以前も同様の記事を書いたけれど、スクエニのゲームで二段階認証を行うための手段のひとつ、「スクウェア・エニックス　ソフトウェアトークン（以下、「ソフトトークン」と言う）」が使用できなくなる、と発表されたため、追加で書いた記事です。

そもそも二段階認証が手間じゃない？

入れる前はそう思っていましたが、入れた後は守られている安心感を強く感じられるので、各種ネットサービスでも可能な限り二段階認証を有効にするようにしています。

また、ゲーム内でメリットがある場合もあります。
DQ10では、しぐさや着せ替えドールを貰えたり、ツールで毎日貰える無償ジェムの量がアップしたりします。
FF14では、お気に入り登録できるエーテライトが一箇所増えます。なんと、その一箇所には何度でも無料でテレポできます。

愛着あるゲームデータを他人に奪われるのは悲しいだけでなく、課金していた場合、リアルマネーを奪われるようなものです。また、他人に迷惑をかける可能性があるのでぜひ二段階認証を有効にしましょう。

ソフトトークンはすぐに使えなくなるの？

今使っている人は、しばらく使えます。
2024年以降終了と発表されていますが、具体的な日時はまだわかりません。
いずれにしても終了するので、期限ギリギリに慌てるよりも、今から移行してしまいましょう。

新規登録はまだ可能ですが、登録してもすぐ他に移行しなくてはならないので止めておきましょう。

どこに移行すればいいの？

選択肢はふたつあります。
ひとつは、物理トークン。
もうひとつはGoogleやマイクロソフトが作っている認証アプリです。

物理トークンと認証アプリはどちらがいいの？

総合的に考えて、認証アプリをお勧めします。

機能の比較

機能を比較するとこんな感じです。

費用

認証アプリは無料です。

物理トークンは有料で、スクエニオンラインショップである「e-STORE」から買うことができます。税込み1,237円で、送料は無料です。

ただし、物理トークンは電池で動いており、この電池は交換できません。
電池が切れそうになったら再度購入する必要があります。完全に電池が切れた場合、二段階認証を強制解除しなくてはなりません。

登録のしやすさ

スクエニアカウントのサイトにログインするところまでは同じですが、認証アプリはQRコードを読み込むことで登録できます。

物理トークンは、裏側の番号を手入力する必要があります。

バックアップ性

認証アプリは、クラウドにバックアップできるものがあるため、スマホの紛失時や故障時も復旧が簡単です。複数台のスマホやタブレットに登録することも可能です。例えば一台は自室用、一台はリビング用などの運用も可能です。
（古いスマホだとクラウドバックアップ未対応の場合もあるかもしれません）

物理トークンは、無くしたり壊したりした場合、復旧はできません。二段階認証を強制解除する必要があります。

交換の手間

スマホを機種変したときなど、認証アプリは別のスマホに移行する際も簡単です。上で述べたようにクラウドにバックアップされるため、ログインし直すだけで移行されるからです。また、QRコードを利用した移行も可能です。

物理トークンを交換する際は、再度購入し、届くのを待つ必要があります。

複数アカウント対応

認証アプリは、複数アカウントに対応しており、一台のスマホで複数のアカウントのワンタイムパスワードを管理できます。

物理トークンは、一アカウントにつき一個要ります。

コレクション性

認証アプリはただのアプリなので、特にコレクション性はありません。

物理トークンは、スライム柄やDQ10バージョンが売られています。キーホルダーのようなグッズであり、コレクション性があると言えます。
ただし、2023年8月26日現在品切れ中です。今後再販されるかはわかりません。

■■■　スライムバージョン

■■■　DQ10バージョン

携帯性

ネットカフェなどで遊ぶ場合、持ち運ぶ必要があります。
持ち運びやすさはどちらも同じです。

スマホは常時持ち歩いている人が多いでしょうが、個人的に物理トークンは家に忘れてしまいそうです。

見やすさ

個人的には、物理トークンの数字より認証アプリの方が見やすく感じます。
スマホの機種にも影響されると思います。

認証アプリはどんな種類があるの？

最も有名なのは、Googleやマイクロソフトが作っているアプリです。
これら以外にもありますが、このふたつのどちらかを選んでおけば間違いないと思います。

なお、スクエニ以外の各種ネットサービスで使用できる場面も多々あります。

Googleのとマイクロソフトのはどう違うの？

機能はほぼ同じです。
どちらもクラウドにバックアップできます。

使い勝手の面で微妙に違うのは、

• マイクロソフトのはGoogleより番号表示まで1タップ多く必要。

• マイクロソフトのは生体認証しないと起動できない設定にできる。

• マイクロソフトのは、1タップで番号をコピーできる。Googleのは長押し。

です。ただし、AndroidやiOSの違い、また、各OSのバージョンによって異なる可能性もあります。

移行も簡単なので、どちらかを試して使いづらいようならもう片方を使うのでよいと思います。

どうやって登録すればいいの？

↓　ここに詳しく書いてあります。

簡単に言うと、こんな感じです。

1. スクエニアカウントにログイン

2. 二段階認証のページを開いてQRコードを表示

3. 認証アプリを起動してQRコードを読み取る

4. 確認のため、一回ワンタイムパスワードを入力してみる

5. 強制解除パスワードをメモする

おわりに

強制解除パスワードは必ずメモしましょう！

見出し画像に使用したのは、DQ10のゲーム機能で撮影したスクショです。

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