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ポイントの使い道は500通り!?地域の経済循環を促進!【ひらかたポイント/大阪府枚方市】

こんにちは! FLNの公共チーム、中西です。

以前“ひらかたポイント(通称「ひらポ」)”が、どのような経緯で誕生し、地域の中でどう発行されていて、それによってどんな役割を果たしているかをご紹介しました。

発行されたポイントは市民の皆さんの手元に貯まります。貯まったポイントはもちろん使いたいですよね?
今回はこの「貯まったポイント」が、枚方市の中でどのようにして使えるのか。ひらかたポイントならではの使い道についてご紹介します!



「ひらポ」の3つの使い方!

「ひらポ」では、現在大きく分けて3つの使い方をご用意しています。

1.「ひらポ」協力店でのお会計に使う

僕たちが地域ポイントを運営するうえで特に大切にしているのがこの協力店(地域内の事業者)開拓です。「ひらポ」では2022年10月現在枚方市内の470以上のお店や企業が「協力店」として参加いただいています。

「ひらポ」を貯めた方はそれぞれのお店で1ポイント=1円としてお会計時に支払いに利用できます。例えば

  • 健康診断でためたポイントで健康維持のためにフィットネスクラブへ通う

  • 妊婦支援でもらったポイントで絵本専門店で絵本を購入する

  • 介護予防教室に参加してもらったポイントでお孫さんとランチに行く

などなど、枚方市内の業種や商品、サービスも異なる幅広いお店・企業で利用でき、市の事業に参加することが枚方市での日々の暮らしをちょっぴりお得に、そして豊かにできる取り組みになっています。

地域活性化という観点でも、地域内での経済循環を促進することが大切です。多くのお店・企業で利用できる利便性の高さにより市民の事業参加動機につながり、より多くの方が枚方市内で消費活動を行うきっかけとして「ひらポ」が貢献しています。
さらに、ひらポ協力店でのお買い物でもポイントが貯まるので、枚方市民に積極的にポイントがもらえる協力店の利用の動機づけとなり、さらに市民活動やまちづくりに参画してもらえるという相乗効果が期待できます。


2.市内で使えるポイント・クーポンサービスと交換する

現在、下記の3つのポイント・クーポンに交換することができます。

  • 京阪バスポイント交換

  • タクシークーポン交換 ※65歳以上の方限定

  • QUOカード交換

ひらポ利用者には高齢者の方も多く、バスに乗車できるポイントやタクシークーポンなど、日々の生活の足回りや交通の便に役立ててもらい外出を促すことで、枚方市の目指す「健康」や「長寿」につなげていくきっかけとして活用されています。


3子ども食堂に寄附する

貯めたポイントは寄附することもできます。現在は市内9か所の「子ども食堂」を対象にポイントの寄附を受け付けています。
いずれか特定の子ども食堂に寄附することも、すべての子ども食堂に均等に寄附することもできるのが特徴です。

子どもたちの居場所や食事を提供する「子ども食堂」の場づくりへの支援として、2022年4月の受付開始から13,000ポイント以上の寄付をいただいています。

「地域ポイントを使う」ことの意義

私たちは、地域ポイントを利用するユーザーにとってその地域の中での生活を豊かにできればと考えています。買い物や食事のお会計でのお得感のような経済的な「豊かさ」に加えて、そのまちのお店での購買や自治体事業への参加を通してそのまちでの生活を楽しむ地元愛的な「豊かさ」のきっかけになることも期待しています。

また一方で自治体にとっては、上述の通り地域ポイントの流通量の増加が地域経済の活性化に貢献する取り組みになります。自治体からの現金給付などの一過性の施策とは異なり地域内での継続的な事業として運営されるため、自治体の事業での発行やまちのお店での使用にも長く利用でき、より多くの市民に参加してもらえる仕組みです。

このように「地域ポイントを使う」ことがまちづくりと地域経済の循環の両面を支援する取り組みになっています。


地域ポイントは“懐が広い”取り組みです

2本の記事を通して「ひらポ」の取り組みをご紹介してきました。貯め方や使い方など、幅の広さをご紹介できたかなと思っていますが、いかがでしたでしょうか?

地域ポイントは発行するポイント数や倍率を自由に設定できたり、幅広い業種のお店・企業で使用できたりと仕組み自体の自由度が高く、多くの方に使っていただけるような工夫のしがいがある取り組みだと感じています。

ぜひみなさんからも「こんな使い方ができたらうれしい!」「こんなため方があったら面白いかも」なんてご意見をいただけたら嬉しいです。

枚方市以外の取り組みも紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください⇓⇓⇓


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