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ずばりクリエイターが、どのフォントをはじめに買うべきか教えます。

フォントって高いよね。特にデザインを始めたばかりだと、全部のメーカーを揃えるのは困難。ちょっとでも安く有効利用できるように、ビギナー向けに用途別おすすめメーカーを考えてみました。
@flopdesign のあくまで個人的な意見です

主要フォントメーカーはこんな感じ
モリサワ
フォントワークス
Adobe Fonts
イワタ
モトヤ
ダイナコムウェア
その他

ロゴやグラフィックデザインが中心の場合

フォントワークスのLETSにしましょう。ロゴは商標登録される可能性があります。後々の事を考えると商標登録OKのフォントワークスのLETSが一番コスパが高いです。あと3年契約にすると一気に安くなるので、1年契約しない方が無難です(3年だと年会費24,000円)

そしてネットで簡単に更新できるようにフォントワークスのサイトから契約しましょう(ポイント還元以外は値引きしているサイトはあまり無いと思います)

グラフィックデザインやウェブデザインが中心の場合は、書体数は十分な量で、筑紫書体や、くろかね・ラグランパンチなど人気書体も多いです。フォントワークス以外の半分くらいのメーカーは商標登録に制限があるので、規約をよく読みましょう。
ロゴ制作するときは、フォント管理ソフトで「ロゴ用など」カテゴリ分けしておくと良いです。


誌面などのDTPが中心の場合

モリサワパスポートにしましょう。ぶっちゃけ本文体でのモリサワの使用率は飛び抜けており、絶対王者です。もちろん本文体以外も網羅しておりモリサワパスポートがあればデザインはだいたいOK。欧文のラインナップも素晴らしいです。

過去の私のアンケートでも、まずはモリサワというのが定番です。本文用書体のラインナップが素晴らしく、痒いところにも手が届きます。買うときは複数年契約も無いので、パッケージで買うのがお得。ポイント還元も含めて一番安い所で買いましょう。

映像・ウェブが中心の場合

買わなくてもなんとかなる?というのもおそらくAdobeFontsが使えるのではと思うからです。※映像・ウェブ分野の人は契約しているよね。
ファミリーが揃っていませんが、モリサワとフォントワークスの主要フォントの一部が使えます(9書体くらい)それ以外のメーカーからも少しずつフォントが提供されています。もちろんアドビ自体のフォントは使えますし、欧文に限っては素晴らしいラインナップです。1フォントメーカー並のラインナップ。

Adobe Creative Cloudは買う必要がありますが、こんなにたくさん使えるのはスゴイ!このラインナップをフルに活かして、デザインするってのも楽しそうです。買う場合Adobe Creative Cloudは絶対セールを狙うべきです。全然値段が違う。Amazonのプライムセールや、Adobe自体のセールなど定期的にあるので、要チェックです。

100%の自信は無いのですが、AdobeFontsの他メーカーフォントの商標登録・映像への使用について利用可能というFAQが掲載されています。
https://helpx.adobe.com/jp/fonts/using/font-licensing.html

同人誌が中心の場合

買わないという選択肢もある。なぜならフリーフォントでも本文やロゴも含め、なんとかなる環境が整いつつ有るから。私のサイトのフォントも個人の同人誌での使用はOKですし。

もしも、お金があれば私の制作したフォント集フォント物語は如何でしょう。30フォント入っていて1980円です。一生使えるので20年使えば1年で100円。実質、1年間にジュース1杯分。

あとフォントワークスのフォントがちょっと使えるmojimo-mangaというのもあります。1年間で3600円(税別)です。

このmojimoいろいろ分野別にシリーズがあるのですがmojimo-mangaはラインナップがダントツに素晴らしい。一気にプロっぽい同人誌が作れそう。

私がフォントワークスでよく使う書体を選んでるの?っていうくらい良い書体ばかり。月で割ると毎月324円で、この素晴らしいフォントが使える!つまり1回スタバに行くよりも断然安い。

あと個人的にマンガの表紙に使いたいのはダイナコムウェア(ダイナフォント)というメーカーの優雅宋

他のメーカーで似たようなの無いし、出来も素晴らしいんですよね。金文体も使いどころ多いですし。

最後に追加のおすすめフォント

砧書体制作所やデザインシグナルのフォントを、好みで1書体づつ買っておくと便利です。なんだかんだで依頼主から、このフォントを使って欲しいと言われる上位が「丸明オールド」や「きりぎりす」など。手書きフォントが欲しい場合はミウラLinerなども素敵です。

サブスクリプション(定額制)じゃなくて、買い切りなのでずっと使うと思えば、けして高くは無いと思います。ここぞという時に活躍するフォントですね。

📝memo 今回の記事を一言で表現すると
自分の用途に合ったフォントを買おう!

もし、よかったらフォント制作の元気を下さい。新作フォントを頑張って制作します。