anone4話

毎回、ほふう、とためいきをつきながら噛みしめるドラマですが、ほんとうに展開に心を痛めたり温めたりしている。

今回すきだなぁと思ったシーンは、るい子さんの家でるい子さんがお布団に寝ているなか、ハリカちゃんが手を握りながら話すシーンだ。

偽札を触ったハリカちゃんが、知らない人の手を握ってしまった感覚、というシーンとか、亜乃音さんの娘の手の握り心地が変わってしまった話とかから分かるように、手と手が触れ合うことは『anone』においてはすごく重要なことだ。るい子さんも娘と手を触れ合っていた。
だから、ハリカちゃんがるい子さんの手に触れて、語りかけることで、るい子さんが心変わりをするのは、温かくてちょっと幸せな気持ちになる。

あとは、その時の「幽霊はどうなっちゃうの?」というセリフ。
『カルテット』では自分のすきな人が、自分ではない人と結ばれることを望むすずめちゃんに対して、職場のお爺ちゃんが「君の好きはどこにいっちゃうの?」と聞く。それと一緒だなぁと思った。君の好きや幽霊を選べば幸せだし我慢もしなくていい。
でも、我慢しなくてはいけない方、つまり母や妻という役を全うすることで樹君といることも、苦しいけれど諦め難い選択なのも確かだ。るい子さんは樹君のことをほんとうに大切に思っているから。(それに、すずめちゃんは自分の好きは諦めたままだし。)

思わず、「そんなのこっち選んだほうがいいじゃん!」と他人の人生に口を突っ込んでしまうことはよくあるけど、人生に安易な2択なんてないんだ、ということを思い出させられる。

るい子さんのように、ほんとうに愛していても、どうしてもその愛が届かないという人がたくさんこの話にはいる。持本さんは彼女のことを好きだったけど、子供ができない身体だったから別れてしまったし、亜乃音さんは娘のことをほんとうに愛していたけど、娘さんはそれを拒否する。

これから先は、逆に妻に愛されているのに浮気をする理市や、亜乃音さんに愛されているけどそれを拒む玲について描かれるのかな、と思って早く続きが観たいなぁと思っている。

#anone #ドラマ #坂元裕二 #感想 #エッセイ

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