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第8節 ファジアーノ岡山

水曜アウェイは大変だ。
アウェイに気持ち良く行けるような職場を探して仕事を決めている。
今の会社も余裕で休みが取れる。当面は気持ち良くアウェイに行けるのだ。

今節はスタメンに変更があった。
拓海から山根、カプからカルロスがスタメン入り。
ベンチには村田が入ってきた。

試合1時間前ごろは雨がほとんど降っていなかった。このまま降らずにと淡い期待をしていたが、試合時間に近づくにつれて雨足が強まり、試合時間直前は土砂降りになってきた。キックオフすると、あっという間に芝が水を含み、ボールが止まってしまうほどの場所が出来てしまうピッチコンディションになった。両チームとも苦労していたようで、試合はピッチのアクシデントをモノにした方が勝つのではと予想していた。
そんな事を考えていると試合が動き出す。
前半10分、横浜がFKを獲得。キッカーは福森。福森が放った左足から鋭いカーブがかかり、中で合わせたのは背番号38のカルロスだった。試合に飢えた男が早速期待に応えてくれた。
すると前半20分、岡山はCKからグレイソンが合わせるも枠外へ。グレイソン、柳などがセットプレーで牙を剥いてきた。
前半31分、再び横浜に歓喜が訪れる。1点目と同じような位置でFKを獲得。またも福森の左足から今度は岩武が合わせて追加点をあげる。
そして前半43分、CKを獲得した横浜は、またも福森の左足から今度はユーリが合わせて3点目を決めて勝負を決定づけた。

後半開始から岡山は4枚替えを敢行。ロングスローとセットプレーなど空中戦で得点を狙いに来た。
ロングスローの精度はそこまで高くなく脅威にはなってなかったが、クロスからやセットプレーでは危ない場面があった。
後半26分にPKを献上し1点返されてしまうが、途中投入の選手も含めて全員が同じ方向を向いて戦い続け、見事に逃げ切りに成功した。

スターティングメンバー
市川暉記

後半15分にオフサイドにはなったが、グレイソンのヘッドを弾き出した。

これぞ代名詞のビックセーブ

悪天候で非常に難しい状況だったが、キックも割り切っていたことでピンチとなりそうな場面は無かった。

ハイボールもバッチリ対応

何度も放り込まれるボールを見事に捌き切り、試合終盤はふてぶてしく時間を遣ってくれた。

岩武克弥

悪天候の中でもしっかりとチームをまとめ、セットプレーでは見事なヘディングシュートを決めてくれた。

ンドカボニフェイス

グレイソン、ルカオなど強力な外国人に手を焼いたものの仕事はさせなかった。

VSグレイソン
VSルカオ

中央に立ちはだかる存在感は日に日に増している。ここのところ熱くなる場面があったが、今日は落ち着きもあった。

福森晃斗

仙台戦と同じくボールを持つと岡山に狙われていたが、そんな事はどうでもいい。
今節は福森晃斗dayだった。こんな簡単にセットプレーで点が入ってしまうものなのか。にわかに信じられないのだが、それをやってのけるのが福森晃斗なのだ。

カルロスへの1点目
岩武への2点目
ユーリへの3点目

これが土砂降りのピッチで行われたというのも凄まじいのだ。
本当に岡山へ行って良かった。ありがとう。

山根永遠

ピッチコンディションがマシなサイドで前後半を戦った。フィジカル勝負でも負けず、前節の鬱憤は晴らせた。

ユーリララ

ドンピシャヘッドで勝利を決めた。

ブロの上から叩くヘディングシュート

ゴール後のダンスですぐに鷲羽山ハイランドを連想してしまった。

ユーリダンス

流石に岡山で決めたから踊ったわけないだろうが、ダンスもキレがあった。

喜びながら監督の元へ

もちろん試合でもキレのある動きだったが、タックルなどは少し自重気味に見えた。冷静さもしっかりとあった。

和田拓也

 バランス取りつつ出るところは躊躇なく頼もしかった。相手に嫌なプレッシャーを与え続けてくれた。

中野嘉大

水たまりサイドで全く持ち味は活きなかったものの、ボールの転がり方の予測は誰よりも高かった。

伊藤翔

百戦錬磨だけあってピッチコンディションは苦にしていなかった。しっかり追ってくれて頭が下がる。

小川慶治朗

後半に追加点の見せ場がくるも、惜しくも止められてしまった。いつものプレーが雨の影響で3割増くらいのプレッシャーに繋がっている。あとは早くゴールが見たい。

髙橋利樹

ライオンが目を覚ました。初スタメンで一際ギラギラしていた。そして10分で結果を出した。

シュートシーン

試合やゴールに飢えていた男は、一気に弾ける笑顔と共に喜びを爆発させた。

笑顔のカルロス

ゴールも去ることながら、プレスのスピードや、追い回すスタミナ、高い跳躍力に、当たり負けしないフィジカル、そして決定力とこの試合で見せられる全てを見せてくれた。

迫力の競り合い
熱くファールをアピール
ジャンプ力も高い

浦和では結果が出なかったが、J2の器ではない事は良く分かった。改めて凄い男をチームに迎え入れたのだと実感した。

中村拓海

途中からでもすぐに試合に入り、ピッチコンディションも掌握した。PKは仕方ないものの、しっかりと役目を果たしてくれた。

カプリーニ

守備面を意識された投入で役割を完遂。ドリブルせずに、すぐに蹴り出す形をしっかりこなせるブラジル人アタッカーはそうはいない。役割をこなしながら、ドリブルで深く切り込んで行く状況判断にも長けていた。

村田透馬

こちらも追い回す役割をこなした。現状の序列がちょうどボーダーラインで、焦りもありそうだが気負わず突き進んでほしい。

三田啓貴

僅かな時間もクローザーとして貢献。

櫻川ソロモン

クローザーとしてしっかりと時間を遣った。元チームメイト相手にフィジカルで圧倒してくれた。移籍後も岡山の皆さんから愛されていた。

永井堅梧

出場なし

新井瑞希

出場なし

四方田修平

見事に首位を撃破した。セットプレーで3発という荒業だったが、これだけハマるのはしっかりと研究されている結果でもある。普段の実力がお互い出せない環境で勝ちきった価値は大きい。しかもアウェイというオマケ付きだ。敗戦後もきっちり切り替えて勝利を収めているのは素晴らしく、ここから波に乗っていきたい。

地上戦は出来ない状態で空中戦の勝負となったこの試合。国内ナンバーワンとも言えるキッカーが火を噴いた。
他のチームには真似の出来ない武器を存分に使って、見事に勝利を収めた。
アウェイで勝つのは何より嬉しいし誇らしい。
余韻に浸る時間は少ないが、勢いを持続させ連勝といきたいものだ。

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