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病氣とPOF理論 ①はじめに

POF理論とは、あらゆる方法論のコアの寄せ集め。ベストセラーとなっている書籍の哲学の部分を基に、わたしたちの体験はどんなしくみになっているのか?をまとめたものである。

POFとは「part of fortune」幸運の領域のことである。

数々の成功法則には、ある種の規則性があることに氣づくことも多いと思う、ただしそこで一番の核となっている部分は、「例え表現されていたとしても」読者がキャッチできない全く違う層にある。

この現実の捉え方をぐるっと変更することによって、その核を読み取れる。だからこそ【生き方を変える】と強く意図した者だけが、その捉え方を変えるスタートに立つだろう。


ある意味、病氣は、そのスタートに立つ最高のきっかけとなる。「生きるか死ぬか」と感じることができるのは、個人の主観によるものだけれど、「死」を感じることにより、全く新しい「生」を感じられる転換期を迎えたことになる。

だからこそ、その全く新しい「生」の準備ができた人が、【病氣】というきっかけを自分自身で創るのかもしれない。

それをジャンプ台にして、今までとは違う体験をするために。



※昨日は、一定期間アウトプット全てをやめて、「役に立たない自分」に飛び込んでみようと決めたが、そのあと、ずっと患者当事者のブログ徘徊の現実を起こした。わたしも数年病棟看護師だったので、その様子はありありと感じられる。


妊娠中は問題なく経過していたが、仮死状態で生まれ、その後数か月のNICU管理のもとに亡くなったベビーの記録、特に13歳差の兄が弟を抱っこできたのは、死後退院のときで、何もできなかった自分の無価値観で現在不登校になっている事実。病児の兄弟のケアがものすごく大事なことをわたしも知っている。母が、薄れる記憶を残したいという思いで書いているもの。

また、直腸がん発覚後半年で亡くなった方の記録、前日までブログ更新。最後にご家族の方による、葬儀の連絡で終わっていた。数日前の出来事。

また、卵巣がんで現在も治療している若い女性の記録。ウィッグとつけまつげを駆使して、外出の工夫や「女でありたい」という部分を強く表現していた。臓器は摘出している。彼氏がいるからこそ、「女である」という部分とこれからの「生」で揺れている。たぶんファッション関係の「女性」を一般より身近に感じるお仕事。

また、不妊治療の方のブログ、毎月のあれこれなど心の動きと治療・治療費のすべてが書かれてある。


それら、当事者の感情に触れる時間を過ごしていた。

なぜ、いきなり、その世界が昨日開いたのか。


「役に立たない自分をやろう」と決めたからかなとも思う。

病氣との関連で強いものは、「役に立つ」という感覚なのかもしれないと思っている。

【こんな状態でも、何かのためになるかもしれない】そんな思いからブログを書く方が圧倒的に多い。

でももし、そこに自分のエネルギーを注いでいたとしたら、役に立つ感覚があればあるほどに、困っている人のヒントになればなるほどに、「ネタ」を創り続けるというしくみも、あると思っている。

しくみに氣づくために、どんどんと症状が増してくることを、わたしは体験している。


つづく

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