アンナチュラル4話

今回は泣いてしまったという感想をよく目にする回でした。私もうるうるしながら観ました。そして、もうすでに早く5話が観たい。

4話について脚本家の野木さんが、5話とにこいちの関係で5話こそが中堂回ですよ、とおっしゃっていたのをみました。確かに中堂が持つ罪に迫る前に、罪というものは何かを考えようとする4話だったかもと思います。

例えば、最初の怪文書事件。東海林さんは自分のだ……と思っていたけど、実は所長も自分のかも……と思っていた。2人とも自分が悪意を持って行ったわけではないことが、結果的に人を傷つけてしまったから、人から恨まれてもおかしくないと思っていたのだ。

同じように工場長は社長に圧力をかけられていて、自分たちの部下に無理な労働を強要してしまったり、父を亡くした少年は悔しさからお店に石を投げ込んだりする。結果的に犯してしまったことは悪いことかもしれないが、本人をなんとなく責めきれないという罪の形が描かれているのだ。

そしてまた、中堂さんがミコトに対して「罪のない人間なんているのか」と問う。その言葉が示すように、罪を犯そうとする悪意がなくても、ふとした瞬間に簡単に罪は生まれ、誰もが罪を背負う可能性を持っている。
ミステリで怪文書が届いた時に心配をするような後ろ暗いところのある人(例えば中堂さん笑)と、我らが東海林さんや所長は違うもんね、という私たちの考えをあっさりと打ち砕くのだ。

ミコトが久部くんに「イタリアでは労働って罪らしいよ」と言う。それもまた、罪を犯すということがそんなに特別なことではない、ということや、何が罪なのか、見方によっては罪と言える、ということもあるのかもなどと考えさせられる。私たちも罪を負っているかも。

それを聞かされている久部くんもまた実は、週刊誌のネズミだということに罪悪感を感じている。やれと命じるのは編集者の人で、別にミコトを貶めたいわけではないけど、なんとなくずるずると記事を書いているらしい。だけど、怪文書は私宛のものですと言い切るミコトを観て申し訳なさを感じている。

じゃあ、そうやって犯してしまった罪をどうしていけばいいのかということもまた描かれている。従業員を危険にさらしてしまった工場長はその権限を使って逆に従業員を救おうとした。週刊誌で記事を書く久部くんは、社長の悪事を摘発するために記事を書こうとする。罪を良いことに反転させる可能性もまた描かれているのだ。

では、これを踏まえて、中堂さんの罪とはなんだったのか、ということを5話で観るのが楽しみです。早く来週になれ〜〜。

3話の感想はこちら
https://note.mu/flagsandfish/n/n09ebb4fa4d7d

#ドラマ #アンナチュラル #野木亜紀子 #感想 #エッセイ

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