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意外と知らないことって多い③

いわゆる専門用語については、ライブの現場などで知っている前提で使われたりすると戸惑ってしまいますよね。ある程度は知っていたほうが便利です。きょうは2、3挙げてみましょう。分からない言葉があったら遠慮なくお尋ねください。

MC
"Master of Ceremonies"の略。エムシー。コンサートやライブの司会者、進行役を指す。ライブ中のミュージシャンの曲間トークのことを指すこともある。不測の事態の際のいわゆる「ツナギ」もそう呼ぶ。【例】「弦が切れちゃったからMCで繋いで!」

PA
"Public Address"の略。ピーエー。拡声装置。声や楽器の音を増幅し大きくする音響機器、またはそれらを複数組み合わせた機材一式のこと。音響マンのことを指す場合もある。【例】「先ほどのお話はPAさんに伝えておきます」

ABCDEFG
アー、ベー、ツェー、デー、エー、エフ、ゲーとドイツ語で言う。主にコード名を指す。音名の場合もあるがその際は各々ラシドレミファソのことになる。チューニングの際などに「アーください」と言われたらAのコードを鳴らすのではなくラの単音を出す。

なぜドイツ語にしたのかは諸説あるが、英語のエー、ビー、シー、ディー、イー、エフ、ジーだと大音量の鳴っている現場では、ビーとディー、シーとイーの区別がつきにくいからという説が有力。

また芸能界ではあからさまに金額を言えない時の隠語(符牒)として数字として使うこともある。この際はツェーから始まる。ツェー=1、デー=2、エー=3、エフ=4、ゲー=5、アーとベーはあまり使わない。ギャラの場合など「ツェージュー」と言えば¥100,000ということである。

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