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映画「夏空ダンス」

「夏空ダンス」を観てきました。
お近くに上映館がある方は、是非観に行ってほしいなー
1300円で、47分間、ダンス部の高校生たちと、ひと夏の青春を味わえるから。

舞台挨拶を観に行く予定なので、映画は絶対観れるのですが
「内村さんとこの後会える!」
なんて思ったら、映画に集中できない未来しか見えなかったので、ちゃんと先に映画を観ようと思って、行ってきました。笑

笑って、泣いて、感動して、頑張ろ、って思える映画。
何回でも観たい。



ここからは、ネタバレありの感想です。

人吉・球磨の水害、ニュースで見てたし、当時は「内村さんのご実家…!」って思って気にしていたつもりだけど、実際の映像や写真を見ると、何にも知らなかったな、って思いました。
地震もあったこと、なんだかハッとさせられました。
市役所は水害ではなく地震からの復興だったのか…と。
使えない踏切でちゃんと一時停止するあたりに、そこにある地元の人々が送ってきた"日常"を感じたり。
でも、川に向かって手を合わせるところで、災害の悲惨さを知らされる、というか。
最後の花火大会は、お祭りによる日常の活気を感じるとともに、花火のもともとの意味である鎮魂を思い出しました。

ダンス部。
ほろ苦い恋もあり、友情もちょっと軋んじゃったりして、超青春だったなー。

こなつちゃんは、お芝居初挑戦ということで、ほんとに"普通の子"って感じが、とてもよかったです。
大人数が集まるとこなつちゃんがどこにいるか見失っちゃうんだけど(笑)、でもそのおかげで、なつちゃんたちダンス部のお話、っていうふうに思えたんですよね。
そして、最後のダンスに度肝を抜かれました。
そうだよね、こなつちゃんはすごいダンサーなんだもんね!笑

俳優さんたちの使い方が贅沢でした。
松重さん、北村さんはそりゃ日帰りできるよね、と思いました。笑
内村監督作品に全部出演してるムロさんも良い味だしてたなー
ちょっと一緒に涙ぐんじゃったもん。
飯尾さんは非常に面白かったです。
見学に行こうとしてくれて、ありがとう!
おかげでとても楽しいシーンが見れました。
6回目のお誘いは成功しますように!w

なつちゃん家族がほんとにいい家族でした。
夕飯食べてるときのこなつちゃんの相談に動揺するパパ。
ママとこなつちゃんは日頃からなんでも話せるんだろうな。
パパとママのやり取りにクスッとしちゃった。
パパの寂しそうな背中。
でもそれを見たら、なつちゃんそう思っちゃうよね。
自分の想いをママに話して、「本気??」と聞かれて頷けても、それを越えるパパの力強い後押し。
(この「行ってこい」で私の涙腺は崩壊しました)
悪い男に引っかかるなよ、というパパの切実な願いは守ってあげてね、なつちゃん。

この映画、音が一番好きでした。
音楽はもちろんなんだけど
歩いたり、踊ったりしたときの大地を踏みしめる音
川の音
街の音
花火の音
どこもリアルで、そのおかげでこの高校生たちと一緒にいる感覚が増しました。

そして、この映画で好きだった言葉。

「今できること 精一杯やるだけだ」

その通りだよね。
私も頑張ろって背中押された気分です。


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