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第10節 藤枝MYFC

ようやく2人が帰ってきた。

ガブリエウ
井上潮音

開幕から3戦連続で要を失ってきたが、ようやく2人がメンバー入りとなった。

前節と同じく藤枝も立ち上がりからアグレッシブだ。
ただ早々先制したのは横浜だ。前半10分井上潮音がファールをもらうと、福森のFKからボニが合わせて先制点をあげた。
現地では分からなかったがアクロバティックなゴールで今シーズン初ゴールになった。
立ち上がりこそ慌てたものの、先制後はボール保持出来る時間が増え、危ない場面はほとんどなかった。

後半も立ち上がりから藤枝が仕掛けてくる。前半よりも迫力があり、耐え忍ぶ時間が続いた。
後半16分に3枚替え。三田、中野、カプが入った。流れを変えたいところだったが、引き続き耐え続ける展開に。しかし、この3人が徐々に流れを引き寄せる原動力になった。
カウンターが徐々に発動し始め、PA付近まで持ち上がることができ始めた。だだ、シュートまではなかなか持っていけなかったところは課題が残るところ。
空気は重苦しい状態だったが、蹴りをつけたのはナンバー10だった。もつれた中で転がってきたボールを持つと一気にPA内へ突入。藤枝DFの股を抜き突破しようとするも倒されPKを獲得。それを冷静に流し込んで試合を締めくくった。
前日に上位がしっかりと勝利を収めていた中で、しっかりと2-0で勝ちきった。

スターティングメンバー
市川暉記

前半早々のシュートを見事に弾き出した。

素晴らしいセービング

直接的なピンチはこの程度も、全体的に落ち着きをもたらし堂々とした守護神っぷりだった。特にハイボールの処理が良く、強みを存分に見せつけることが出来た。

岩武克弥

しっかり最後でやらせなかった。ガブが投入されると右WBにポジションを移した。新たなオプションになるのかは分からないが、逃げ切るシーンではまたこの起用が見られるかもしれない。

ンドカボニフェイス

ようやく実った瞬間だった。福森のFKに見事に合わせた。今シーズン初ゴール。

福森の元へ行くボニ
ベンチにも飛び込んできた

福森の元へ駆け寄る姿はとても印象的だった。
その後はしっかりと跳ね返し続けて完封にも貢献した。

福森晃斗

またもこの男からゴールが生まれた。

先制点のアシストシーン
ガッツポーズの福森

凄まじい精度のボールにどよめきが起きるのはなかなかいない。それが毎試合というのだから本当にすごい。
そしてディフェンスでもしっかりと抑えつつ、終了間際に最後方からドリブルで隙をつきつつ見事なクロージングをしてくれた。
あとは「期限付き移籍中の福森晃斗です」から、「完全移籍になりました福森晃斗です」になる事を祈るしかない。

山根永遠

今節は守備で貢献。粘り強く対応し続けた。
後半には相手GKが大きく飛び出している場面で、運良くボールが渡り自陣からロングシュートを狙ったが惜しくも枠の外へ。

左足でロングシュート
枠外で苦笑い
ユーリララ

今節も大車輪の活躍。やはり潮音とのコンビは良い。守備でも攻撃でもスタジアムを沸かしてくれた。

アクロバットユーリ
井上潮音

ボールを受けるポジショニング、相手のいなし方や、剥がす動きなどさすがという感じだ。

相手をかわす潮音
パスを出す潮音

レベルが違いすぎて驚くが、これがまだ試運転なのだ。いきなり60分の出場には驚いたが、長崎戦に間に合うというのは本当に良かった。

村田透馬

攻守で奮闘した。攻撃では惜しいミドルを放ち、後半には突破からチャンスを作った。

切れ味鋭い突破を見せた

守備でも非常に落ち着いて、ピンチになる部分は少なかった。

競り合う村田透馬

相手を押し込みたい場面で中村俊輔から助言を受けると、見せ場となる突破へと繋がった。

中村俊輔から声をかけられる村田

大きなチャンスを掴みつつある。次節の大一番も楽しみだ。

伊藤翔

最後方まで戻って懸命に守備をしていた。攻撃では疑惑の判定に泣く形にはなったが、得点の匂いがし続けている。

小川慶治朗

前節の鬱憤を晴らせたかは分からないが、守備ではひたすら走り回ってくれた。観客の我々が暑くてしんどいと感じている中で、1番身にならないことを懸命に行ってくれて本当に有難い存在だ。

髙橋利樹

オフサイドながら豪快ヘッドでネットを揺らした。

素晴らしいヘディングシュートだった

後半にカウンターからサイドを抜け出すシーンが何度かあったが、シュートに持ち込むことはしなかった。カルロスに限ったことでは無いが、やはりFWなら外しても良いから勝負にいってほしい。決めきれる能力はあると思うぞ。

中野嘉大

いきいきと左サイドを駆け上がった。鋭いドリブルからPA内で倒されるも笛はなく、判定に納得いかない表情をしていたが、持ち味は十分に発揮していた。

三田啓貴

しっかりと潮音の後を引き継いだ。球際では負けておらず、終了間際も巧みに時間を使った。

カプリーニ

投入直後から、追加点を狙うも力が入りすぎていた。しかし、そんな気合い十分な中でも、意外と冷静に隙を見つけていた辺りはさすが。

要求直後に追加点につながる

後半38分、俺によこせと要求するもボールは来なかったが、運良く直後にボールが足元へ転がってくると、そのまま強引にPA内へ侵入。そしてPKを獲得した。

流し込むカプリーニ
試合を決めるゴールとなった

見事に流し込んで今シーズン3点目をあげた。

櫻川ソロモン

今節も少ない時間での出場。時間稼ぎをしっかりと遂行したが、その時間のための出場は非常に悔しいだろう。ルヴァンでチャンスを掴むしかないのだろうか。

ガブリエウ

途中出場で3バックの右に入った。戻って来れたというのだけで心強い。ルヴァンで最終調整になるのだろうが、チームへの影響は大きいに違いない。

フリ丸まみれガブリエウ
永井堅梧

出場なし。

新井瑞希

出場なし。

四方田修平

しっかり勝ちきってくれた。プレッシャーはあっただろうが、このような試合をモノに出来ると自動昇格が見えてくる。
10試合を終えて5勝2敗3分はマズマズと言えるだろう。前半戦の残りには清水と長崎が待っている。
そして、次節はその長崎と対戦だ。負傷者が戻り、拓海と和田がメンバー外に追いやられてしまうほどの選手層になってきた。
しっかりと見極めて6ポイントマッチを制してもらいたい。

ヒーローインタビュー
ビクトリーステージ

囮にならなくて済んだヒーローに、過去1番くらい笑いが溢れたビクトリーステージ。大一番の前にとても良い雰囲気だ。

今節は疑惑の判定がいくつもあった。J2は映像では確認出来ないし、導入するとしても何年も先になるだろう。いかに不服な判定から気持ちを切り替えられるかが、勝利へのカギとなってくる。
次節からアウェイで連戦となる。長崎とは大一番だ。降格した時に新しい長崎のスタジアムへ行けるかもと期待していたが、それはならなかった。ラストのトラスタになると思うが、見事に勝利を飾ってもらいたい。

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