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第11節 Vファーレン長崎

前半戦の大一番のひとつだ。
トラスタでの対戦は、今回でおそらく最後となる。
本音は新スタジアムに行きたかったところだが仕方ない。

前回の対戦時には西九州新幹線の開業日だった。
その時も新幹線には乗車したが、今回もまずは新幹線だ。

西九州新幹線 かもめ

相変わらず良い乗り心地だったが、新大村から諫早の5分間の短い乗車時間だった。
本来はその後島原鉄道に乗って大三東駅に行く予定だったものの、生憎の天気と干潮時刻に近いこともあり断念し、早々とトラスタへ向かった。

到着後はものすごい人だかりが。覗いてみるとフリ丸とヴィヴィくんがのお買い物中。

買い物中のご両人

6ポイントマッチとなる試合ではあったが、和やかな雰囲気で試合開始を迎えた。

メンバーはガブと拓海がスタメン入りとなった。

立ち上がりはお互いに長所を消し合う試合展開になった。また、試合前に降った雨の影響で、ピッチコンディションが難しい状況になっていた。
そんな中、21分に伊藤翔がミドルシュートを放ち、その流れからセットプレーで襲いかかるもゴールは奪えなかった。
32分には山根のクロスに慶治朗が合わせるも枠に飛ばすことが出来ず。
決定機と言える場面を逃した直後の前半36分、長崎は右サイドからクロスを入れて流れるも、左サイドを崩して折り返す、それをボニがなんとかクリアするも、増山が倒れたまま試合は進んでいた。横浜の選手が完全に止まってしまい、再び長崎が右サイドからクロス、市川が前へ出るも触れずにエジガルジュニオに押し込まれてしまった。
失点後、前がかりになったところをつかれ、カウンターを何度も食らってしまう。ギリギリでゴールを割らせなかったものの、失点してもおかしくない状況だった。

流れを変えるべくフリ丸がサポーターを鼓舞し、選手にも後押しを続ける。

フリ丸も盛り上げる

後半開始から慶治朗がカプに、拓海が村田に変更。山根が右サイド、村田が左サイドに入った。すると早速、村田が左サイドで仕掛けてカプがシュートを放ちCKを獲得。ゴールには結びつかなかったものの、いきなり交代策が功を奏した感じがあった。しかし、その後も交代を行いながら、全体的に攻めている印象はあったものの、精度や連携が悪すぎて決定的なシーンはなかった。逆に長崎のカウンターなどで大ピンチを迎えたが、運良くゴールは割らせず0-1での敗戦となった。

スターティングメンバー
市川暉記

失点の場面は判断ミスとなってしまった。

失点につながる場面

今シーズンから序列が1番上となり、昨シーズンまでの市川とは見る目が変わっている。昨シーズンまでであれば、今回のミスも次頑張ればと思っていたが、レギュラークラスとなれば話が変わってくる。横浜FCも数年前よりレベルが上がり、エレベータークラブになった。1つの敗戦の重みも変わっていて、判断ミスからの6ポイントマッチ敗戦は心に刻んでほしい。ただ、これまでよく頑張っている。だから話は変わってきたとしても、まだまだ守護神として君臨し続けて昇格させてほしい。

ガブリエウ

スタメンに復帰。3バックの右に入った。フル出場して復調をアピール出来た。後半には見事なシュートブロックでチームを救った。

ンドカボニフェイス

カウンターでの1対1で強さを発揮。

前半のカウンター場面
後半のカウンター場面

しかし、フアンマに対しイエローをもらってしまい累積4枚目。

フアンマを抑えるも
最後に倒してしまい警告

次節は出場停止となってしまった。守備の要がいなくなる次節は不安だ。

福森晃斗

今シーズン初の直接狙える位置でのFK。

直接狙うも
僅かに枠の外へ

得点とはならなかったが、劣勢の場面を跳ね返せそうなワクワク感があった。この男のセットプレーに頼らない形を作りたいものだ。

中村拓海

第7節の仙台戦以来のスタメンも無念の前半のみで交代。失点場面はエジガルに前に入られていたが、全員が止まっていただけに悪者には出来ない。

ユーリララ

ハイパフォーマンスを継続中。ガブからのクロスに合わせたり、ゴール前でFKを獲得したりと攻撃面でも相手を脅かした。

井上潮音

完全復活まではあと二歩くらいあるだろうか。その中でも随所にらしさを見せている。時間も少しずつ延びてきており楽しみだ。

山根永遠

前半の慶治朗へのクロスは素晴らしかった。完全にサイドの1番手としての地位を掴んだようだ。あとはゴールやアシストの結果が欲しいところ。

小川慶治朗

絶好のチャンスでヘッドが枠外に。決めてくれればと誰もが思っただろう。

絶好のチャンスを逃す

勝負弱さが目立ってしまっている。流れの変わる一撃を決めてほしい。

伊藤翔

前半21分のミドルシュートは惜しかった。この男のように他の選手もミドルを放ってほしいところだ。

髙橋利樹

良い動き出しからセットプレー奪取。

抜け出してCKを奪取

カウンターなどで抜け出すシーンもあるが、止まって味方を待つ確率が非常に高い。ガツガツと1人で仕留めても良いと思うし、その能力は持っていると思う。

村田透馬

後半開始から左サイドに入った。今シーズンベストだったのではないか。

良い仕掛けを見せた

ボールを持つとどんどん仕掛けていった。確実に流れは変わっただろうし、何試合か出場してJ2の水に慣れたのだろう。初めは厳しさがあったが、長崎相手にこのパフォーマンスが出来れば、この先も十分やってくれそうだ。

