見出し画像

セルフ・メンタルコーチング(その12) 自己効力感の高め方:7つのアプローチ

前回の記事で、自己効力感が高い人と低い人の違いを挙げ、自己効力感が高い人の方が成功する確率が高いということを書きました。

しかし、自己効力感が低い人に「自己効力感を高めろ」と言ったところで、高めることができるものではありません。また、自分自身で「自分はダメな人間だ」と思っている人が、それを改めてみようと思っても、「どうせダメだ」という思考が身についてしまっているとうまくいきません。

ではどうしたらよいのでしょうか?
実は「やり方」というものがあるのです。

自己効力感に関する研究としては、カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラ(1925年〜)が有名です。
学術的な記載は省きますが、バンデューラをはじめとする研究者たちによる研究・検討の結果として、自己効力感を高める方法には一般的には以下の5つの方法があるとされています。
1 直接達成体験(過去の成功体験を活用する)
2 代理体験(他者の成功体験を活用する)
3 言語的説得(他者からの応援の言葉を活用する)
4 生理的・情緒的喚起(体調や気分を盛り上げる)
5 想像的体験(未来のワクワクイメージを活用する)

私が学んだコーチングでは、これに以下の2つを加えています。
6 成長実感(一歩一歩進んでいる実感を活用する)
7 スモールステップ(次の一歩を見つける)

どれも、うまく使えば自己効力感を高めることが可能です。他者を支援する場面でも活用できますし、自分自身の自己効力感を高めるためにも有効です。

それぞれの詳細について、次回からひとつずつ解説していきたいと思います。
どうぞお楽しみに!

株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?