた時期もあったりして、写真はありすぎるので、中でも一番よく食べていたランチのミールスをチョイス。

僕の通うオフィスは渋谷の中でも原宿、青山側に位置する地域で、ここらへんは徒歩15分くらいかかるハブモアカレー以外、ほんっとにカレー不毛の地でした。(お店自体はあるけど。)

そんなカレー不毛の夏がまた始まろうとしていた頃、彗星の如く現れた、南インドカレーの名店エリックグループ。

八重洲地下にある店舗が有名で、サラリーマンにネパールや北インドではない、このサラサラの南インドカレーや、ミールスを広めた伝道師。

そんなエリックグループがエリックサウスマサラダイナーという名前でこの場所に出店してくれて、日々通えるお店ができたという点で幸福度も仕事のやる気も300%上昇したし、もっというと、うちのオフィスの人たち大勢が通いつめすぎて、一時期は社食かと思うくらい、いつ行っても誰かに会う状態でした(笑)

そんなエリック、味はもちろんめちゃ旨で、通常メニューも季節のメニューも夜のメニューもどれにも愛が深すぎてとても語りきれないですが、とにかくあれだけ手間のかかる料理を、このレベルでこの値段で食べられるお店、僕は他に知らないのでちょっとでも興味を持ってくれた人は連絡くれたら全員アテンドします!一緒に食べに行きましょう!!!


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というわけで僕の2018年に出会えて、食べられてよかった、カレー10選はこんな感じです。

ここまで書いてみて、これカレーを辿るだけで自分の2018年そのものが遡れるんじゃないか?と思うほど、カレー沼な年でした。

たくさん食べるのも、いっぱいいろんなお店にいくのもいいけれど、一番は、なんだこの美味しい食べ物はと思えて、思わず笑顔になっちゃって、一人ならお店の人と、友だちと一緒なら友だちと、その気持ちを共有しあえる瞬間が僕は一番大好きです。

カレーの写真を見てるだけで、それぞれ思い出が蘇ってくる感じは作業的に摂取してるとなかなかないですよね。

だから敢えて、味覚や視覚や点数だけじゃなくて、自分の生活というフィルターを通した10選を考えてみました!

僕の2つのインスタアカウントは大体カレーで埋まってます(笑)


2019年もたくさんの美味しいカレーと出会って、たくさんの人たちと一緒に食べられますように!

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