カプリーニ

後半開始からの投入。この男の攻撃意識がチーム全体に欲しい。なんとかしてやるという気合いが伝わるし、1人で打開したり周囲との連携も良いと思う。ベンチが続いているがスタメン返り咲きしてほしい。

中野嘉大

潮音との交代でボランチに入る。上手くボールを捌きつつ、推進力のあるドリブルで攻撃に厚みを持たせた。

櫻川ソロモン

試合には出ているが、何か出来るほどの時間はもらえていない。ルヴァンで結果を出すしかない。

和田拓也

出場するもロングボール主体になっていて大きな見せ場はなかった。

永井堅梧

ウォーミングアップ中に左手一本でシュートを止めた後、しきりに左手を気にする素振りを見せテーピングを要求。ウォーミングアップは続けるものの左手をかばいながらで、今後離脱があるかもしれない。

岩武克弥

出場なし。ボニが累積で次節は出場濃厚そうだ。

四方田修平

痛い敗戦を喫してしまった。就任後から継続した課題が残っている中で、批判が集まってきた直後の試合には強いような気がする。秋田戦で転んでしまうと、一気に崩れてしまいそうな脆さもあるが、立て直してくれると祈りたい。

後泊としていたこの遠征、試合後は長崎駅へ移動し夕飯へ。
長崎と言えばトルコライスとミルクセーキと言うことで思案橋にある「ツル茶ん」へ。

ツル茶ん

九州最古の喫茶店でミルクセーキ発祥のお店だ。トルコライスも有名で長崎と言えばのお店の1つで、2019年以来の再訪だ。

トルコライス
ミルクセーキ

食に興味が無いので敗戦を癒してはくれないが、ひとまず長崎感を味わう事が出来た。
ホテルに到着後はカステラを頂く。今回はビターチョコでコーティングされたカステラにした。

長崎しょこらあと

甘いもの好きにとっては苦めな味だったものの、普通の人ならちょうど良いだろう。普通のカステラに飽きた人はオススメだ。

飛行機の最安値にした影響で、翌日の最終便まで時間を潰さなければならない。
2日目も生憎の天気。考えた末に長崎市内観光へ。3回目の長崎だが、長崎市内の観光はしたことないのでちょうど良い。
ホテルで朝食をとった後に向かったのは「長崎ペンギン水族館」だ。ここは、ペンギンの飼育種類数が世界一というのが魅力なのだ。

長崎ペンギン水族館

水族館という枠組みにしてはこぢんまりしている。それは仕方なく、ほぼペンギンしかいないのだ。
到着後すぐにペンギンのご飯タイムに居合わす事が出来た。

すごい数のフンボルトペンギン
ご飯を欲しいとアピール
もらえて良かったね
気持ちよく泳いでいる

久々に選手や馬以外の被写体だが、なかなか難しい。飛び込む瞬間など狙ったものの上手く撮れなくて残念だった。
昼食のためにニッキーアースティンへ。前回気になっていたが食べられなかったオスロコロッケを注文。

オスロコロッケ

コロッケはもちろんホワイトソースが美味しい。食事は十分満足していたものの、甘いものが食べたくなった。良さそうなものがなかなか見つからず諦めていたところ、一件のかき氷屋さんを見つけ向かってみることに。

雪氷らんかん

このお店は長崎県唯一のかき氷専門店らしいが、店名を検索してそのポイントに到着したら多くの人が困惑する。入口が全く分からないのだ。
辺りを見渡すと、分かりにくいが入口の場所を案内する紙が貼ってあり、それを見てお店へと向かった。後に店主曰く地図で示された場所に着いて入口が分からず、その場から電話をかけてくることが多いらしいのだ。
入口に到着するも、正直言うと入ろうか躊躇いたくなる佇まいで、実際に中へ入るとさらに度肝を抜かれた。
たまたまだと思うが店内には客がおらず、80歳に迫っていそうな男性がソファに座りアジア系外国人女性が洗濯物を畳んでいた。
店内は5つのテーブルが並んでいたが、荷物が散乱していて座れるのが2テーブルしかなかった。後に店主と分かる男性が笑顔で案内してくれていて、引き返す勇気はなかった。
着席すると店主がオススメを教えてくれるのだが、話がマシンガンのように飛んでくる。オススメから話が脱線しまくり、なかなかメニューを決めることが出来なかった。着席から10分後にようやく注文完了。しかし、店主の会話は全く止まらないのだ。
店内に1組しかいなかったのもあるだろうが、賑やかにかき氷を待った。

ももとマンゴーのかき氷

良い果物を選んで使っていると話していて、時期は少しズレているが桃もマンゴーもとても美味しかった。
お店のイチオシはきな粉のかき氷のようで、そちらは少し味見したが、かなり美味しかった。
最悪の遠征だったが、少し穏やかな気持ちになって締めくくれた気がした。

6ポイントマッチは痛い敗戦。しかし、不幸中の幸いだったのは1失点で凌げたことだ。得失点差で涙をのんだ過去は繰り返したくない。敗戦も最低限の敗戦ならと切り替えるしかない。

挨拶のシーン

ルヴァンを挟んで次節はアウェイで秋田だ。完敗の2年前のリベンジを果たしたいところだ。

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