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最初はやりたくないと思っていた仕事が大好きな仕事に

看護師になって、6年目になりました。

小学生くらいの時は、カウンセラーになんとなくなりたいと思っていました。そのころから、母が介護職で働いていて母の職場にボランティアに行ったりして、その流れで介護福祉士の資格が取れる福祉科のある高校に入学しました。高校3年生の進路を考えるときに、母から看護師になって資格を取ると将来安定するからという理由で看護学校にいくことをすすめられました。母子家庭で育って、金銭的にも余裕がなかった子ども時代だったので母は金銭的にも安定し働くことのできる看護師をすすめてくれたんだと思います。しかし、そのころの私は、小さいころにカウンセラーになりたいと思っていたこともあり心理系の勉強のできる大学に進学したいと心のなかで思っていましたが母に言うことができませんでした。金銭的に余裕がなかったので、倍率の高い看護学校に受験しましたがその時は受験に失敗してしまいました。

受験に失敗後、病院の看護助手として就職することになりました。そこでは内科と整形外科の病院で田舎の病院であったということもあり、アットホームな職場で看護師と一緒に働いたことで自分自身の中であまりイメージの良くなかった看護師のイメージが変わりました。

高校卒業して2年後に、4年制の看護学校に入学して看護師になることができました。

元々、カウンセラーになりたいと思ったきっかけが自分自身が母子家庭で育ち虐待にあった経験もあったことから、自分みたいに苦しい思いをして子ども時代を過ごす子どもたちが減ってほしいという理由からカウンセラーになりたいと思っていました。その思いがあったので、看護師になって小児科のある病棟に配属を希望して、新卒から今の職場で働いています。

看護師になって、元々興味のあった児童虐待の勉強をするようになって研修に参加したりしていました。看護師3年目になったときに、もっと色々な知識を学びたいと思い何かいい研修がないか探していた時に思春期保健相談士という資格があることを知り、思春期保健相談士の資格を取りました。思春期保健相談士の研修では、男性・女性の生殖器についてや心理について、自傷、不登校、LGBT、性教育について学びました。この時に自分が思っていた性教育のイメージが本来の性教育と違うことを知り、性についてや性教育について勉強することになりました。

性について知ることは、すべての人がもっている権利であること。性教育は自分のカラダや相手のカラダ、自分を大切にすることなどを学ぶことだと知りました。勉強するほど、奥深く考えさせられることばかりです。私は性教育を勉強して、性について向き合おうと思えることができました。

今は婦人科で入院してくる患者さんの年齢や何で困っていたかなどをしっかりと聞き、退院してできるだけ困ることがないように必要な情報を提供しています。婦人科で入院された患者さんが自分らしく生きるためにどのように関わればよいか考えながら日々働いています。

日々の業務で煩雑になることもありますが、一人ひとりの患者さんや家族と向き合ることを忘れないように今は仕事をしています。

患者さんからの笑顔や「ありがとう」の一言をもらうことで、看護師になってよかった、また明日も頑張ろうと思って仕事に励むことができています。


#この仕事を選んだわけ

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