見出し画像

セラピストとクライアントと現実創造

POF理論で大事なことのひとつに、セラピストとクライアントとの位置関係がある(全ての自分と自分以外との関わり)。

それは、どんなふうに自分が現実を捉えているのか?という部分とダイレクトにつながっている。1対1の関係性ではなく、そこに立ち上がるすべての概念が、自分の魂の表現(時間軸なしのという意味)となり、そこが観測者の現実創造となっている。

全ての自分と自分以外との関わりなのだが、クライアントをどのような位置づけにセットするかによって、自分の位置もおのずと決まる。

だからこそ、自分がどのような位置に立つのか、クライアントをどのような位置に立たせるのかは、常に常に自分の創造において注意深くありたいと思う。

例えば、施術をする側が、「何かをしてあげる」ということの「結果」に左右されていたら、クライアントの表現をコントロールするだろう。こちらの意図通りに受け取ってもらいたいとするし、「何かをしてあげる」「感謝される」それ以外のやりとり以外を受け取ることに恐れを抱く。

自由な感覚の表現をそのままに受け取る場をセットするからこそ、ニュートラルがクライアントをニュートラルにするのであって、そこでコントロールがちょっとでも生まれていたら、【力づくで変化する・させられる】という上下・優劣の創造を、自らが行っていることになり、それをどこかで自分が体験するだろう。

つまりその核の部分が、クライアントの役柄を創り、クライアントを自分の世界に登場させることに繋がる。

大事なのは、位置関係。自分がそのクライアントの言葉すら創っているという位置に立つことが重要で、そこでどのような学びを得るのか?という空間の全てを自分の人生を創る一歩にしていくスタンスが欲しいところだ。


次の一歩を常に踏み出すための時間。

だからこそ、そこで起こることに常にニュートラルであり、すべてを受容し、自分の在りたい波動で一歩を歩くことができる。


何かのせい、何かのおかげ、その世界をインプットする時間ではなく、クライアント自身にも、自己創造の位置に立っている前提で関わっていくことが強いサポートになる。


何か自分以外のものに影響力があり、自分がそこに揺れ動くというセットをし続けることが、病氣等の問題を生み出す大元であるということを知ることが重要だ。

「何かにやられる」というそのストーリーが、すでに防御・闘いモードに自分をセットし、そこで体内エネルギーが生み出される。外側に力を与えないことが大事だ。


そのようなセラピストが創造者の位置に立つことの重要性を知っていても、これを現実の今と連動させるのは、強い意志が必要になるかもしれない。

状況を捉えて、自分の意味づけでそれにエネルギーを注ぐ自分に氣づきたい。


例えば、「何かにやられる」というその位置を、ずっと表現している人がいる。「ここを変えたら、こうなるのに」という思いが湧き上がる。もうその時点で、自分は外側に影響を受け、自分が揺さぶられる位置にいることに氣づくタイミングが起きているのだ。

自分がそれを創造している。その位置に戻り、『自分はどの世界を創造するのか?』という【一歩】を、今までの反射ではないところで踏み出す分岐点なのだ。


どうしても変えたくなる衝動は生み出される。でも変えるのは、外ではなく、自分の一歩なのだよ。それをどのように捉えるのか?という認識の方なのだよ。自分の住みたい世界に住むために、その映像を創ったのなら、住みたい世界にエネルギーを注ぐことが、その映像の役割だ。


新しい世界のその人は、どんな表情で過ごしている役割を与えたい?そこでのその人と関わっている自分を、ここで一歩にしていくんだよ。


かわいそうなその人をかわいそうな役柄のままに関わることが一般的だろう。でもそれが自己創造だとして、観測者の世界を新しくするために登場してくれていたとしたら、その役割を受け取ることがその人を、その役割を、変化させることに繋がる。

全ては観測者の観ている世界。そこには自他はいない。ただただ自分の持つルールだけが存在し、それが目の前に映し出される。そして映し出されたものは、解放されるか、固定されるか、観測者によって選ばれる。


POF理論の核のひとつ。

自他のない世界。愛フィールド。自己創造の位置。

上下、優劣のない世界。問題のない世界。

そこでの表現者がCOSMIC ARTISTだ。



#POF理論


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?