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セルフ・メンタルコーチング(その15) 自己効力感の高め方:言語的説得

今回は、自己効力感を高めるための7つの方法の3つめ、「言語的説得」について紹介します。

言語的説得とは、文字どおり言葉によって「できる」と思わせることです。
主として他者からの言葉によって勇気づけられることを言いますが、これを自分自身に対して使うことも可能です。

もし、自分の子どもに自信を持たせたいなら、親がかけるべき言葉は
「お前ならできる」
「まだ可能性だらけだ」
という言葉です。

これがなかなかできない人が多いですよね。

たとえば子どもがテストで50点を取って来てしまったら、どうでしょうか?

ある親は、「なんだ50点しか取れなかったのか。お前は努力が足りないんだ」と言いました。
別の親は、「50点取れたのか。よし、次は60点を目指してがんばれ。お前ならできる」と言いました。

子どもの「やる気」や「やれる気」を高めるのはどちらでしょう?
そうです、後者ですよね。

これが言語的説得です。

セルフ・メンタルコーチングでは、これを自分自身に当てはめればよいのです。
まずは自分の現状を受け入れた上で、
「自分はまだまだやれる」
「自分は伸びしろだらけだ」
「自分にはまだ使っていない能力がある」
と言い聞かせるのです。

別の言葉では「アファーメーション」とも言います。
自己暗示ですね。

人間の脳は、言葉によって操られます。

ポジティブな言葉を聞いていれば、より能力を発揮します。
ネガティブな言葉を聞いていれば、能力は発揮されません。

「自分はできる」
「自分には能力がある」
などなど、ポジティブな言葉を自分自身に語りかけ続けましょう。

きっと結果が証明してくれます。

次回は「生理的・情緒的喚起」について解説します。
どうぞお楽しみに!

株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/



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