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ブーケの上にふんわりオーキッド🤍ブリスベン花屋で学んだこと

こんにちは、ブリスベンフローリストのYukinaです💐

noteに自分の記録として、私が現在働いているお花屋さんで学んできたこと、学んでいることを書き留めていこうと思います。

マガジンに記事をためていこうと思います✨

ブーケの上にふんわりオーキッド🤍

私たちのお花屋さん、Maison Fleurでは、ブーケに切り花の蘭を扱っています。

切り花の蘭をテーブルアレンジメントなどの中に加えることもあれば、蘭だけのブーケにしたり…。

お店の中で1番多い蘭の使い方は、ブーケやアレンジメントに蘭のお花をふわっとのせることです。

蘭のお花を加えたブーケ

のせるってなに?って思う方もいるかもしれません。

ブーケやアレンジメントに蘭のお花のみをブーケやアレンジメントを作り終わった後に加えることです。

切り花の蘭、一本を全て使い切る場合は、わざわざお花だけを切り離すことはありません。その長い茎をそのまま使えばいいわけですが…..

写真のように蘭のお花のみを1個だけ、2個だけ….
必要に応じてカットして使用することが多くあります。

私はこの蘭の使い方は、Maison Fleurのブーケのシグニチャーのひとつになっているのではないかなと思ってます😌

蘭はどのようにブーケやアレンジメントに入れ込むのか?

お客様にも隠すようなことはしていないので、この場でもどのように蘭のお花のみをブーケやアレンジメントに入れ込んでいるのかをご紹介します。

蘭の花を保水できるようにします

Water vial (ウォーターヴァイル)に水を入れ、蘭のお花がお水を吸えるようにします。

ウォーターヴァイルとは、プラスチックの小さな小瓶にゴム状の蓋がつけられるもの(蓋には真ん中に小さな穴が空いていて茎をさすことができる)。

ウォーターヴァイルに太めのワイヤーをつけ、フローラルテープで巻いたものが上記の写真のものです。

ブーケにのせる蘭のお花、きをつけるべきこと?

ブーケに蘭のお花を加える時、気をつけて欲しいと言われたことがあります。

  1. 蘭の向き

  2. ウォーターヴァイルについたワイヤーを差し込む方向

  3. バラなどのお花の上に被せないこと

以上の3点。

1.蘭の向き

蘭のお花の形をよく見てみると…

こちらの蘭のクルッと上から下にカールしているところがlip(中央弁)とよばれます。

このリップを必ず、ブーケの中心にむけること。

ブーケを見た時の視線が、どうしても蘭にいきます。ブーケに蘭がはいったとしてもブーケの全体的なバランスを良くするために、リップを内側に向けるようにしています。

2.ウォーターヴァイルのワイヤーの刺し方

ウォーターヴァイルについたワイヤーをブーケの中に差し込んで、蘭のお花がブーケの上にのる形になります。

ワイヤーがブーケを束ねた方向とは逆の方向に差してしまうと、うまくワイヤーが刺さらないことでヴァイルが不安定な状態になる、ブーケから蘭が浮きすぎてしまう..などの問題が出ます。

螺旋状に束ねられたブーケの茎の向きの方向にワイヤーをさしこんでいます。

3.蘭のお花を差し込む位置

蘭のお花を差し込む位置は、ブーケのセンターから基本的に少しズレた位置、かつグリーンが比較的に目立つ部分に差し込みます。

ブーケの真ん中にメインがどどん!と置かれているとそこにしか視線がいかなくなってしまうし、バランスが悪く見えます。

他のお花の上に被るようにして、蘭を乗せる場合は、バラ、芍薬などのお花の上に被せることはしません。

お客様に見ていただきたいメインのお花のお顔は、隠さずに見ていただけるように蘭のお花を配置します。

そして、ブーケの大きさによって、蘭のお花を1こだけではなく、2こ、3こと増やしたりして全体のバランスをとるようにしています。


本日つくったブーケにも蘭のお花を

蘭のお花だけをブーケに取り入れるだけで、もともと可愛い、綺麗なブーケがもっともっと素敵になる。

魔法みたいだなぁと思っています🫧

切り花の蘭だけでなく、鉢植えの蘭があるけれど、鉢植えとしては販売できない(ダメージがあって鉢植えでは販売できないけど、蘭のお花には問題ない)蘭を使用することもできます。

お花屋さんとしてもロスを減らすとができます。

良いことしかない!と思うのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

Yukina 💫

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