自分の歩き方

はじめまして。初めてnoteに投稿させていただきます。

簡単に自己紹介をすると大阪在住の29歳男性、平成元年世代です。

音楽とお酒が好きです。最近はアイラモルトをもっと勉強したい。


さて、今回noteに投稿しようと思ったのはいくつか理由がありますが、

・自分の中だけで考えるのではなく、思考を整理するにはアウトプットが必要だと思ったこと

・その為にはTwitterのような短い文章ではなく、ある程度まとまった量の文章でアウトプットできる場が必要だと思ったこと

以上2点が主なところです。後述しますが、昔からインプット>>>アウトプットになりがちな性格なのでそこを改善していく意味でもどこかそういう場があればいいなと思いました。

とりとめもないことをつらつらと書いていくつもりなので読みにくい箇所があればご指摘いただけたら幸いです。



私事ですが、9月から新しい会社に転職しまして8月は丸々1ヶ月休みでした。なので色んなことを考える時間がありましたが、中でも一番大きなテーマが「自分」でした。

30歳を目前に控え、しかも未経験の業種への転職ということもあり、これからの自分の人生をどう組み立てていくのか。それを考えるにはまずこれまでの自分がどういう人間だったのかを整理しておきたいなと。


さて、自分自身を一言で言うと、

「内向的」

が一番しっくりくるように思います。


新しい知識を得ることが昔から好きで今でも本を読んだり、音楽を聴いたりと色んなインプットを日常的に行っていますが、その反面アウトプットすることが苦手で極端に少ないです。特に人との会話は子供の頃から現在に至るまで大きなコンプレックスです。話すという行為はコミュニケーションを取る上で必要不可欠、初対面の相手でも話が弾んで以前から親しい間柄だったかのように感じた経験がある方もいるのでは。

ところが僕の場合、会話を盛り上げようとしても言葉がすぐに出てこない。言葉が出てこないことを意識すればするほど頭の中がパニックになり、余計に出てこなくなるという悪循環。そもそも相手の言葉を咀嚼して理解するのに時間がかかり、そこから自分の考えを相手に正確に伝えようと適切な言葉を選ぶのにまた時間がかかる。無愛想な返事だけして気の利いたことも言えずキャッチボールもままならない。コミュニケーションが下手な自分に嫌気が差したことは一度や二度ではありません。

先日も飲みの席で話を振られて何と答えるか考えていると、「パッと答えられないのは考えていないからですよ」と言われてグサッと来たことがありました。時間が経った今ならなんて暴論な、と思う部分もありますが、その時の自分には弱いところを見透かされたように感じられて何も言い返せませんでした。それと同時に「やっぱりダメなんだ、直さなきゃ」と自己嫌悪に陥ったことを覚えています。


そうした自分の性格を何とかして直したい、コミュニケーションが上手くなりたいと思春期の頃から15年以上悩み続けていましたが、「内向型を強みにする」という本を読んで、人間には内向型と外向型がいる、そして自分は内向型の特徴に非常に当てはまっているということを初めて知りました。

改めて考えてみると、自分がコミュニケーション面でこんな風になりたいと思っていた周囲の人たちはほとんどが外向型だということにも気づきました。キャッチボールが滞ることなくパッと言葉が出てくる人を必要以上に尊敬し、それが出来ない自分を責めることも多々ありました。

あまり物事を型にはめてカテゴライズすることは好きではありませんが、時にはごちゃっとした塊のような思考を綺麗に整理して見やすくしてくれることもあります。僕は「内向型・外向型」という軸によって自分がどこに位置するのかということや、そもそもタイプが違うのだから変わろうとするよりも今の自分のままでどうすれば色々やりやすくなるのかを考える方がコストも少なく済むということもわかってきました。

今思えば「こうあらねばならない」「こうでなければ人が離れてしまうかもしれない」という臆病な強迫観念が根っこにあるのかなと思います。今もまだまだ根強く残っていますが、その呪縛から完全に解放される日を少しずつ手繰り寄せられたら。


勿論今でも相変わらず大人数の飲み会とかは苦手だし、上手い返しもできず内心焦りながら無口になることもよくあるし(初対面の人相手だと特に)、外向型の人を見て羨ましく思うこともありますが、以前よりも開き直れるようになってきた気がします。歳を重ねてきたこともあるのかもしれません。長い時間向き合ってきたおかげなのか、いつも抱えてきたモヤモヤした気持ちは少しかさが減り、倒すべき存在だと思っていたのが今や腐れ縁のような感覚すら覚えます。


モヤモヤは減ったとは言え、これからも自分の内面と向き合うことは続けていきたいと思います。減ってきたからもう無視していいやというものではなく、削ぎ落とされていく中で最後に残るのは本質的なもの、核心部分だと思うからです。日々アップデートを重ねることで理想の自分像も輪郭がはっきりしてくるはずだし、一歩一歩近づける気がします。向上心は強く。


まだ理想の自分とはどんな人間なのか、ボヤッとしていて遠い存在だけど、それはきっと外向的な人間ではなくて現在の内向的な自分の延長線上にあるのだろうと思います。肩肘張った方向に理想を置くのではなく、脱力した状態で向いている方向に進むことを良しとする。自身の内向的な性格を卑下するのではなく、かと言って傲慢になるのでもなく、ただただフラットに捉えながら歩みを進めていけたならと思います。将来自分がどんな人間になっているのか、そしてその時点での理想の自分もどう変化しているのかを考えられる程度には余裕を持って。

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