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御手の中で〜とある老司祭の生涯‥20

〈2011年3月の終わり、西日本のとある市で一人“孤独死”を遂げていた実在した老司祭が書き残していた回顧録を基に、イメージを膨らませたフィクション。きょうで20回目になりました。。東日本大震災の直後と思われる東北の被災地で不思議な縁に導かれて出会った司祭と一人の女性、一人の青年が、女性のいなくなった娘をなんとか3人で探し出すというストーリー。ちょうど震災前、お互いに心がすれ違い、居場所すら分からなくなっていた母と娘。そこへ起きた大きな天変地異はまるで母娘の気持ちを再び一つにさせようとしたかのようで、母は2人の力を得て娘をなんとか探し出そうと懸命になります。しかし、やっと見つけたとき、彼女はまるで幼子が安らかに眠っているかのように身動きもせず冷たくなっていました。なんとか、なんとか生きていて、生き返ってほしい。。母はもちろん、司祭も青年もそう願います。聖書の中で、一度は死んだ娘が生き返る奇跡の話があるように、彼女も生きて立ち上がることができるのか。。20回目は母の切なる祈りに始まり、老司祭のこれで最期とも言える長い長い祈りに続きます。。〉

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