第14節 ジェフユナイテッド千葉
横浜FCと共に歩んで19年目。J1昇格を3度経験し、降格も3度経験した。その中で唯一歓喜の涙を流した試合がある。
それは2018年9月23日のフクアリで行われたジェフ戦だ。
今はジェフに対して苦手意識はほぼ壊滅しているが、以前はどうしても勝てないチームの1つだった。
2018年当時は、ようやく三ツ沢では勝てるようになってきて、プレーオフでやられた0-4での敗戦を4-0で仕返しが出来るほどになっていた。
ただ、2017年までフクアリでは0勝3分6敗、得点3、失点19という悲惨な成績だった。
フクアリへ乗り込む時は、髙地系治のループシュートで勝ち点1を拾った試合に想いを馳せながら乗り込んでいた。
そんな2018年のフクアリでは、齋藤功佑がゴールを決め1-0で念願の初勝利。得点後の残り30分は気が気でなく、アディショナルタイムのドキドキは忘れられない感覚だった。思い出話はこのくらいにして今節の話へ移ろう。
両者の激しいぶつかり合いが開始早々から繰り広げられた。
均衡状態の中で、千葉は右サイドを起点に、横浜も山根、村田と深い位置まで進みチャンスを作ろうとしていた。
試合が動いたのは前半29分、ガブが最後方で呉屋にボールを奪われ、そのままゴールを決められてしまった。
横浜は、その後も大きなチャンスを作ることが出来ず前半が終了した。
後半開始からカプリーニが登場。
するとカプリーニがすぐにチャンスを作り始める。右サイドから村田へのピンポイントクロス、村田は決めきれなかったが、期待感が大きく膨らんでいった。
カプがどんどんボールを受け、攻撃に厚みを持たせる事に成功したものの、逆に鋭いカウンターを何度も受け、なんとか最後の最後で防いでいく流れが続いた。
後半18分に中野とソロモンを投入。ソロモンは久々に30分ほどのプレー時間がある状態で、古巣への恩返しと覚醒へのチャンスが舞い降りた。するとソロモンに好機が訪れる。山根からのクロスをヘッドで合わせるも枠の外へ飛んでいってしまった。
その後も攻め込むが次第に勢いが弱まり、最後までゴールを奪うことは出来ずタイムアップとなった。
失点は仕方なかった。その他はしっかりと対応していた。バックパスを保持した時に、ヒヤリと感じる場面があったものの、保持している時の選択肢が増えている。
最後のセットプレーではゴール前へ上がって気持ちを見せた。
連戦の最終戦がとてもハードな戦いとなった。間違いなくこの男の奮闘でルヴァンからの3連勝はもたらされた。少しリフレッシュして熊本戦へ臨んで欲しい。
大きなミスとなってしまった。それ以外はほぼパーフェクトだっただけに、悔しい試合になってしまっただろう。切り替えて再び立ち上がれ。
今節の敗戦は相当悔しかったのだろう。後半の気迫はみんなに伝わっている。あの精度のキックで入らない訳だから、福森が抱え込む必要は無いとも思うが、喜びに変えるのは勝利しかない。熊本ではやってやろうぜ。
クロスがとても上質になった。後半は圧倒していたものの結果には繋がらず。3連戦をフル出場で戦い抜き、ハイパフォーマンスを継続中で、J2で1番ノリに乗っていると言っても過言ではない。
前半は守備で奮闘し、後半はゴールを何度も脅かした。90分間強度が落ちず頼もしい。この試合では報われなかったが、熊本戦では笑顔で勝ち点3を持って帰ろう。
今節は相手にやられてしまった。思うようにいかなかった試合だっただろうが、改めてこの男を封じ込められてしまうと、ウチのストロングポイントが出せないのがよく分かる試合になった。そろそろ勝利を決めるゴールをぶちかませ。
完全に背後を狙われてしまったが、それでも攻撃では良い仕掛けを見せ、裏への抜け出しや、後半最初のビッグチャンスを生み出すポジショニングなど素晴らしい攻撃力を見せた。
追い回して前半早々は効果的な役割を担った。次第に守備一辺倒になってしまい前半で交代となった。
落ち着きあるプレーで周囲を活かし続けた。 シャドーが続いているが、トップでの起用も再考して良い気もする。
守備面は貢献はしていたものの、攻撃面では相手CBの牙城を崩せなかった。
次節は古巣の熊本戦。停滞した空気を打破してほしい。
結果は伴わずとも流れは変えてみせた。ゴールへ向かう気迫は他の選手とは桁違い。やはり長い時間見たい選手だ。
後半はカプが軸になっていたこともあり、やや影が薄く感じでしまった。この試合に限ってはサイド起用の方が良かったように思えた。
久々に30分もの時間が与えられたが、出場後即イエローはいただけない。
得点の期待感はあり、山根や福森からの良いボールが入ってくるもも決めきれなかった。さあ、いよいよ瀬戸際になってきたぞ。決めてくれソロモン。
クロッサーとしての役割を遂行した。僅かな時間だったが攻撃にしっかりと厚みを出してくれた。
僅かな時間の出場となった。
出場なし。
出場なし。パワープレーをするなら入れても良かったのではとも思ったが名前は呼ばれなかった。
GW最終戦は笑顔で締めくくることが出来なかった。カードをいつもより早めにきって、得点を奪おうと尽力したが結果は出なかった。今シーズンは敗戦直後の試合は3戦3勝としっかりと立て直している。我々はこの男を信じて熊本に乗り込むのだ。
1位清水とは勝ち点10差で、2位長崎とは勝ち点5差だ。地道に縮めるしかない。
チームを信じて楽しみに熊本戦を待ちたい。次は勝って帰ろう。
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